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難易度の高い塊肉料理も失敗知らず!話題の低温調理器4選【新発想キッチン家電】

&GP / 2018年10月2日 19時0分

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難易度の高い塊肉料理も失敗知らず!話題の低温調理器4選【新発想キッチン家電】

いかに家事を楽にするかという主婦向きの発想だけではなく、食卓をより楽しく、料理すること自体を楽しむ調理家電が続々と登場! 週末やホームパーティ需要だった卓上調理器も、家族参加型のふだんの晩ごはんに大活躍。ほか、男の実験魂をくすぐる低温調理器やヘルシー家電など、今注目の調理アイテムを一挙ご紹介。今回は卓低温調理器だ。

難易度の高い塊肉料理も失敗知らず!話題の低温調理器

焼く・煮る・蒸すに次ぎ、第4の調理法とも呼ばれる「低温真空調理」。プロの料理人も注目する新しいジャンルの調理器具だが、いったいどんな料理ができるのだろうか。まずは、得意料理のひとつであるローストビーフ作りに挑戦!

■真空調理が可能なハイスペックな1台

貝印
「Kai House aio The Sousvide Machine 低温調理器」(実勢価格5万4000円前後)

1000Wのハイパワーで設定温度までの立ち上がりが早く、徹底した温度管理を実現。専用の真空シーラー機器が付属、少量の調味料でもしっかり味がしみこむ。

■低温調理器の代表レシピローストビーフを作ってみよう!

【1】ワンプッシュで真空状態に

牛ももかたまり肉は室温にもどし、専用袋に入れて塩、こしょうをまんべんなくふる。専用シーラーは本体とコードで接続し、シーラーに袋をセットする。ボタンを押し、脱気する。

【2】パワフル加熱で短時間で設定温度に

本体がしっかり固定できる鍋(高さ20cm以上)に水か湯を入れる。鍋のふちにクリップで挟んで本体をセットする。液晶のボタンを押し、温度を58℃、時間を50分に設定する

【3】常に水が対流し、鍋のどの位置も水温が一定に

58℃に温度が到達し、アラームが鳴ったらタイマーが作動する。すぐ【1】を投入する。50分経過のアラームがなるまでさわらず、放置。待っている間、別の料理が作れる。

【4】表面だけ焼いて香ばしく仕上げる

鍋から袋を取り出し、肉の表面をキッチンペ ーパーでふく。フライパンにサラダ油とバターを熱して肉の表面を焼く。全面にこんがり焼き色が付くよう、肉を返しながら焼く。

【完成】

5~10分休ませる。スライスすると肉の中央は鮮やかなロゼ色に!ほおばれば、しっとりとした絶妙の食感にうっとり。

<低温調理器で多彩なレシピ>

■累計販売数1万台を突破した低温調理器のパイオニア

葉山社中
「低温調理器 BONIQ」(実勢価格2万1400円前後)

3つのボタンだけの簡単操作で、見やすい液晶画面。キッチンに置いても映える、スタイリッシュなデザイン。温度は5~100℃、1分単位で99時間59分まで設定できる

▼ヘルシーなマッシュルームのアヒージョ

ジッパー付き保存袋にマッシュルームとオリーブ油、にんにくや調味料を入れ、65℃設定で30分加熱。油が少量ですむのでヘルシー。しかもきのこのうまみ成分を最も引き出す60~68℃の温度帯で調理できる。

 

■コンパクトデザインで置く場所を選ばない

富士商
「Felio スーヴィードクッキング」(実勢価格1万1550円前後)

1000WPTCヒーターで耐久性もあり、電気代も節約。温度は0.5℃単位で95℃まで、タイマーは99時間59分まで設定可能。コンパクトサイズで、すっきりデザイン。

▼真ダコのふっくら柔らか煮

酒、みりんなどの調味料をひと煮立ちさせ、めん棒などでたたいて柔らかくしたゆでたこ(真蛸)と炭酸水をジッパー付き保存袋へ。40℃設定で30分加熱するだけで、プロの料理人が作ったような絶妙の柔らかさに。

 

■0.1℃単位で温度設定可能なコスパ優秀な1台

サンコー
「マスタースロークッカー SOVDCOOK」(実勢価格9800円前後)

ハンドル付き本体で持ち運びしやすく、液晶も大きく見やすい。温度は0.1℃単位で25~99℃まで、タイマーは1分~99時間に設定可能。ハンディ真空パック器が付属。

▼フワフワ食感に感動!鶏つくね

ひき肉と調味料を粘りが出るまでよく混ぜ、ラップで包んでつくねの形に整える。ジッパー付き保存袋に入れ、64℃設定で1時間15分加熱。カットして、タレをかけて完成。パサつかず、驚くほど柔らかな食感。

<低温調理もOKなマルチ調理家電>

■ほったらかし料理で家事の負担をオフ

象印マホービン
「自動圧力IHなべ煮込み自慢 EL-MB30」(実勢価格:2万9200円前後)

圧力とIHの力で調理する電気調理器具。40~100℃まで10℃単位で温度設定が可能で、材料と調味料を入れるだけで本格料理が完成。

■ヨーグルトからローストビーフまで

ビタントニオ
「ヨーグルトメーカー VYG-11」(実勢価格6200円前後)

牛乳パックのままヨーグルトが作れる。25~70℃の幅広い温度設定で、肉の低温調理から温泉卵、漬物作りまでこなせる便利な1台。

■低温調理は料理のバリエーションを増やす

グルメな情報に感度の高い人であれば、きっと耳にしたことのある低温調理器。出始めたころは海外メーカーが中心で、ビギナーには手を出しづらい存在だった。「ここ数年は国内メーカーの良品が出そろって、買いやすい存在になってきましたね」と話す戸井田さん。

食材と調味料をジッパー付き保存袋などに入れて真空または密閉し、一定の水温に保った鍋に投入するだけ。低温調理器は鍋の中の水を温めながら対流させ、一定の温度に保つシンプルな器具だ。たんぱく質が凝固しない低温で時間をかけてしっかり中まで加熱するから、プロの料理人でも難しいとされる赤身の塊肉の火入れも失敗しらず。ほかにも、パサつきがちな鶏肉や柔らかく煮るのに時間と手間のかかる煮ダコなど、さまざまな調理に活用できるのだ。

「選ぶポイントは細かい温度設定ができるか、水の対流がきちんと行われているか。ワット数が高いと、最初の設定温度まで待たずに済み、ストレスが少ないですね。使う頻度と、値段に見合った商品を選ぶといい」

また、低温調理以外もこなしたいという人は、幅広い温度設定が可能なマルチ調理家電を選択するのも手。料理のバリエーションが格段に増えるだろう。

 

家電コーディネーター 戸井田園子さん
大手メーカーでインテリアコーディネートを担当し、インテリア研究所を経て独立。現在は家電コーデ ィネーターとしてAllAbout家電ガイドや雑誌、テレビなどで活躍中

 

 

>> 新発想キッチン家電

 

本記事の内容はGoodsPress10月号120-121ページに掲載されています

(取材・文/嶺月香里 写真/末松正義 レシピ元/低温調理普及の為のBONIQ公式レシピブログ(boniq.jp/recipe/)レシピ考案/BONIQレシピスト青木直子

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