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最近、本読みましたか?「親子の日」を読書のきっかけにしてみては

&GP / 2018年7月18日 15時0分

写真

最近、本読みましたか?「親子の日」を読書のきっかけにしてみては

「親子の日」って知ってますか? アメリカ人写真家ブルース・オズボーン氏が「年に一度、親と子がともに向かい合う日があったっていい。その日を通じて親子の絆が強められたら素晴らしい」と考え2003年に制定されたもので、毎年7月の第4日曜を「親子の日」と定め、さまざまな活動が行われています。

オズボーン氏は写真で親子の絆を深める活動を行っていますが、日本でも写真だけでなくさまざまな活動が行われています。そして今年、日本では「親子の日に本を贈ろう」という新たな活動が始まりました。

親が日ごろ、なかなか言葉にして伝えられない想いを“一冊の本”に込めて子どもに贈ろうという新たな習慣の提案となるこの活動。

たしかに、親子間の会話がほとんどない、会話するタイミングが難しい…、子どもに面と向かって何か言うのはちょっと恥ずかしい…、そんな理由で伝えたい想いを伝えられずにいるお父さんお母さんもいるのでは。だったら、その想いを本で伝えようというこの試み。もしちょっとでも「それいいかも」と思ったら、ぜひ実行してみては。

7月13日に開催された、「親子の日に“本を贈ろう”」記者発表会で、作家の阿刀田高氏は

▲阿刀田高氏

「本には存在感があります。 本を贈るということは、 単純にモノを頂いた以外の喜びもあって、 仮に贈られた子どもがそのときは興味を示さなくても、 その後の人生に全く影響がないとは思いません。 親が自分にその本を託したことは覚えている。 それは本がもつ凄い価値だと思います。 広辞苑を机の上に置いておくだけで、 存在感がある。 子どもはじっとそれをみることで、 “そこにある”ということを訴えかけられるのです」

と本の持つ力について話しました。コメンテーターとしても活躍する新潮社出版部部長の中瀬ゆかり氏も

▲中瀬ゆかり氏

「本を贈られて、それを感じるのは子ども側なので、 本を贈るのに正解はないと思います。映画『プリティ・ウーマン』 でもオペラに行くデートのシーンで“最初に出会う作品の大切さ( 最初に観たオペラ作品がつまらなければオペラ自体を嫌いになって しまう可能性がある)”についてのセリフがありますが、 本も同じで、大人もカッコつけすぎて渡すのではなく、 本当に面白いと思うものを渡せばいいと思います」

と、気負うことなくいいと思った本を贈ればいいとコメント。

最近は、電車で周りを見渡しても、多くの人がスマホに目を向けていて、読書をしている人が少なくなった気がしませんか。もちろん、スマホで読書しているという人もいるかもしれませんが、本を手にする機会は減った人は多いのではないでしょうか。

書店に行き子どもに贈る本を選ぶ。その時、一緒に自分が読みたい本を探してみるというのもいいかもしれません。

記者発表会の最後には「『親子の日』本でつながるプロジェクト」に参画する書店(旭屋書店/リブロ/パルコブックセンター/よむよむ/多田屋/オリオン書房/BOOKSえみたす)の店員さんによる“自身の思い出の一冊”が紹介されました。

・阿刀田高/『ことばのこばこ』、 『俳句歳時記』
・中瀬ゆかり/『こねこのぴっち』
・旭屋書店池袋店:礒部ゆきえ/『わすれられないおくりもの』
・SHIBUYA TSUTAYA:塘慶太/『タイニータイニーハッピー』
・「親子の日」本でつながるプロジェクト株式会社TSUTAYA取締役:杉浦敬太/『SLAM DUNK』
・代官山 蔦屋書店:宮台由美子/『魔女がいっぱい』
・多田屋:永野晋也/『生き方』
・BOOKSえみたす桶川店:檜垣光歩『精霊の守り人』

フェア中に参画書店では、メッセージを自由に書き込めるしおりとオリジナルブックカバーを無料で配布中。普段、言葉にはしづらいメッセージをしおり書き込んで、子どもに本を贈ってみてはいかがでしょうか?

>> 「親子の日」に“本を贈ろう”

 

(文/&GP編集部)

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