会話に集中できる「聴覚サポートデバイス」の仕組みがスゴい!
&GP / 2018年10月12日 20時0分
会話に集中できる「聴覚サポートデバイス」の仕組みがスゴい!
騒がしい駅や空港で、相手の会話が聞き取りづらく困った経験、誰でも一度や二度はありますよね。“聞こえの悩み”なんてちょっと人には打ち明けづらいし、かといって補聴器や集音器を使うのはまだ早い。というか、「いかにも補聴器」な器具を耳に取り付けるのは、なんだか気が進みません。
それならば、ということで登場したのがこちらのアイテム。見た目はメガネ、中身は骨伝導スピーカー。その名も世界初の聴覚サポートデバイス「αble」(3万4860円~ 10月11日現在)。クラウドファンディング・Makuakeにて、1月11日まで先行販売受付中です。
「αble」は、周囲のノイズの聞こえを抑制しつつ、必要な会話だけが聞こえやすくなるようサポートしてくれる聴覚補助デバイスです。
特筆すべきは、特定の音にフォーカスしつつ不要な音だけをカットする「コミュニケーションフォーカス機能」。本体搭載の4個の超小型マイクで音声をキャッチし前方から届く声だけを強調する“ビームフォーミング技術”と、自分の話す声の反響を抑制する“マイボイスキャンセリング技術”を組み合わせた機能です。これにより不要なノイズは最大99%まで軽減、自分の声も気にならず、対面する相手の声だけにフォーカスして会話が楽しめるようになっています。
またちょっと嬉しいのが、専用アプリを使って自分で聴こえ方をチェックし、かんたんに調整できること。例えば、片方の耳だけが聞き取りにくければ、そちらだけ音量を上げるといった調整が自分で簡単にできるようになっています。聴力の変化を時系列で確認することもできるので、特に耳の健康状態に不安がある人にとっては心強い機能といえそう。
搭載されている骨伝導スピーカーは、低音域から高音域まで幅広い音のニーズに応えるべく、高出力を目指して自社開発された特製スピーカー。また一般に骨伝導スピーカーは振動が大きく、長時間の装着には向かないといわれていますが、「αble」はビルの免震構造を応用した特殊な防振構造を採用、頭部に伝わる振動を和らげたことでこの問題を解決しています。
▲イヤホン型
またメガネの前方リム部分は取り外し可能で、後から度入りのレンズを入れたり、別のリムデザインに変更も可能です。10月11日現在、「メガネ型」は3万4860円から支援を受付中。商品発送は2019年8月を予定。骨伝導スピーカーを搭載しない「イヤホン型」は2万860円から支援受付中です。こちらは2019年5月発送を予定しています。
(文/&GP編集部)
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