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ガジェット男子のカバンの中身_ブランディングスタイリスト・小野田史さん&bPrBEAMSディレクター・山口真吾さん

&GP / 2018年6月30日 23時0分

写真

ガジェット男子のカバンの中身_ブランディングスタイリスト・小野田史さん&bPrBEAMSディレクター・山口真吾さん

その昔から「使っている道具を見れば、その人がわかる」なんて言われるように、 時に道具は持ち主の性格やライフスタイルを如実に表す鏡でもある。となれば個性豊かな業界人の皆さんは、さぞかし面白い道具を持ち歩いているハズ! というワケで、ファッションやマスコミ業界から芸能人に話題のプロゲーマーまで、多種多様な皆さんのバッグとその中身を突撃ウォッチング。モノ選びのコダワリと付き合い方から、十人十色の“その人らしさ”が見えてきた。

今回はファッション業界で活躍する、ブランディングスタイリスト・小野田史さんとbPrBEAMSディレクター・山口真吾さんのカバンの中身を見せてもらった。

<小野田史さんのカバンの中身>

① エルメスのケース
コインケースや財布などを入れて持ち運びやすいケース。程よいサイズなのでバッグとして利用している。

② エルメスの財布
無個性の中に強い個性を感じて購入した財布。レザーの質感が特にお気に入り。

③ラミーのボールペン
柔らかい三角の軸が手に馴染み書きやすい。

④ カランダッシュ エクリドール シルバー925
継ぎ目のない成形で書くことに集中できるシルバー製のボールペン。

⑤ 車のキー
愛車の外装も黒。

⑥ iPhone
原型を崩さずにiPhoneを守ってくれる純正カバーを使用。

⑦ エルメスのカードケース/⑧ エルメスのコインケース
縫い目がなく折り紙のような作りがポイント。

⑨無印良品のらくがき帳/⑩GOOD DESIGN SHOP COMME des GARÇONSD&DEPARTMENT PROJECTのレザーケース
打ち合わせやプレゼンでは、図や絵を描くことが多く、無地ノートは欠かせない。

■個性とは、どこまでも無個性でいられるかということ

ファッション関連のスタイリング、ディレクション、コンサルティングを手がける小野田さん。これまで当然、ファッションアイテムを中心に、さまざまな物を使ってきた。そうした経験を経て辿り着いたのが、上質感とシンプルさを極めた品々だったという。

「エルメスが多いのですが、このアノニマス(匿名)な感じが気に入っています。従来、ファッションでは目立たせて個性を出すことが重視されてきたと思います。けれど僕にとって個性とは、どこまで無個性でいられるかということです。無個性を追求することで出てくる個性を僕は大切にしています」

例えば無個性に見えるエルメスのケース(実はiPadケース)。一般的には四角に近い形でデザインされたり、差し色を入れたりされがちだが、このケースは、一角だけを他辺と比べて大きくラウンドさせている。

「一見、無個性なまでにシンプルですが、実はそこに確固たる主張が感じられる。人って、要素が少なければ少ないほど、ディテールまでしっかりと見るものです。そうした点は、自分のスタイリングにも共通するところです。持っていると心地よいというか、すごく共感できます」

●ブランディングスタイリスト_小野田 史さん
ファッションスタイリストとして、宣伝広告、国内外のファッション誌・出版物、著名人のスタイリングを行うほか、ファッション関連のディレクション及びコンサルティングを手掛ける。

<山口真吾さんのカバンの中身>

①サリーズのレジ袋(50枚入り)(2268円 ビームス メン 渋谷)

②ティンバックツー×ビームスの別注スカムバッグズ(2万9700円 ビームス メン 渋谷)

③紀ノ国屋のジップロック

④ビームスのジッポーライター 3024円(ビームス メン 渋谷)

⑤ソウリンの電子タバコ

⑥ アンビーのイヤホン(1万2960円 ビームス メン 渋谷)

⑦ サリーズのパスホルダー (2030円 ビームス メン 渋谷)

⑧ジンズのPCメガネ

⑨ ホイットニー美術館の水筒

⑩ サリーズのウォレット(2916円 ビームス メン 渋谷)

⑪ エポック ブックゲームシリーズのバックギャモン

⑫ ニュー・ミュージアム・オブ・コンテンポラリー・アートの折りたたみ傘

■なるべく身軽でいたいので旅先のバッグはレジ袋(笑)

オフは手ブラ派という彼に、今回は海外出張時のバッグと中身を見せてもらった。「出張は展示会や買い付けがメイン。なので現地では、ビニール素材の使い捨てバッグに必要最低限のモノだけで、なるべく身軽になるようにはしています」

そう話しながら広げたバッグの中身は、どれも話のネタになりそうな個性的なモノばかり。「小物の場合、良いモノと永く付き合う事が多いと思いますが、今はその真逆でチープ&キッチュなモノが気になります」

ビームス内でさまざまなアパレル部署を経験してきた彼は、新たに雑貨を担当することになった際に、今に繋がるモノ選びの感覚を先輩らから学んだと言う。

「もともとはビジュアル重視だったのが、自分で使って比べて選ぶように変わりました。すると自分の中でのモノ選びの基準もアップデートされていき、日常生活も楽になって。そうやって多彩なジャンルのモノに目を向けることが人生を豊かにするのだと教わったんです」

チープ&キッチュを愛する〝モノ好き” でいながら溜めたくないというミニマリストがゆえ、新しいモノを手に入れたら、古いモノはドンドン手放してしまう山口さん。また半年後にはこのラインナップも、全く違ったものになっていることだろう。

●bPrBEAMSディレクター_山口真吾さん
生活雑貨やステーショナリ ー、アクセサリーなどのセレクトやプロダクト企画を行うレーベル、bPrビームスでディレクションとバイイングを担当。独自の審美眼は注目の的。

 

本記事の内容はGoodsPress7月号100-101ページに掲載されています

(取材・文/富永トミー 修朗 河原塚 英信 写真/下城英悟(Green) 地藤 悠)

 

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