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ダイソン?バルミューダ?新型デスクライトの性能に迫る【最新家電レポ5選】

&GP / 2018年10月19日 15時0分

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ダイソン?バルミューダ?新型デスクライトの性能に迫る【最新家電レポ5選】

<家電女優・奈津子×安蔵靖志の最新家電連載【2018年10月:後編】>

元SDN48で家電アドバイザーの資格も取得し、「家電女優」として活躍の幅を広げる奈津子さんと、AllAbout家電ガイドや家電アドバイザーとしてテレビやラジオ番組、雑誌やWebサイトなどで活動するIT・家電ジャーナリストの安蔵靖志が、最新家電の注目ポイントについて語り合う連載企画。今回は2018年9月に発表・発売された家電製品を中心に紹介します。

■Bose「ノイズマスキング スリープバッズ」

安蔵:Boseから「Bose Noise-masking Sleepbuds」(実勢価格3万円)が登場しました。最近はFitbitシリーズのような睡眠状況を計測できる機器をはじめとする「スリープテック」関連機器が増えてきましたが、耳に装着して安眠を促すというのは初めてですね。

▲Boseが2018年9月に発売した「Bose Noise-masking Sleepbuds」(実勢価格3万円)

奈津子:音楽を聴くためのイヤホンではなく、耳栓ではブロックしきれない睡眠中のあらゆる騒音を遮断しつつ、オリジナルの10種類のサウンドによって眠りをサポートするというものです。フル充電で最大16時間使用でき、アラーム機能もあります。

安蔵:ボーズというとノイズキャンセリング機能の元祖ですが、こちらはノイズを打ち消すのではなく、環境音で「マスキング」するんですね。

奈津子:睡眠をサポートする「sleeptrack」という音源が10種類入っていて、これを再生することでいびきや犬の鳴き声、交通騒音などのノイズが気にならなくなるそうです。このサウンドは随時アップデートされるそうなので、音に飽きてもアップデートされていくのはいいですね。

▲「Bose Noise-masking Sleepbuds」を装着したところ

安蔵:イヤホンとしては使えないというのは残念ですが、眠りに悩みを持つ人なら3万円は決して高くないかもしれません。

奈津子:装着したまま横向きに寝られるよう設計されており、実際に装着してみると密着感がしっかりとある印象でした。これならハードな寝相をしている私でも大丈夫そうです。欲を言えば本格的な睡眠にのときだけでなく、ちょっとした昼寝や移動時にも付けたいと思いました。でも空港など騒音が大きい場所ではカバーしきれないこともあるそうです。

安蔵:横にならない場合は、ボーズやソニーのノイズキャンセリングイヤホン・ヘッドホンを使う方がよさそうですね。

■バルミューダ「ザ・ライト」

安蔵:「GreenFan」をはじめとする空調家電、「ザ・トースター」をはじめとするキッチン家電に続き、バルミューダからは子供向けのデスクライト「バルミューダ ザ・ライト」(実勢価格3万7000円)が登場しました。

▲バルミューダが2018年10月26日に発売する「バルミューダ ザ・ライト」(実勢価格3万7000円)

奈津子:ティーザーサイトで写真の一部が公開されてから「コーヒーメーカー」だとか「ロボット掃除機」だとか言われていましたが、まさかの照明機器でしたね。いい意味で期待を裏切っていくメーカーだと思いました。

安蔵:LEDの光を特殊なミラーで反射させて斜め前方に光を届ける「フォワードビームテクノロジー」を採用することで、手元に影を作らないというのがメインのコンセプトなんですよね。

▲LEDの光を特殊なミラーで反射させて斜め前方に光を届ける「フォワードビームテクノロジー」を採用している

奈津子:手術灯などを手がける山田医療照明と共同開発したそうです。バルミューダの寺尾玄社長は、世界で一番物が見えなければならない現場は手術灯だということで、共同開発を依頼したと話していました。

安蔵:光に照らされたものの色を正確に再現するために、演色性(100に近いほど太陽光に近いことを示す)Ra 97の「太陽光LED」を採用したそうです。

奈津子:世の中ではまだほとんど使われていない技術で、美術館や手術室など一部の場所でのみ使われているそうです。ザ・ライトはブルーライトのパワーが一般的なLEDの半分程度のため目に優しく、本来の色をより細かく再現することができるのが特徴だそうです。実際に体験してみましたが、自分の影がじゃまにならず、手元がとても見やすかったです。

▲利き手と反対側に置いて使うと、自分の手が影にならずに使えるとのこと

▲「自分の手が全く影にならないので、書きやすかったです」

安蔵:あえてシンプルなデザインで、子供たちが自分でシールを貼ったり絵を描いたりできるようにしているそうですね。

▲本体のポケットには文房具などを入れられるようになっている

奈津子:ポケットの部分に好きな文房具を入れることで、それぞれの子供達のキャラクターが出てくるというところも興味深かったです。個人的には操作音もかわいいと思いました。バルミューダ ザ・レンジのときに初めて取り入れられた音の工夫が、今回の照明にも生かされていました。私にはまだ子供がいないですけど、子供の目の健康のためだったら、散々悩んだあげくに3万7000円を出してしまいそうです。

■ダイソン「Dyson Lightcycleタスクライト」

安蔵:ダイソンからも、「目の健康」に留意したLED照明の「Dyson Lightcycleタスクライト」(実勢価格6万4000円)が登場しました。スマートフォンアプリから入力した地域の情報を基に、その地域の太陽の色や明るさに合わせて照明を自動的にコントロールするというのがこれまでにはないユニークな特徴です。

▲ダイソンが2018年9月に発売した「Dyson Lightcycleタスクライト」(実勢価格6万4000円)

奈津子:私はタレントとして早朝から0時過ぎまで働くこともありますし、逆に一歩も外に出ずに執筆だけする日などもあり、かなり不規則なライフサイクルです。会社員の方はもちろん、自然の明かりに近いサイクルを光で知ることができるのは、フリーランスの方々にも必要なことでしょうね。

安蔵:日本ではシーリングライトが主流ですが、Dyson Lightcycleタスクライトを使うならシーリングライトも朝は電球色、昼は昼光色、夕方以降は電球色というように、色を変えられるものを併用すると良さそうですね。

▲大型のLEDを搭載しており、その手前には照度センサーなどを備えている

▲大型のLEDを冷却するために、パイプの中の水滴が冷媒のような役割を果たして熱を発散させる「ヒートパイプテクノロジー」を採用している

奈津子:ダイソン 空調カテゴリーのグローバルカテゴリーディレクターを務めるサム・バナード氏は「20年ぐらい前まで、私たちは空気をきれいにするなどと考えていませんでしたが、今は当たり前になっています。それと同じように、照明で目の健康を維持するという考え方を諦めずに発信していけば、世の中に少しずつ理解していってもらえるでしょう」と話していました。

▲奈津子さんにDyson Lightcycleタスクライトを説明するダイソン 空調カテゴリー グローバルカテゴリーディレクターのサム・バナード氏

安蔵:ダイソンはファンヒーターと空気清浄機が一体になった「Dyson Pure Hot+Cool」(実勢価格7万7800円)も発表しましたね。Dyson Lightcycleタスクライトに注目が集まりましたが、空気清浄機や扇風機、ファンヒーターとして1年中使えるという意味ではかなり魅力的な製品ですよね。

▲ダイソンが2018年11月に発売する「Dyson Pure Hot+Cool」(実勢価格7万7800円)

■アイリスオーヤマ 電子レンジ

安蔵:アイリスオーヤマから「スチーム流水解凍」機能を搭載する、その名も「スチーム流水解凍オーブンレンジ」(実勢価格5万9800円)が登場しました。

▲アイリスオーヤマが2018年10月に発売する「スチーム流水解凍オーブンレンジ」(実勢価格5万9800円)

奈津子:今回は「まるで流水解凍」が最大のポイントで、他メーカーとは違って肉の解凍ではなく「刺身推し」な点がユニークで面白いと思います。

安蔵:ラップでくるんだ刺身を専用容器に入れてセットすると、庫内側面からスチームが噴射され、専用容器が温められることでじんわりと容器内の刺身などが解凍されるという仕組みです。

▲ラップでくるんだ刺身を専用容器に入れて解凍する仕組み(写真は解凍直後のもの)

奈津子:アイリスオーヤマが調査したところ、約1200人中約400人が刺身を上手に解凍できることを希望していたそうです。流水解凍に手間を感じてるユーザーが多かったそうですね。私はズボラなので生焼けになってもレンジで温めることが多いのですが、流水解凍のほうが確実においしくなるのは確かです。

安蔵:内覧会ではマグロのサク約100gを使った解凍のデモもありましたね。

▲流水解凍オーブンレンジで解凍した刺身を切ったところ

奈津子:解凍後、常温で10分ほどおくのがベストだそうです。解凍直後はまだ少し固めですが、10分おいた刺身は鮮やかでとてもおいしそうに仕上がっていました。容器の内部にはスチームの水滴がありましたけど、刺身からはドリップも出ていませんでしたね。

■リラックス家電ブランド「ルルド」発表会

安蔵:アテックスのリラックス家電ブランド「ルルド」の新製品内覧会が行われましたね。私は参加できませんでしたが、いかがでしたでしょうか。

奈津子:ルルドブランドはマッサージ器が中心ですが、どれもリラックスタイムに便利なだけでなく、かわいらしいデザインが魅力的なんですよね。ターバンのように頭に巻いて使う「ルルド リフトケア」(実勢価格2万円)は2つのエアーバッグで頭皮をつかんで持ち上げる「エアWリング構造」で、頭のハリやこわばりにアプローチできるそうです。

▲ターバンのように頭に巻いて使う「ルルド リフトケア」(実勢価格2万円)

安蔵:デザインだけでリラックスに誘ってくれる感じですね。

奈津子:実際に試しましたけど、見た目以上に力が強く、とてもリフレッシュできました。これならギリ好きな人の前で付けられる気がします(笑)。ただ、メイクをしたまま使うと化粧が付いてしまう点には注意です。頭皮だけでなく、首もとをホットタオルを当てるようにして温められるツーウェイスタイルも魅力に感じました。

安蔵:ルルドはハンドケアとフットケアの機器も多いですよね。

奈津子:ハンドケアは手とデコルテのケアだけでなくディフューザー、パーソナル加湿器にもなる「ハンド&デコルテ モイスチャー」(実勢価格1万円)が登場しました。寒いと手が縮こまりがちになるので、温めてなおかつくすみを改善してくれるのはうれしいです。手へのスチームは濃密で文句なしでした。ただデコルテへのスチームは、パナソニックなどと比べると体を近づけなければ当たらないかなと思いました。ただコンパクトさと1台4役な点は、充分にポテンシャルを秘めていると思います。

▲「ハンド&デコルテ モイスチャー」(実勢価格1万円)

安蔵:フットケアもありました?

奈津子:業界初のファスナーブーツ型「エアブーツマッサージャー」(実勢価格2万3000円)はデザインの良さが魅力でした。はきやすさを追求したそうで、実際に他メーカーのマジックテープと比べて圧倒的にはきやすいです。約15秒ではけました。かわいくて自立する形だから、室内で出しっ放しにしておけますし、寝転びながら使えるのもいいです。

▲ファスナーブーツ型の「エアブーツマッサージャー」(実勢価格2万3000円)

安蔵:マッサージクッションとかはいかがでした?

奈津子:私が気になったのは「シャキッとエアマッサージシート」(実勢価格2万円)です。独自の設計から生まれた3Dシートが正しい姿勢にアプローチし、骨盤周りとお尻をマッサージしてくれます。骨盤が上下左右からしっかりプッシュされる感じです。ルルドのマッサージ系アイテムは総じて威力が強い点がいいですね。

▲シート型のマッサージ器「シャキッとエアマッサージシート」(実勢価格2万円)

安蔵:ほかにも気になるものはありましたか?

奈津子:猫耳付きのフードで、約41℃まで温まるヒーター内蔵の「ふわポカハグにゃんフード」(実勢価格5500円)がかわいらしいデザインで気に入りました。私は私服は大人めなのですが、家にいるときぐらいはかわいらしさを忘れないでいたいので、部屋着は昔からファンシーなんですよ。ルルドの家電は、大人の女性でもお部屋の中でかわいらしい気持ちを忘れないでいられるからうれしい気持ちになります。

▲猫耳付きのフードで、約41℃まで温まるヒーター内蔵の「ふわポカハグにゃんフード」(実勢価格5500円)

 


【家電女優・奈津子×安蔵靖志の「最新家電レポ」】


(取材・文/安蔵靖志 奈津子)

profile-654x720 あんぞうやすし/IT・家電ジャーナリスト

ビジネス・IT系出版社で編集記者を務めた後、フリーランスに。総合情報サイト「日経トレンディネット」、「NIKKEI STYLE」などで執筆中。KBCラジオを中心に全国6放送局でネットしているラジオ番組『キャイ~ンの家電ソムリエ』にも出演中。

natsuko_profile なつこ/女優・タレント

ドラマ、CMの出演多数。「家電アドバイザー」資格を取得し“家電女優”として雑誌、webメディアなど活動のフィールドを広げて活躍中。TOKYO FM「Skyrocket Company」レギュラー出演中(火曜18時〜)。instagramは 「natsuko_kaden」、Twitter「natsuko_twins」

 

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