クラウン&カローラだけじゃない!40年以上続く老舗モデル【トヨタ/日産編】

&GP / 2018年7月5日 18時0分

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クラウン&カローラだけじゃない!40年以上続く老舗モデル【トヨタ/日産編】

クラウンとカローラスポーツ、トヨタを代表する老舗ブランドのニューモデルが6月26日に発表されました。クラウンは1955年に初代が登場し、最新モデルは15代目。カローラは1966年に初代が登場し、最新モデルのカローラスポーツ(欧州ではオーリスとして展開)は12代目のカローラとなります。

▲新型クラウン

新型クラウンはアスリートとロイヤルを統合して1系統に。そして5ナンバーが定石だったカローラが、新型カローラスポーツでは全幅1790mmの3ナンバーになっています(新型クラウンの全幅は1800mmなので、なんとクラウンとほとんど変わりません)。

時代に合わせてコンセプトなどを変更しつつも、ひとつのブランドを長く継続させる。これは並大抵のことではありません。事実、自動車のように開発に莫大な費用がかかる製品でも、数代、あるいは1代きりで姿を消したりブランドを変更するものは少なくありません。

▲新型カローラスポーツ

一方、63年続くクラウンブランド、52年続くカローラブランド以外にも、長く続くブランドは存在します。長く続いているということは、使い勝手が良かったり、機能が優れていたりなど、多くの人に愛され続ける理由があるもの。そこで、ブランドネーミングが40年以上使われるモデルを集めてみました。

■トヨタ ランドクルーザー(1954年~)

▲トヨタジープBJ型

トヨタがジープに対抗する軍用車両の試作車「トヨタジープBJ型」を完成させたのは1951年。そして1953年には量産が始まります。しかしジープという名称がウィリス・オーバーランド社がもつ商標に抵触することから、1954年にランドクルーザーと改名されました。

▲20系ランドクルーザー

’55年には20系ランドクルーザーにモデルチェンジ。そして’60年には40系にモデルチェンジします。40系は’84年まで24年に渡り製造されました。

▲70系ランドクルーザー

そして1984年には70系にモデルチェンジ。日本では2004年まで販売されました。日本での販売終了後も海外では販売を継続。そして2014年、ランクル70の30周年記念として限定発売されます。一度発売が終了したモデルが10年以上経ってから再発売になるのは異例で、マニアが殺到。復刻版ランクル70の中古車は現在でも高値で取引されています。

▲80系ランドクルーザー

ランクルにはもうひとつ、ワゴン系統があります。40系のロングホイールベース版であるFJ45が1967年に50系にスイッチ。そして’80年には本格的なワゴン版として60系が誕生します。ワゴン版はその後、80系(1989年)、100系(1998年)、現行型の200系(2007年)へと進化。代を重ねるごとにプレミアム性が増しています。また、ライト系と呼ばれるランドクルーザープラドは1990年から続いています。

▲現行型(200系)ランドクルーザー

ランドクルーザー最大の性能は、どんな道、どんな環境でも走破できる走破性と絶大なる信頼性。これがあるからこそ、世界の過酷な環境で選ばれるモデルとなっているのです。先日、某誌でハイラックスのチーフエンジニアがこんなことを言っていました。

「炭鉱で働く人たちをちゃんと炭鉱まで送り届けるのがハイラックスの役目。そして炭鉱内部というもっとも過酷な環境で働くのがランクル70の役目である」

■トヨタ ハイラックス(1968年~)

▲初代ハイラックス

ランドクルーザーと並ぶトヨタの4WDの老舗が、ピックアップトラックのハイラックスです。初代ハイラックスは1968年にブリスカとライトスタウトの統合後継モデルとして登場。アメリカではトヨタトラックという名前で販売されました。

▲3代目ハイラックス

ハイラックスといえば、屈強な4WDというイメージがあります。でも初期の頃は2WDのみの設定で、4WDは3代目の途中(1979年)で追加されました。また、後部座席を備えるダブルキャブが設定されたのも3代目からになります。

▲8代目(現行型)ハイラックス

日本ではだんだんとピックアップトラックの需要が減っていきます。そして2004年、7代目へのフルモデルチェンジタイミングで日本では発売されなくなりました。

しかし仕事でどうしてもピックアップトラックを使用しなくてはならない人から再発売を望む声が上がり、2017年、8代目ハイラックスが日本にも導入されることになったのです。

 

■トヨタハイエース(1967年~)

▲初代ハイエース ワゴン デラックス

ワンボックスの代名詞として、日本だけでなく世界中で支持されるハイエース。人気の秘密は圧倒的な積載量と耐久性の高さでしょう。初代がデビューしたのは1967年。トヨエースの小型版という位置付けでした。そう、ハイエースの始まりはトラックだったのです。同年10月にはワンボックスのワゴン、翌年にはデリバリー版が追加されます。

▲3代目ハイエース ワゴン スーパーカスタム

初代は丸目4灯でしたが、1977年に登場した2代目は丸目2灯に。その愛らしいルックスに多くのファンがつきました。1982年にデビューした3代目は2代目と対照的に縦目の角目になりました。3代目は電動サンルーフやデジタルメーターなどを装備し、高級ワゴンとして支持されたのです。

▲4代目目ハイエース ワゴン スーパーカスタム

4代目は1989年から2004年まで15年に渡り製造されました。さらに1999年のマイナーチェンジで兄弟車のレジアスエースが登場。以降、現在までハイエースとレジアスエースの2系統が販売されています。

▲現行型ハイエース ワゴン

2004年にデビューした現行型もロングライフモデルになっています。現行型はワゴン、バン(ルートバンを含む)、コミューターが用意され、ボディは幅、長さ、高さともに多彩なラインナップとなっています。

■日産 NV350キャラバン(1973年~)

▲初代キャラバン

トヨタハイエースと並び、ワンボックスカーの代表格であるNV350キャラバン。商用利用はもちろん、キャンピングカーのベース車、サーフィンやカートなどのスポーツを楽しむ人からも人気です。

▲2代目キャラバン(ハイルーフ仕様)

初代がデビューした1973年から先代まではキャラバンという名称が使われていましたが、現行型へとモデルチェンジした2012年に車名を変更。でも、キャラバンというブランド名は残っています。

▲現行型NV350キャラバン(シリーズ通算5代目)

日産にはキャラバンより歴史が古いホーミーというワンボックスカーもありました。ホーミーは日産と合併する前からプリンス自動車工業が製造していたモデルで、1976年にデビューした2代目からキャラバンの姉妹車となり、1999年にキャラバンに吸収されてホーミーというブランド名は消滅しました。

ちなみに、アルファード/ヴェルファイアのライバルであるエルグランドは、もともとはキャラバンエルグランド/ホーミーエルグランドという名称でした。そして1999年のマイナーチェンジで車名からキャラバン/ホーミーの名称が消えたのです。

 

(文/高橋 満<ブリッジマン>)

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