ディスプレイ付きスマートスピーカー「Echo Spot」を買うべき7つの理由
&GP / 2018年8月27日 21時0分
ディスプレイ付きスマートスピーカー「Echo Spot」を買うべき7つの理由
家での暮らしを便利に楽しくするものとして、普及が期待されている “スマートスピーカー” 。話しかけるだけで音楽が聴けたり、知りたいことを教えてくれたり、家電を操作できたりする、新しいデジタル機器です。価格が手頃なので、すでに使っている方も多いでしょうし、購入を検討されている方も少なくないのでは?
これから買うなら、ぜひ “ディスプレイ付き” のスマートスピーカーも検討してみてください。Amazonが7月26日から販売を開始した「Echo Spot」は、丸い画面が付いた新しいタイプのスマートスピーカー。筆者は発売日に入手して、すぐに使い始めましたが、ものすごく使い勝手がいいです。使っていて楽しいんです。従来のシンプルな「Echo」も、他社のスマートスピーカーも持っていますが、もっぱら新顔のEcho Spotにばかり話しかけています。
Echo Spotは1万4980円(税込)。ディスプレイが付いたぶん、従来モデル(Echoは1万1980円)よりも、ちょっと割高ですが、その価値は十分にあると思います。その理由を話させてください。
理由1:誰でも簡単に初期設定ができる!
従来のスマートスピーカーは、スマホのアプリで初期設定を行う必要がありました。スマホとスマートスピーカーをBluetoothで接続して、スマホの操作でWi-Fiに接続したり、ソフトウエアをアップーデートさせたり…。
一方、Echo Spotにはタッチ操作に対応したディスプレイがあるので、初期設定にスマホは不要。ディスプレイに表示されるガイドに従ってタッチしていくだけで使える状態にできます。
▲Wi-Fiへの接続も画面のタッチ操作で行える
▲ソフトウエアのアップデート中には画面に進捗が表示。従来モデルでは「ちゃんとアップデートされているのかな」と不安になりがちだったが、画面がその不安を払拭してくれる
もちろん、Echo Spotの機能を拡張するために、アプリが必要になることはあります。例えば、スマート家電と連携させたり、自分の決めた言葉でスキル(機能=スマホにおけるアプリのようなもの)を起動できるようにしたりもできます。ですが、基本的なスキルは、スマホがなくても使えます。ご両親へのプレゼントにもいいかもしれませんよ。
▲使ってみたいスキルを検索したり、呼び出し語を確認するためにも「Alexa」アプリは役立つ
理由2:置き時計としても活躍!
Echo Spotのディスプレイには、時計を常時表示できます。つまり、置き時計としても活用できます。時計のデザインは好みのものから選ぶことができ、円型ディスプレイなので、アナログ時計のデザインもフィットします。
▲画面の上端から下方向にスワイプすると、このような画面が表示。歯車のアイコンをタップすると、Echo Spotの設定画面に進む
▲時計は多彩なデザインから選べて、Amazonの「プライムフォト」にアップロードした写真を画像に設定することも可能
夜間には、安眠を妨げない「ナイトクロック」に切り替えられます。もちろん、「アレクサ、朝7時に起こして」と話して、アラームを設定することもできます。
▲筆者はベッドルームで使っているのだが、夜間はこのような暗めのナイトクロックに切り替わる
▲朝になると、通常の時計表示に戻る
▲そして、画面が自動で切り替わって、その日の天気、話題、スケジュールなどが表示される
Echo Spotは、高さ97mm×横幅104mm×奥行91mmとコンパクトなので、設置場所には困りません。画面を見るために、目につきやすい場所に置くことなります。そのため、ブラックかホワイトか、どちらのカラーを選ぶかは意外と重要だと思います。
▲カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色
理由3:音楽を聴くのが楽しくなる!
Echo Spotは、従来モデルと同様に音楽も聴けます。プライム会員は、追加料金なしで100万曲以上が聴き放題の「Prime Music」が聴けて、「Amazon Music Unlimited」(月額380円)に登録すると、4000万曲以上が聴き放題になります。ほかに、ドコモの「dヒッツ」、auの「うたパス」などにも対応しています。
「アレクサ、J-POPを聴かせて」などと話すと、音楽が再生されます。その際、ディスプレイには、アートワークが表示され、まずアーティスト名と楽曲名が表示されます。再生中は、なんと歌詞も表示されます。
▲再生中の楽曲の歌詞が表示され、カラオケの練習にも使える
従来モデルでは、気になる曲があったら「アレクサ、この曲名を教えて」と聞いていたのが、画面を見るだけでわかり、さらに、歌詞を読んで、口ずさんだりもできるわけです。
理由4:うっかり聞き逃しても心配無用!
Echo Spotにはディスプレイがあるとはいえ、操作は音声だけで完結します。「アレクサ、今日の天気は?」と聞けば、「世田谷区の今日の天気は…」などと、音声で回答してくれます。ですが、週間予報などを聞いた場合は、うっかり聞き逃して「あれ? 木曜はどうだっけ?」と、もう1回聞きたくなったりすることもあります。そんなときにも画面のありがたみを実感できます。
▲週間の天気予報など、多くの情報を調べるときに、画面でも確認できる
▲「オススメの映画は?」と聞くと、テキストでも表示される
Googleカレンダーと連携させ(スマホアプリでの設定が必要)、「今日の予定は?」と聞いたりもできます。登録した予定が多くて聞き逃した場合は、画面をスクロールして再確認できます。新たにリマインダーを登録したりするときも、画面にテキストが表示されるので、「間違いなく登録された」という安心感が得られます。
▲大事な用事を登録できるリマインダーは、音声と画面でのダブル確認で安心度がアップ
理由5:知りたいことをサクッと検索できる!
スマートスピーカーは、家族で他愛のない話をしていて、「あれって何だっけ?」「誰だっけ?」と、共通の疑問が発生したときにも役立ちます。
ディスプレイ付きのEcho Spotでは、画像を検索することもできます。「ロシアンブルーって、どんな猫?」と聞くと、ロシアンブルーの写真が表示されるので一目瞭然。「ドイツの首相は誰?」「徳川家康ってどんな人?」など、著名人や歴史上の人物の顔写真や肖像画なども表示されます。
▲「ロシアンブルーって、どんな猫?」と聞くと、すぐに画像が表示される
▲「アンゲラ・メルケルって誰?」と聞いた結果
なお、スキルによっては動画の表示にも対応しています。例えば、「NHKニュース」では最新の動画ニュースが見られます。「DELISH KITCHEN」というスキルでは、料理の作り方がわかる動画を見られます。音声だけでもわかるのですが、動画を見ることで、よりわかりやすくなったように感じます。
▲「NHKニュース」を「フラッシュニュース」に登録しておく(声だけで登録可能)と、「最新のニュースを聞かせて」などと話すだけで起動でき、動画ニュースも見られる。フルスクリーン表示にも切り替えられるが、円形にトリミングされるので見づらくなる
▲「アレクサ、デリッシュキッチンを開いて」と話すと、レシピを検索できる「DELISH KITCHEN」が起動。作りたい料理を選ぶと、レシピ動画を再生できる
理由6:外国語の勉強にも役立つ!
Echo Spotは翻訳も得意です。「アレクサ、“ありがとう”をスペイン語で」などと話すと、すぐに「Gracias」と翻訳してくれます。従来モデルでもできることですが、Echo Spotでは、画面でスペルを確認することもできます。
▲翻訳結果が画面にも表示される。スペルを確認したいときにも重宝
現状では、短いフレーズしか記憶できないようで、長い文章を話すと翻訳を拒否されてしまいます。それでも、外国語を勉強している人には発音の確認に役立ち、外国人のお客さんが来たときにも役立ちそうです。個人的には「アルクの英語クイズ」というスキルもおすすめ。画面があることで、復習がしやすくなりました。
▲「アルクの英語クイズ」というスキルでは、TOEICさながらのヒアリングテストを楽しめて、正解は画面でも確認できる
理由7:Amazonでのショッピングにも便利!
Amazonでのショッピングも従来モデルよりも容易になりました。買いたいものがあるときに、「アレクサ、○○を探して」と話して、商品を検索して、購入できるのですが、従来モデルでは音声でしか確認できないので、レコメンドされる商品が「果たして、本当に買いたい物か?」と不安になることがありました。
Echo Spotでは、画面に商品の画像と価格が表示されるので、安心して購入できるようになりました。過去に買ったことがある商品が優先表示されるので、特に、ミネラルウォーターやトイレットペーパーなど、繰り返して購入したい商品がある人には重宝することでしょう。
▲画面で商品を確認してから購入に進める。万一、間違って購入したり、取り消したりしたい場合は、スマホやパソコンからキャンセル可能
■今後追加されるスキルにも期待!
今でも十分に満足できる機能を備えているEcho Spotですが、今後のアップデートでビデオ通話に対応することが予告されています。Echo Spotのディスプレイの上にカメラが搭載されていて、Amazonのアカウントを利用して相互接続し、お互いの顔を見ながら話せるようになるそうです。
声だけで発信できるハンズフリーの電話になるわけで、離れて住むパートナーや家族が、お互いの顔を見ながら朝ごはんを食べるといったことも実現します。「Skype」でもiPhoneの「FaceTime」でもできることですが、その手軽さから、Echo Spotに軍配が上がるように思います。そうなると、買うべき理由が8つに増えますね(笑)
▲現在、「アレクサ、電話をかけて」と話すと、このように表示される
(取材・文/村元正剛)
iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。
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