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スニーカーのヒモを結ばない日がやってくる?「ナイキ マグ」

&GP / 2015年10月24日 11時15分

スニーカーのヒモを結ばない日がやってくる?「ナイキ マグ」

スニーカーのヒモを結ばない日がやってくる?「ナイキ マグ」

2015年10月21日(日本時間だと22日ということになる)は、1989年に公開された映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」内で、主人公のマーティ・マクフライとドク(エメット・ブラウン博士)がデロリアンに乗ってやってきた30年後の未来の日付。日本でもお台場でデロリアンを再現した車両の走行イベントが行われるなど、ちょっとしたお祭りとなった。

大画面の薄型テレビを使ったビデオ通話、タブレット型のコンピュータ、メガネ型のコミュニケーションツール、自動乾燥機能のついたジャケット、ホバーボードなど「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」の劇中に登場するガジェットは、それがどれだけ実現化されたかと度々話題になる。

■100年続くスニーカーの「シューレース」が変わる?

そしてスニーカー好きにとっての「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のアイコンは「ナイキマグ」だ。映画の序盤、デロリアンが未来に着いた直後にマーティが履いたシューズは、足をシューズにグッと押し込むとバンド状のシューレースが自動で締まってフィットするという仕組みになっている。

スニーカーにはおよそ100年の歴史がある。ケッズがラバーソールのシューズをリリースしたのは1917年、コンバースがバスケットボールシューズとしてオールスターを発売したのも同じく1917年のこと。ゴム底のシューズ自体は1896年に開催されたアテネ五輪で使用されていたため、そこを原点とするならばもう少し長くなる。

スニーカーのアッパーやミッドソール、アウトソールに使われる素材は100年の間に着実に進化をした。現在のランニングシューズは驚くほどのクッション性や反発性を備えているし、アッパーのフィット性、強度、素材によっては防水性も格段に高まったと言える。

しかし、シューレースを使ってシューズを足にフィットさせるという方法は、100年前と変わっていない。もちろんリーボックの「インスタポンプ フューリー」のように空気を使うもの、プーマの「ディスク」のようにワイヤーを使うものなどもあるが、主流はあくまでもシューレース。もし何かの新しいシステムがシューレースに取って代わることができたなら、それは間違いなく歴史に残るイノベーションだ。

2015年時点で実現したアイテムとは言えない「ナイキマグ」だが、2016年春にオークション形式で限定発売し、売上金がすべてパーキンソン病研究機関であるマイケル・J・フォックス財団に寄付されることが発表された。

 

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どこまで映画に登場したシューズに近づいているのか、それがいずれスニーカーのフィッティングシステムを変えることになるかは分からないが、きっと未来を感じさせてくれるシューズであるに違いない。

(文/神津文人)

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