このノースフェイス、旅に連れていけば大活躍してくれますよ
&GP / 2018年8月29日 15時0分
このノースフェイス、旅に連れていけば大活躍してくれますよ
今度の海外旅行、近場だし、数日だし、着替えも大して必要ない。だからスーツケースは機内持ち込みサイズで十分。だったんだけど、いざ行ってみたらたくさん買い物をしてしまい、スーツケースはもちろん余裕なし。仕方がないから現地で適当な袋を買ってしのいだ…。
こんなシーン、ありがちだったりするわけですが、もしこのノースフェイスがあれば、なんとかなるどころか、もっと買い物しちゃうかもしれません。
■中から出てきたのは…
ノースフェイスが2017FWシーズンから投入した新ライン“Glam”シリーズ。これもGramシリーズのひとつで「Glam Duffel(グラムダッフル)」(1万6200円)といいます。
その名の通りダッフルバッグなのですが、見たとおりパッカブルになっているところがポイントです。収納した状態では、幅が26cm、直径が約10cm。500mlのペットボトルよりひと回り…、いや、ふた回りぐらい大きいかな。
でも重さはわずか390g。持ってみるとかなり軽いんです。ただし、いわゆるパッカブルバッグと比べてしまうと、収納時の状態はたしかに大きい。それでも「あるといいかも」と思わせてくれるバッグなんです。
とにかく、バッグ本体を見てみましょう。
▲ファスナーを開けると…
中にはバッグがパンパンに詰められています。やっぱり収納時はコンパクトになる方がいいですからね。当然ながらギューッと詰め込まれています。なので、出したはいいけど入れられなくならないように、最初に出す時にどうやって入っていたか、畳まれていたかを覚えておきましょう。
素材は70D(デニール)のリップストップナイロン。かなり薄手です。少々心もとない感じがしますが、表側はシリコン、裏側はポリウレタンでコーティングしてあり、実はそう簡単には破けません。こういうディテールへのこだわりは、さすがノースフェイスといったところ。
では、取り出したバッグを広げてみましょう。
▲シンプルなバッグかと思いきや、意外とパーツが多そう
何やらショルダーストラップらしきものがありますが、ひとまずどのようなカタチか確認するために、詰め物をしてみました。
▲たしかにダッフルバッグっぽい
カタログスペックでは、バッグにした状態で幅50cm、高さ24cm、奥行き26cmとなっています。ですが、第一印象はサイズ以上に大きく感じるかも。
メインの開口部は上面に付けられたファスナーです。荷物を入れられるのは、ほぼここだけ。このシンプルさがいかにもパッカブル。サブバッグ的ですね。
▲内部にポケットなどはなし
パッカブルなバッグなんだから、とにかく荷物を詰め込められればいいじゃない! そんな割り切りを感じられる仕様です。ポケットをたくさん付けると、重くなったりカサ張ったりしてしまうので、少しでもコンパクトにするためにも、これで十分です。
▲ハンドルが付いている側面にはファスナーで開閉するポケットがひとつ付いている。メイン気室以外では最も大きいポケット
とか言いつつも、そこはノースフェイス。ただの軽量ダッフルバッグでは終わりません。コンパクトにするという点では、ある意味余計かもしれないモノが付けられているんです。それが、先ほど収納袋から取り出した際に気になったショルダーストラップ。そうこのバッグ、バックパックとしても使えるんです。
■シンプルかと思いきや細かい部分に多くの工夫が
▲ショルダーストラップは開口部側に付いている
▲ダッフルとして使う時に底面になる部分が、バックパックでは外側になる
さすがはアウトドアブランド。厚みのあるしっかりしたショルダーストラップは、重い荷物を入れた際もラクに背負えます。
ちなみに取り外しはできません。取り外せるようにすると、故障の可能性がでてきますし、重さも増えてしまいます。それを考えると、縫い付けてしっかり固定してしまうのは正解だと思います。まぁ、ダッフル状態にした時に、すごくジャマというわけでもないですしね。
▲収納袋に書かれていた「45」は実は容量。そう、このバッグ、中型ザックレベルとなる45Lもの大容量なのだ
そしてバックパックとして使用する際は、ダッフル用のハンドルは、ハンドルの根元にあるポケットに隠せるようになっています。
▲左右両側に付いている
このポケット、面ファスナーが付けられているので、ダッフルとして使用する際は小物入れとしても使えます。
▲バックパック時の上面と底面、ダッフル時の両サイドには、コンプレッションベルトが付いているので、荷物がそれほど多くなければギュッと絞ってバッグのサイズを小さくできる
■背負えば分かるその大きさ
背負った状態を見ても分かるとおり、サイズはかなり大きい。だけどたったの390g。しかも、重い荷物を入れても、ショルダーストラップがしっかりしているので余裕です。
行きのスーツケースなら、まだまだ余裕はありますよね。その空いたスペースにこいつをスルッと潜り込ませておけば、現地でたくさんお土産を買ったとしても、パンパンにしたこの「Gram Duffle」を背負って帰ってくればいいんです。
重くたって背負えるから問題なし。もちろん旅だけじゃなく、バッグは軽くてシンプルなモノがいいというなら普段使いもアリですよ。カラーはこのオリーブ以外にブラックとブルーがあり全3色用意されています。
今度の旅行に連れて行ってみませんか。
(取材・文/柚木朔太郎)
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