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テーブル=長方形の概念を変えたThe Arth「ヘキサテーブル」【アウトドア銘品図鑑】

&GP / 2018年10月6日 7時0分

写真

テーブル=長方形の概念を変えたThe Arth「ヘキサテーブル」【アウトドア銘品図鑑】

高感度キャンパーがこぞって愛用している六角形のテーブルがあります。それがThe Arthのヘキサテーブル。

The Arthは、店舗などで使用する木製什器の会社「ビッグベアー」の社長、大熊さんによるアウトドアブランドで「ざぁ〜ッス」と読みます。

もともとはキャンプ好きの大熊さんが、自身のキャンプサイトで焚き火を囲むために作ったテーブルだったんですが、SNSを通じてその機能性とデザインに惚れ込む人が続出。現在は、国内はもちろん台湾でも話題となるほどの人気ぶりで、サイズバリエも増えています。

オリジンでもあるヘキサテーブルは通称「ヘキ男」(3万1700円/税別、送料別)。
サイズは132.9×115.4×H25cm、8kg。天板も脚も1.8mmm厚でたわまず、しっかりと支えてくれます。

一回り小さくて穴がない通称「ヘキ子」(1万9800円/税別、送料別 サイズ:1.7×70.8×H35cm、6.5kg)やコンパクトサイズで穴空きの「ヘキ太郎」(1万1000円/税別、送料別 サイズ:53.8×47×H11cm、1.1kg)、ヘキ男より少し小さな「ヘキ次郞」(3万円/税別、送料別 サイズ:106.5×93×H25cm、8.5kg)、さらにはヘキ子とは違ってヘキ男と高さが同じ「クミ子」、ヘキ子2台を組み合わせて長い六角テーブルにする「伸子」といった具合にファミリーが続々誕生、SNSで発表されています。

ヘキ太郎、ヘキ次郞、ヘキ美と同サイズで、高級素材ゼブラウッド+ウレタン塗装という贅沢な美しさをもつ “しま”シリーズも好評なんです。

 

■組み立て方

ヘキ男は6枚の天板と3枚の脚で構成されています。

▲カローラフィールダーのラゲッジに積載するとこんな感じ

天板は穴が空いているものと、空いていないものの2種類あります。

この穴に脚を差し込むので、互い違いになるように組み合わせます。

組み立ては簡単。

当然ですが写真のような順番では脚が片側に集中するのでテーブルとして使い物になりません。というよりも、脚を差し込む際に継ぎ目部分をも支える構造なので、穴空き天板を3枚並べても脚は2枚しか差し込めないんですね。

天板を正しく並べてから脚を差し込めば完成です。ネジなど細かな部品は不要で、だれでも簡単に組み立てられます。

 

■機能

座面高約40cmのチェアを並べてみました。

手を下ろすと自然にテーブルのうえのモノを触れるので、サイドテーブルとしてもいい感じ。もちろん、チェアを使わないグラウンドスタイルにも対応します。

脚のない場所に座ればこの通り。

脚の甲がテーブルの下にすっぽり入るので食事をする際など、テーブル中央に身体を向けたときに無理な姿勢になりません。脚がある場所ではつま先がくっつくことがあるので、蹴飛ばさないように注意。

脚の切り口を見ると、ほんのわずかですが斜めになっています。これがガタつかず、安定感のあるテーブルとなる秘密。

天板に差し込んだ脚はフラットになります。脚の切り口は斜めということは、脚は自然と外側に傾くようになっていて、そして安定感が増すというわけ。

天板の接続はピタッ! 脚を差し込む前の状態でも、天板がぐらついて抜け落ちることはありません。ここらへんが職人技ですね。

中央に六角形の空間があります。大型のテーブルですが真ん中に入れば簡単にひとりで持ち運べるんですね。

 

■アレンジも楽しい!

写真右がヘキ子。左側はヘキ男とヘキ子を組み合わせた状態で、立体感のあるテーブルになります。ちなみに、芝生柄やネイティブ柄などときおり限定柄が現れるのも楽しみ。

中央の穴はストーブや焚き火台を入れるほか、ワンポールテントのポールを囲むなんてときに重宝します。

パズルのような組み立て方なので、いろいろな組み合わせを試してみました。

写真のように天板を3枚にして囲めば、自分だけの調理台に。また、写真のチェア正面に、穴なし天板+裏返した穴付き天板を追加すれば、チェアを2脚並べてちょうどいい。

ちなみにこの製品はウレタン塗装(オプション)済みでツヤツヤ。ウレタン塗装されていない製品の場合、木製ですから表面保護のためにもワックスがけが必須です。自分の手でワックスをかければ好みの色に仕上げるのが楽しいんですね。

注意したいのは、ペンキを塗る場合です。木に浸透するワックスとは異なり、被膜を作るペンキは接続に影響を与えます。接続部分が精密なので被膜ができてしまうと接続しづらくなります。

*  *  *

ヘキサテーブルが誕生する前は、まれにオーバルもありましたが、テーブルといえば長方形でした。モノポールテントの人気上昇とともに声が上がった “ど真ん中で主張するポール”問題。これを解決し、そして焚き火を囲むこともできる。さらにパズル状で変形もOKなヘキサテーブルは、テーブル界の革命児です。

Webで調べてみると、次々に買い増しするユーザーが多いようです。これは一体?

実は、The Arthは直販Webサイトを用意していません。一部店舗で取り扱われていますが、基本はSNSやメールを通じての注文。通販サイトを通じて「気軽にポチる」ことはできないためややハードルが高く感じますが、やり取りする過程で製作者の人となりに触れることができるんですね。

知れば知るほど魅力的なヘキサテーブル。ひとつ、またひとつ……沼に陥る覚悟でまずはメール(woodenfiretable@gmail.com)を送ってはいかがでしょう。

>> The Arth(Instagram)

 

>> [連載]アウトドア銘品図鑑

(取材・文/大森弘恵)

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