1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. デジタル家電

初心者でも使いやすいレコード&カセットプレーヤー5選【2018夏 安くて良いもの主義】

&GP / 2018年7月28日 19時0分

初心者でも使いやすいレコード&カセットプレーヤー5選【2018夏 安くて良いもの主義】

初心者でも使いやすいレコード&カセットプレーヤー5選【2018夏 安くて良いもの主義】

レコードやカセットテープなどアナログ音源が人気を博している。デジタル音源に慣れきった今だからこそ、アナログらしい柔らかく優しいサウンドを改めて聴いてみたいと思う。そこでオーディオ評論家の岩井喬さんに、そんな人にオススメのプレーヤーをセレクトしてもらったので紹介しよう。

■レコードの音をハイレゾで忠実に録音できる

ソニー
「PS-HX500」(実勢価格:5万3000円前後)

レコードの音をハイレゾフォーマットで録音・保存できるプレーヤー。アルミダイキャスト製の回転盤や高密度MDFを採用したキャビネットなどで、高品位の音を実現。

●フォノイコライザー:内蔵
●カートリッジ(レコード針):付属
●サイズ:W430 ×H104 ×D366mm
●重さ:5.4kg

▲シェル一体型ストレートトーンアームやアルミダイキャスト製のラウンドシェルを採用。MM型カートリッジを標準装備し、購入後すぐに使い始められる

▲PCとUSBケーブルでつなげることで、レコードの音を2.8/5.6MHzのDSDや、192kHz/24bitのリニアPCMなどのハイレゾフォーマットで録音・保存できる。

【岩井さんオススメポイント】

アナログの良さを素直に引き出してくれます
本体設計から、かなり良い音を目指した構成です。実際に聴いてみると、レコードの音が素直にピックアップされているのが分かります。音の情報量が多く、低域から高域のバランス感もアナログの良さが発揮されています。

 

■USBメモリーに直接レコードの音を録音可能

アイワ
「APX-BUE100」(実勢価格:1万6000円前後)

USBメモリーへの録音機能やBluetooth送信機能を備えた、ベルトドライブ方式のレコードプレーヤー。フォノアンプを内蔵し、MM型カートリッジも付属し、すぐに楽しめる。

● フォノイコライザー:内蔵
● カートリッジ(レコード針):付属
●サイズ:W426xH80×D343mm
●重さ:4kg

▲直接、Bluetoothスピーカーとつなげてレコードが聞けるほか、USBメモリーを挿せばレコ ードの音をデータ保存できる。準備すべき物が少なくすみ、初心者でも使いやすい。

 

【岩井さんオススメポイント】

今のライフスタイルの中でレコードを楽しむのには理想的
解像感が低いなど、音質が良いとは言い切れませんが、音が破綻することはなく価格なりのサウンドです。でも、レコードを聴くこと自体のハードルをかなり低くしてくれるので、まず最初に買うモデルとしては悪くありません。

 

■基本に忠実な構造を備えた正統派レコードプレーヤー

デノン
「DP-500M」(実勢価格:6万2000円前後)

ダイレクトドライブ方式のプレーヤー。トルク4.5kgのモーターなどを採用し、0.3秒の立ち上がり時間と、安定した回転を実現した。 MM型カートリッジを付属する。

●フォノイコライザー:非搭載
●カートリッジ(レコード針):付属
●サイズ:W450 ×H170 ×D370mm
●重さ:10.1kg

▲木目が美しくずっしりと重いキ ャビネットを採用。大型のインシュレーター(脚部)とともに高剛性キャビネットは、クオリティの高いサウンドに寄与する

【岩井さんオススメポイント】

レコードの音の情報をしっかりと引き出します
オーディオシステムが必須なのでややマニア向けで、価格を抑えたなかでは最高の設計といえます。音は盤面の情報をまんべんなく引き出し、中域から低域にかけての厚みや密度感、階調性をしっかりと感じさせてくれます。

 

■スタートボタンを押すだけで自動でレコードが再生される

オーディオテクニカ
「フルオートターンテーブルAT-LP3」(実勢価格:2万8000円前後)

スタートボタンを押すと自動で針がセッティングされて再生されるフルオート式のプレーヤー。フォノイコライザー内蔵で、アクティブスピーカーをつなげれば簡単にレコードが楽しめる。

● フォノイコライザー:内蔵
● カートリッジ(レコード針):付属
●サイズ:W435 ×H128 ×D353mm
●重さ:5.2kg

▲レコードを置いたら、後はスタ ート/ストップボタンを押すだけでトーンアームが動き、再生/停止する。針を置く作業は慎重を期するため、初心者でも安心して使える

【岩井さんオススメポイント】

レコードのエネルギー感を伝えてくれる高コスパモデル
スタートボタンを押すだけで再生してくれる手軽さと、リーズナブルさが魅力です。アナログらしいエネルギー感をきちんと出してくれます。高域の鮮やかさと低域の押し出しの量感とをバランスよく聴かせてくれますよ。

■カセットもハイレゾ相当の高音質で聴ける!

東芝
「CDラジオカセットレコーダーオーレックス TY-AK1」(実勢価格:2万2200円前後)

CDやカセット、ラジオのほか、USBメモリー内の音源も再生できるCDラジカセ。カセットをはじめ様々な音源をハイレゾ相当の音へとアップコンバートして再生してくれる

●再生可能メディア:カセットテープ、CD、 SD、USB メモリ、AM/ ワイドFM
●サイズ:W350 ×H126 ×D218mm
●重さ:約3kg

▲CDやカセットテープ、ラジオの音を、ハイレゾ相当のクオリティへ拡張するアップコンバート機能を搭載する。ハイポジシ ョンテープの再生にも対応

▲SDカードスロットとUSB端子を備え、SDやUSBメモリーに保存されたハイレゾ音源を再生できる。搭載スピーカーは6.4㎝径ウーファーと、2㎝径ドームツイータで構成

【岩井さんオススメポイント】

トレンドを上手に押さえ機能も音質も平均点以上!
コンパクトな筐体なのに、低域の豊かさや高域にかけての明瞭度などを高いレベルで実現しています。ハイレゾ音源の余韻や音の微細感なども頑張って再現。アップコンバート機能でCDの音も輪郭を立たせてくれます。

 

■カセットをリーズナブルに聴ける懐かしのCDラジカセ

アイワ
「CDラジオカセットレコーダー CSD-M20」(実勢価格:5700円前後)

カセットとCD、それにラジオ(ワイドFM対応)が聴けるCDラジカセ。9cm径ドライバーを2基搭載。重低音ボタンで、通常よりも低域を増幅させたサウンドが楽しめる。

●再生可能メディア:カセットテープ、CD、AM/ワイドFM
●サイズ:W305 ×H135 ×D245mm
● 重さ:約2.2kg

▲カセットを入れて録音ボタンを押せば、CDやラジオを録音できる。また、外部入力端子でつなげればPCやスマートフォンなどの音源もカセットに録音可能だ

【岩井さんオススメポイント】

人の声の帯域が聞き取りやすくカセットとの相性も良いです
人の声の明瞭度が高くラジオなどが聞きやすいです。ポップスを聞いても音がくぐもることなくスッキリしています。意外にもカセットの音が良く、あらが感じられません。価格の割にはパフ ォーマンスが高いですね

 

■再生に手間がかかる分だけ音楽との距離が近くなる

CDの売り上げが減少し、パッケージからストリーミング配信へと音楽を聴くスタイルも変移しつつある現在。“モノ”としての価値という観点で、“アナログ”という共通の要素を持つメディア、レコードとカセットテープが注目を集めている。

レコードはアルバムで30cmという大きさなので、ジャケットのカバーアートも存在感があり、コレクターズアイテムとしてのニーズも高い。そして音質的に突き詰めれば現在のハイレゾに負けない音の良さを持つ。CDは減少傾向にあってもレコードは年々右肩上がりの売り上げを記録。大手・ソニーミュージックもその流れに押されるように自社プレスを再開した。

一方のカセットテープは小さくかわいらしいサイズだが、懐かしさに加え、今の再生系では替えのない、独特のまろやかな音質が魅力だ。どちらも両面入れ替えて再生する手間がかかるが、その分、好きな音楽とより密接な関係性を築ける、能動的メディアといえるだろう。

 

オーディオ評論家・岩井喬さん
音響系専門学校卒業後、レコーディングスタジオで勤務。音楽の製作現場を肌で体験した経験を活かしながら、学生時代から好きなオーディオの世界で製品批評を行っている

 

 

本記事の内容はGoodsPress8.9月合併号c30-31ページに掲載されています

 

>> 【2018夏 安くて良いもの主義】

(取材・文/河原塚英信 写真/田口陽介)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください