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【運転上手への道⑤】苦手な人必見! 安全な縦列駐車4つのポイント

&GP / 2018年6月30日 18時0分

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【運転上手への道⑤】苦手な人必見! 安全な縦列駐車4つのポイント

トヨタの交通安全センター「モビリタ」で学んだ内容をもとに運転上達のためのエッセンスをお伝えするこの連載。最終回の今回は苦手な人が多いであろう縦列駐車のポイントを紹介する。

筆者もそうだったが、縦列駐車のやり方は教習所で習っているはずだが、そのポイントはきちんと覚えている人は少ないだろう。この機会に学び直して、街中で縦列駐車をする際に活かしてもらいたい。

縦列駐車の場合、駐車の枠が示されていない場所も多いので、駐車の前にその場所に“駐められるか”を判断することが重要。物理的には乗っているクルマの全長の1.5倍程度の隙間があれば駐めることは可能だが、不慣れな人は自車の2倍程度の空間があったほうが余裕を持って駐車できるだろう。それ以上の空間があいているようなら、フロントからでも駐車が可能だが、今回は隙間が狭くても駐車できるバックで駐める方法を紹介する。

 

【ポイント①】前のクルマとほぼ平行になるように停める

前回の駐車のポイントでも触れたが、縦列駐車の場合も重要なのはバックする前の車体位置だ。縦列駐車の場合、前のクルマとほぼ平行になる位置(自車が少しだけ前に出る位置でもOK)に自分のクルマを停めるのがポイント。

横のクルマとの位置関係は道の幅などによっても異なるが、上の写真くらい開いているのが理想だ。この位置にクルマを停めたら、ギアをバックに入れ、ハンドルを左に切りながらバックする。

 

【ポイント②】Bピラーと前のクルマが重なるまでハンドルを切ってバック

ハンドルを切りながら、どこまでバックするかの目安はいくつか存在するが、今回教わったのは前車の後端がBピラー(前席と後席の間にあるピラー。存在しないクルマの場合は、フロントドアの後端を目安にする)と重なる位置まで来たらハンドルを真っ直ぐに戻すこと。

そしてそのまま真っ直ぐにバックしよう。その際、アクセルを踏むとバックしすぎてしまうこともあるので、AT車の場合はクリープ現象を利用してゆっくり後退しよう。

 

【ポイント③】前車に当たらない位置に来たらハンドルを逆に切る

ハンドルを真っ直ぐのままバックしたら、今度はハンドルを逆の右に切る必要がある。ハンドルを切るタイミングは、車体のサイズやどれくらいの空間があるかにもよるが、ハンドルを右に切っても前のクルマに当たらない位置とおぼえておけばいい。

上の写真くらいの隙間があれば、ハンドルを切っても前のクルマに接触することはない。このままハンドルを右に切ってバックすれば、前後のクルマと平行に駐車できる。

 

【ポイント④】目視も活用して位置を調整

ミラーと目視を使って周囲の安全確認を行う重要性は、駐車の回でも触れたが、前後にクルマが駐まっていて、側方にはガードレールも存在する縦列駐車の場合、より周囲に目を配る必要がある。

ハンドルを切るタイミングが遅かったりすると、前後のクルマには接触しなくてもガードレールとの隙間がギリギリになってしまうこともあるので、そうなったら潔く最初の位置に戻ってやり直したほうがいい。無理に修正しようとすると、前後にも動けなくなってしまうこともあるからだ。

*  *  *

この連載では、普段の運転で役立つポイントに絞って紹介してきたが、モビリタでは今回紹介した以外にもスラローム走行やアルコールに酔った状態を再現したゴーグルを使っての走行など、安全運転に役立つさまざまなメニューを体験できる。特に滑りやすい路面でのブレーキングやスラローム走行など、普段はなかなか体験できないメニューもあるので、一度体験しておくと実際に雪道などを走行する際に余計な緊張をしなくて済むだろう。

また、モビリタのある富士スピードウェイまで足を運ぶ余裕のない人は、東京お台場にあるメガウェブでも脱ペーパードライバーのための講習を受けることが可能だ。スケジュールはメガウェブのWebサイトでも確認できるので、興味のある人はチェックしてみてほしい。

▼取材協力:トヨタ 交通安全センター モビリタ

▲インストラクターの大塚哲史さん(写真右)と芹沢一徹さん

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(取材・文/増谷茂樹 写真/松川忍)

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