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なんかスゴいぞ!世界最速に世界最タフが加わった最強SDカード誕生!

&GP / 2018年10月7日 11時0分

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なんかスゴいぞ!世界最速に世界最タフが加わった最強SDカード誕生!

スマホにはmicroSDカード、デジカメやビデオカメラにはSDカードと、今や誰もがお世話になっているSDメモリーカード(以下SDカード)。中でも一眼デジカメやビデオカメラでは、大きなサイズの画像データや映像データを書き込むことから、書き込みスピードの高速性能が重要になっていて、発売されるSDカードもハイスピードを謳うモデルが数多く登場しています。

スピードに目が行きがちなSDカードですが、ソニーが発売予定の新製品「SF-Gシリーズ タフ仕様」は、その名の通り“タフさ”が売り。タフと聞いて、うんうんとうなずいている人もいるかもしれません。ソニーが実施したアンケートによると、SDカードが壊れた経験があるという人は46%もいるんだとか。さらに、そのうち1/3がカード自体の物理的破損。そんな破損を防げる“タフSDカード”とは、一体どういうモノなんでしょうか。

ちょっとSDカードを思い出してみてください。側面にデータ消去を防ぐプロテクトスイッチがあり、むき出しの端子部分には仕切りのようなリブが付いています。そして指でつまんでちょっと力を入れると、全体がたわみます。実はこの3点が、良く破損する箇所なんです。

 

1)本体構造

一般的なSDカードは、ポリカーボネート製のケースを重ね合わせ、メモリを挟み込むような構造になっています。これを「SF-Gシリーズ タフ仕様」では、SDカードとしては初となる一体成型構造にしました。メモリを新開発の高硬度素材でコーティングするようなイメージです。これにより、中に空間があり力を入れるとたわむような頼りなさがなくなりました。

 

2)プロテクトスイッチ

側面に付いている小さなスイッチ。誤ってデータを消してしまわないようにロックするためのパーツなんですが、実は使っている人は少なかったりします。しかも、可動パーツゆえに壊れやすい。そこで「SF-Gシリーズ タフ仕様」では、思い切って無くしています。

 

3)端子部分のリブ

SDカードは国際規格なので、形状は決められています。しかし「SF-G タフ仕様」を作るにあたって、壊れやすい部分は少しでも無くしたい。プロテクトスイッチだけでなく、細くて出っ張った端子部分のリブもそのひとつ。そこで、プロテクトスイッチとリブがなくてもSDカードとして認めてもらえるよう、規格を策定しているSDカードアソシエーションから正式な承認を得たとのこと。そもそもリブがなくてもいいんかい!とツッコミたくなりますが、USB Type-Aでも端子部分の仕切りがなくても使えるように、今となってはあってもなくてもいい形状だったりするんですよね。

これら3点の破損しやすい箇所を強化した結果、曲げ強度は従来のSD規格と比べて18倍、5mの落下試験をクリアする耐衝撃性を実現。さらに、IP68という最高等級の防水防塵性も得て、水深5mで72時間置いておいても大丈夫という超絶タフなSDカードとなりました。

しかもベースとなるメモリは、世界最速(2018年9月現在フルサイズSDメモリーカードにおいて)を誇る同社の「SF-Gシリーズ」。最大過去込みは299MB/秒、最大読み出しは300MB/秒です。そんな世界最速におそらく世界最高のタフさを備えた最強ともいえるSDメモリーカード、それが「SF-Gシリーズ タフ仕様」です。

ラインナップは32GB、64GB、128GBの3種類。32GB(市場想定価格1万4000円前後/税別)と64GB(市場想定価格2万円前後/税別)は10月20日前後発売予定、128GB(市場想定価格4万円前後/税別)は11月24日発売予定です。

データ破損も悲しいですが、そもそもカード自体が壊れちゃうのだって悲しいですよね。かなりニッチな商品ですが、とにかく頑丈なSDカードが欲しい!という人には待望の製品かもしれませんね。

>> ソニー「SD-Fシリーズ タフ仕様」

 

(文/&GP編集部 円道秀和)

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