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画面を見なけりゃ作業は捗る!スマホ断ちiOSアプリ3選

&GP / 2018年8月21日 21時0分

画面を見なけりゃ作業は捗る!スマホ断ちiOSアプリ3選

画面を見なけりゃ作業は捗る!スマホ断ちiOSアプリ3選

スマホは便利です。でも、だからこそ使いすぎてしまう。新着ニュースやメッセージなどの通知がくればすぐチェック。気が付くとついついSNSを開いている…。こういう人は黄色信号かもしれません。筆者も耳が痛い。何か集中したい作業があるときぐらいはせめて、スマホをパッと手から放せればよいのですが、自分の意思だけでそれを実現するのは意外と難しいものです。

そこで“スマホ断ち”を手伝ってくれるアプリを使ってみるのはどうでしょうか。今回はiOSで使える3つのアプリを筆者が実際に使って比較してみました。「自分はiPhoneを使い過ぎかもしれない」と思う人は、参考にしてみてください。

 

(1)ゲームとして楽しめる「スマやめ」

まず試したのが、「スマホをやめれば魚が育つ(スマやめ)」というアプリ。その名の通り、魚を育てる育成ゲームになっています。楽しみながらスマホ断ちしたいという人にオススメです。

▲最初に簡単なチュートリアル画面で操作方法を説明してくれる。時間経過で貯まるアイテムを使って、いろんな魚を成長させよう

画面は水の中を表現したデザイン。中央には皆さんご存知“カクレクマノミ“が堂々と泳いでいます。顔が絶妙に可愛くないけど(笑)、なんだかじわじわと癖になる感じ。

下部には、待機時間を設定するためのスライダと、スタートボタンがあります。最大120分まで5分単位でのカスタマイズが例えば、50分と決めて「スタート」をタップ。すると“集中タイム”が始まります。

集中タイムに入ったら、ホームボタンを押して、画面を消灯しましょう。あとは待つだけ。設定した時間をしっかりと待機できれば、<ハート>と<ゴールド>が画面上に溜まります。最後にそれを収穫すればOKです。

ハートが集まれば魚が育ち、ゴールドが集まれば新しい魚をゲットできる。こうしたゲーム性の高い作りになっていますので、楽しみながら続けやすいといえるでしょう。

▲超過時間分も評価される(左)。ゴールドを集めると、さまざまな魚を育てられる。「ジンベイザメ」までたどり着こうとすると、かなりのやり込みが必要だ(右)

なお、集中タイムの途中でスマホを触ってしまったときには、ハートやゴールドは全て消えてしまいます。ホーム画面や別のアプリを起動すると「早くアプリに戻って」と通知が表示されます。一定時間は猶予があるのです。

一方、設定していた時間よりも長く待機できた場合には、超過分のボーナスも入手できます。

ちなみに、しばらくアプリを使っていないと、通知で「カクレクマノミが待っていますよ~」とアラートされました。こうした工夫が随所にあることから、長期的な使用にも適している気がします。

 

(2)極めてシンプルな「Focus」

次に試したのが「Focus」というアプリ。こちらも使い方は似ていて、待ち時間を設定してそれをクリアするというもの。どうやらこの手のアプリの王道ルールのようです。ただ、先ほどの「スマやめ」にはいろいろなゲーム要素がありましたが、こちらはもっとシンプルな作りになっています。

▲時間を決めてスタートする(左)。クリアするとキャンディーをゲット(右)

画面にはネコが表示され、その周りをぐるっとスライダが囲みます。ここを調整しましょう。こちらも最大120分で5分間隔の調整が可能です。時間を設定して、「スタート」をタップすれば後は待つだけ。

無事待機できれば、“キャンディー”をゲットできます。こちらもキャンディを集めれば、新しいネコをゲットできるという仕組み。ネコは最初に表示されるものを含めて7種類用意されています。

▲途中で別の操作を行うとキャンディーはゲットできない(左)。キャンディーが貯まったら新しいネコを選択できるように

Focusは「ゲーム要素も極力要らない。シンプルに使いたい」という人に向いているでしょう。

 

(3)一時停止が使える「ブロックタイマー」

最後は「ブロックタイマー」というアプリ。こちらも基本的な仕組みは先の2アプリと類似しています。ただし、テーマはこちらがユニーク。3Dのブロックで構成されるエリアをじわじわ組み立てていきます。

▲目標となる完成図(左)。タイマーをセットして待機スタート(右)

最初にエリアの完成図が紹介されます。まずは白い土台だけが表示され、待機してこれを組み立てていくという流れ。例のごとく、時間を設定して「はじめる」をタップして待機します。

こちらも120分まで5分単位でのカスタマイズは共通です。スライダを調整すると、それに合わせて達成したときの進行具合がプレビューされます。

また、特徴的なのが、待機中の画面に「一時停止する」というボタンが表示されること。筆者はこれが気に入りました。

▲デフォルトの設定では、アプリを終了すると失敗とみなされるので、充電器があるデスク周りでの使用に適している。設定で変更することも可能だ(左)。「一時停止」機能があるのが特徴的(右)

例えば、2時間待っている最中でも、メールをチェックしなくてはならないとか、カレンダーアプリで予定を確認したいタイミングはあります。ほかの2アプリの場合は、既に待った時間を諦めなくてはなりませんが、「ブロックタイマー」の場合は、一時停止して必要な作業のみをこなせるというわけです。

*  *  *

スマホを触らない時間を設定して、タイマーを掛ける。どれもシンプルな仕組みですが、筆者が実際に体験したところ、確実にスマホを触る頻度は減りました。

気が付くとスマホのアプリを起動してしまう。こうした習慣は、逆説的ではありますが、アプリを利用して改善できるかもしれません。

今回は、特徴が微妙に異なるiOSアプリ3つを紹介しましたが、皆さんならどれを選びますか。また、もし身近に「スマホを使い過ぎだな」と思える人がいたら、ぜひ紹介してあげてください。

 

(取材・文/井上 晃

いのうえあきら/ライター

いのうえあきら/ライター

スマートフォン関連の記事を中心に、スマートウォッチ、ウエアラブルデバイス、ロボットなど、多岐にわたる記事を雑誌やWebメディアへ寄稿。雑誌・ムックの編集にも携わる。モットーは「実際に触った・見た人だけが分かる情報を伝える」こと。編集プロダクション「ゴーズ」所属。

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