モトローラの最新SIMフリースマホはコスパ最強!
&GP / 2018年6月8日 7時30分
モトローラの最新SIMフリースマホはコスパ最強!
モトローラがSIMフリースマートフォンの新モデルを発表しました。主力のミドルレンジ「Gシリーズ」の最新モデル「moto g6」と「moto g6 plus」。そして、エントリーモデルの「moto e5」の3機種です。
■1万円台で指紋センサーも搭載「moto e5」
「moto e5」は、5.7インチのHD+ディスプレイを搭載し、CPUは1.4GHz×4コア、RAMは2GBというライトユーザー向けのモデル。カメラは背面が1300万画素で、前面が500万画素と、日常使いには十分なスペックを備えています。4000mAhのバッテリーを搭載しているので、電池持ちの良さにも期待できそうです。
▲エントリーモデルながら18:9の縦長ディスプレイを搭載するmoto e5
最大の特徴は、ズバリ価格です。なんと1万8500円(税別)で買えちゃうんです! エントリーモデルとはいえ、昨今のトレンドである縦横比18:9のワイドディスプレイを搭載し、背面には指紋センサーも備えています。国内3キャリアのネットワークに対応し、デュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)にも対応。ヘビーユーザーの2台目としてもアリでしょう。
▲カラバリはファインゴールドとフラッシュグレーの2色。背面のMotorolaロゴに指紋センサーを搭載
■「moto g6」と「moto g6 plus」はココが違う!
5.7インチのフルHD+ディスプレイを搭載する「moto g6」と、5.94インチのフルHD+ディスプレイを搭載する「moto g6 plus」は、どちらも撮影機能を強化したデュアルカメラを搭載していることが特徴。パッと見の印象が近い兄弟モデルなので、まずは2モデルの差分を確認しておきましょう。
▲右がmoto g6で、左がmoto g6 plus。デザインは共通で、ボディカラーはディープインディゴのみ
▲背面はガラスを用いたリッチな質感。1200万画素+500万画素のデュアルカメラを搭載
g6 plusのほうが画面が大きいだけでなく、CPUのスペックが高く、メモリも大容量で、カメラはより明るいレンズを採用しています。そのため、g6 plusのほうが、オートフォーカスが速く、暗所での撮影に強いというメリットもあります。
価格は、moto g6が2万8800円(税別)で、moto g6 plusが3万8800円(税別)。この差分に1万円の価値があるの否か? その判断で選択肢は分かれるでしょう。
■さっそく「moto g6 plus」のカメラで撮ってみました!
筆者は、発売に先駆けて、最上位モデルのmoto g6 plusを使わせてもらいました。その使用感について、率直な感想を述べさせていただきます。
まず、デザインをチェック。背面パネルには曲面ガラスを用いて、光のあたり方によって表情が変わり、手触りもリッチな印象。モトローラのラインナップの中でGシリーズは、Zシリーズ、Xシリーズに続くミドルレンジですが、ボディの材質や質感は上位モデルに引けを取らないでしょう。
▲ミドルレンジだが、リッチな質感
16:9の縦長ディスプレイは、画面サイズのわりには横幅が約75.5mmとスリム。背面がラウンド形状になっているので手に馴染みやすく、持ちやすい印象です。動作性もキビキビしています。従来のモトローラ製スマホで人気の“振ってライトを点灯” “ひねってカメラを起動”といった便利なショートカットも健在です。
▲5.94インチのディスプレイの視認性も上々
▲便利に使える「Motoアクション」は、moto g6/g6 plus共通の機能
1200万画素+500万画素のデュアルカメラは、ふたつのレンズのより深度を計測できるため、手前にピントを合わせて背景をぼかしたり、逆に後方にピントを合わせて手前をぼかすといったことも可能。撮影するときに画面でボケを確認できるのでわかりやすく、また、撮影後にピントを合わせる位置やボケの度合いを変えることもできます。これ、とても便利ですよ。
▲「ポートレート」モードで撮ると、深度が有効になり、背景をぼかして撮影可能
▲指定した色をだけを残す「スポットカラー」での撮影も楽しめる
さて、肝心の撮影画質ですが、本音を言えば「及第点」といったところ。いや、3万円台のスマホですからね、ここまで撮れたら十分なんですが、今夏はカメラがすごいハイエンドモデルが続々とリリースされるので、どうしても比較してしまいます。日中に撮影するスナップの画質は、上位モデルと比べて遜色はないと思いますが、夜景など暗い場所での撮影画質は「もっと鮮明に撮れる機種もあるしなぁ」というのが本音です。
▲明るい場所ではシャープな画質で撮れる
▲屋内で料理を撮影した作例
▲夜景も結構明るく撮れるが、手前の木が暗くつぶれてしまったのだけは残念
インカメラは「及第点以上」だと思います。自動でも手動でも設定できるビューティモードがあるのですが、やりすぎずナチュラルに補正してくれるので、男でも活用できそうです。前面にもLEDフラッシュがついていて、夜景を背にして自撮りしたいときに重宝しそうです。このフラッシュの光量も絶妙というか、ちょうどいい感じでした。
▲フラッシュオフで撮影した作例
▲フラッシュオンで撮影した作例
■顔認証や「Dolby Audio」も満足必至!
moto g6/g6 plusに共通する機能ですが、指紋認証と顔認証の両方を使えるのも魅力。個人的には、顔認証のほうがスピーディーで便利だと感じましたが、暗い場所などで、顔での認証に失敗した場合には、指紋でロックを解除ができるわけです。逆に、指紋認証をメインで使う人にとっても、手袋を着けている時に顔認証を使えます。
▲指紋センサーはディスプレイの下に搭載
もうひとつ個人的に気に入ったのが「Dolby Audio」。ドルビー社が提供する高音質化技術ですが、これをオンにするだけで、音質にぐ〜んと変わります。音に厚みが出て、ボリュームも若干大きくなります。イコライザー機能で、自分好みの音質にも調整できます。3万台のスマホで、内蔵スピーカーでもこんなにいい音で聴けるスマホはなかったかも…なんて思ったりしました。
▲自分好みの音質にカスタマイズできる「Dolby Audio」
moto g6、moto g6 plus、moto e5の3モデルは、6月8日発売です。予算に応じて、好みのモデルを選んでくださいね。
>> モトローラ
(取材・文/村元正剛)
iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。
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