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暗所でも写真や動画がバッチリ撮れる!Xperia XZ2 Premiumのカメラがスゴい!

&GP / 2018年7月26日 7時30分

暗所でも写真や動画がバッチリ撮れる!Xperia XZ2 Premiumのカメラがスゴい!

暗所でも写真や動画がバッチリ撮れる!Xperia XZ2 Premiumのカメラがスゴい!

Xperiaの「XZ2」シリーズでは、デザインが大幅に刷新されました。中でも最上位機種の「Xperia XZ2 Premium」では、背面にデュアルカメラが搭載されています。今回は実機を手にする機会を得たので、暗所撮影に強いというカメラの実力を検証してみました。

 

■カメラは背面中央

Xperia XZ2 Premiumを手に持つと、結構大きいです。お世辞にもスマートとかコンパクトなんて表現は使えません。ゴツイなぁって印象。

▲Xperia XZ2 Premiumの画面サイズは約5.8インチ。重さ約236gは結構ずっしりくる存在感だ

背面は鏡面仕立てで、周りの景色が映り込みます。この上品な光沢感はPremiumっていう名前にしっくりきます。

▲背面にはデュアルカメラを搭載。約1920万画素(カラー)・F値1.8と約1220万画素(モノクロ)・F値1.6

背面の中央部には指紋センサーがあり、その少し上部にカメラが位置します。レンズはふたつあり、上部がモノクロセンサー、下部がカラーセンサーです。

▲Xperia XZ2 Premium、「プレミアムおまかせオート」で撮影

日中に撮影した写真はこんな感じ。従来のXperiaシリーズでもそうでしたが、色味は結構ハッキリしています。

ハード面では、側面にカメラキーが備わっているので、カメラ持ちで操作可能。こちらもシリーズお馴染みの特徴です。

 

■夜間に静止画を撮るとどうなる?

同機のカメラのウリのひとつが「暗くても撮れる」こと。静止画では、最高ISO感度51200で撮影できます。「プレミアムおまかせオート」では、自動で超暗所撮影になってしまうので、検証用にマニュアルモードで写り具合の差を比較してみました。

▲マニュアルモードで超暗所撮影をオフにした場合

▲マニュアルモードで超高感度をオンにした場合。下部に「超高感度」と表示されている

それぞれで撮影した写真は以下のようになりました。シャッタースピード、ISO、露光、ホワイトバランスはそれぞれ「AUTO」を選択しています。

▲超高感度を無効にした作例

▲超高感度を有効にした作例

超高感度で撮影した場合、空の雲、水面の模様、壁の色などが視認できるようになりました。これなら、いままで撮影を諦めていた暗所の光景も、手軽に写真として残せますね。

「プレミアムおまかせオート」で撮影する場合は、周囲が暗いと自動で超高感度撮影に切り替わります。使い手が設定を気にせずに恩恵を受けられるのはよいですね。特にISO感度は高くすればよいというものでもないので、自動で調整してもらえるのは助かります。

 

■動画も超高感度で撮影

さて、動画撮影も超高感度で行えます。こちらは最高ISO感度12800です。早速、超高感度のアリ・ナシで撮影した動画を比較してみましょう。

▼超高感度OFFで撮影した動画

▼超高感度ONで撮影した動画

静止画ほどではありませんが、空や水面の様子を比べると、その差は一目瞭然です。暗くて潰れてしまった部分も、超高感度ではいい感じに活きています。

さて、動画撮影のときも、超高感度撮影は自動で適用されます。一応機能をオフに切り替えることも可能。例えば、動画撮影中に超高感度が切り替わってしまうと、動画の中で明るさが変わってしまいます。こうした現象を避けたいときに、オフにするとよいでしょう。

▲動画の超高感度撮影は、画面左上のボタンで「AUTO」か「OFF」を選択できる

手持ちのスマホで試してみてもらうとわかりますが、スマホで動画撮るとすごく暗くなるのが普通。それを考えると、夜でも動画を撮れるスマホって貴重な存在です。

 

■超高感度撮影で気をつけるべきポイント

気をつけるべきポイントもいくつかあります。まず、超高感度撮影といえど、まったく光がない場所では撮影できません。

▲例えばこんな被写体を...

 

▲完全に真っ暗な室内で撮るとこうなってしまう

人の目でうっすら見えるくらいなら写りますので、真っ暗闇なシーンで撮影を試みるには、ちょっとしたライトを立てるなど工夫しましょう。

次に、静止画のマニュアル撮影で超高感度を選択する場合にも、少しだけ注意点もあります。実は、被写体が近すぎると上手く撮れません。これはふたつのカメラの映像を合成することに生まれる制限です。

▲被写体が近くにある状態でマニュアルモードで無理やり超高感度撮影を行うと、被写体が2重に写ってしまう。1mくらいは離れて撮ろう

上手く撮影するための推奨距離は1m以上とのこと。一歩下がって撮影すればこうした現象は解消されます。

 

■価格は実質6万円台後半に

Xperia XZ2 Premiumは、NTTドコモが7月27日より、auが8月10日より発売します。NTTドコモは既に端末代金を明らかにしており、新規・一括で11万2752円(税込)。通信量の割引を考慮した場合、実質6万7392円となります。

なおauでは、本体価格は明らかにしていないものの、同機の発売に伴いキャンペーンを実施中。8月9日までに予約し、8月10日~2018年8月31日に購入した人全員に3000円(不課税)の「au WALLET」が付与されます。また、「Xperia Ear Duo」を同時購入した場合には、1万5000円(不課税)のau WALLETがプレゼントされます。

*  *  *

なお、本記事では紹介しませんでしたが、同機のカメラではフルHD画質でのスーパースローモーション撮影や、HDRを有効にした動画撮影なども行えるユニークな仕様となっています。

いままで通りに使って、暗所でも撮れるスマホカメラ。Xperiaファンは、ぜひ一度お試しください。

>> ソニーモバイル「Xperia XZ2 Premium」

 

(取材・文/井上 晃

いのうえあきら/ライター

いのうえあきら/ライター

スマートフォン関連の記事を中心に、スマートウォッチ、ウエアラブルデバイス、ロボットなど、多岐にわたる記事を雑誌やWebメディアへ寄稿。雑誌・ムックの編集にも携わる。モットーは「実際に触った・見た人だけが分かる情報を伝える」こと。編集プロダクション「ゴーズ」所属。

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