新曲『働く男』を収録。奥田民生モデルのMTRで夢のセッションを

バンド活動している人にとって、マルチトラックレコーダー（MTR）は必須アイテム。重ねて録音できれば、どんなマシンでもいいんじゃない？　そう思っていたミュージシャンに、ニュースです！　なんと、奥田民生の音源が収録されている、奥田民生モデルのMTRが発売されました。

さあ、憧れの民生とセッションしてみよう！

奥田民生のシグネイチャー8トラックMTR「DP-008EX-OT」（3万5000円／税別）が、ティアックから限定販売されました。奥田民生の世界観をモチーフにデザインした8トラックデジタルMTR（Multi Track Recoder＝多重録音器）です。

特典として、本人演奏の新録曲『働く男』が、マルチトラック音源で収録されています。通常モデルがブラックなのに対し、このコラボモデルの本体は鮮やかなオレンジ、ツマミもビビッドなカラーを採用。液晶画面には、レーベルマスコットの“ヘロ・ディギン”が現れるなど、随所に奥田民生モデルとしてのこだわりが反映されています。

なぜ奥田民生が、MTRに？　じつは、これまで奥田民生はたったひとりで1曲をレコーディングするという前代未聞のツアー「ひとりカンタビレ」や「カンタンカンタビレ」などで一人多重録音の企画を行ってきたのです。意外にも、宅録の人だったんですね。

▲「DP-008EX通常モデル」

9月26日発売のCD「カンタンカンタビレ」では、オープリールデッキTEAC 33-8やアナログミキサーTASCAM M-208などティアックの歴史的名機を駆使してこだわりのアナログレコーディングを実現。YouTubeにレコーディングの様子がアップされ話題となっているので、音楽好きな方は知っている人もいるでしょう。

そんな録音にも造形が深い奥田民生が、アマチュア時代から馴染みがあるTASCAMのMTRとのコラボ。シグネイチャーモデル「DP-008EX-OT」がリリースされることとなったのです。

 

「DP-008EX-OT」は、「DP-008EX」をベースに奥田民生の世界観を体現する外観にリデザイン。特典として、付属のデモソングは奥田民生がすべての楽器を演奏し、「DP-008EX-OT」で録音したマルチトラック音源を収録しています。デモソングとして選ばれたのは、1990年に発表されたユニコーンの名曲『働く男』です。

このデモソングは、ボーカルやギター、ベース、ドラムなどをそれぞれ個別のトラックに収録。演奏したいパートをユーザー自身の演奏に差し替えるだけで奥田民生とのセッションが実現できます。これなら、お手軽に「カンタンカンタビレ体験」ができる！　奥田民生のボーカルとデュエットするもよし、奥田民生のギターとセッションするもよし。

ドラムやベースを自身の演奏と差し替えるなど自由に楽しめます。また、楽器演奏をしない人でも、「DP-008EX-OT」だけに収録された、特別な演奏の『働く男』をマルチトラックで聴き分けて楽しむことが可能。ファンにはたまらない音源となっています。

>> 奥田民生 「DP-008EX-OT」 特設サイト

 

（文／＆GP編集部）