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変形するトートバッグ「スプーンフル」でキャンプを快適に!【アウトドア銘品図鑑】

&GP / 2018年11月3日 9時0分

変形するトートバッグ「スプーンフル」でキャンプを快適に!【アウトドア銘品図鑑】

変形するトートバッグ「スプーンフル」でキャンプを快適に!【アウトドア銘品図鑑】

アウトドアにおいて、キャンプ道具や薪などを運べるタフなトートバッグは必需品といっても過言ではありません。近年はいろいろなメーカーからトートバッグがリリースされていて、自分の好みのサイズのものを選べます。

でも、持っていくキャンプ道具は、季節や目的地、遊びによって変わるもの。いつものトートバッグには入りきらないから1サイズ大きなバッグを追加、長尺物用に縦長トート…という具合に、いつの間にやらいろんなサイズのトートバッグを買ってしまい、たくさんのバッグがクローゼットにスタンバイしていませんか?

「スプーンフル」は、両サイドをファスナーでフルオープンにできる画期的なトートバッグ。いつものトートバッグでも、荷物が増えて入りきらないときは道具に巻き付けたり、片側だけオープンにするなど7通りの使い方ができるというすぐれもの。

 

スタンダードな8号帆布のほかに、デイリーユースができるしなやかな11号帆布や12ozデニム、0.35mm圧ターポリンも仲間入りしていて、ますます使い勝手がよくなっています。

■使い方

「スプーンフル」の特徴は、なんといってもサイドをフルオープンにできることです。キャンプ場へは道具を運び、キャンプサイトでは空になった「スプーンフル」を手に森や川原へ出かけ、薪を拾ってこられます。

▲フルオープン&片側オープン

川原にはこんなちょっと長めの流木がたっぷり落ちていて、焚き火用の薪にぴったり。「スプーンフル」をフルオープンにするか、片側のみオープンにすればラクラク持って帰れます。

▲ミニバッグ

サイドを内側にたたんでファスナーを閉じれば、半分の幅になります。写真は薪に巻き付けていますが、小物であれば2気室のバッグのように使ってもいいですね。

▲底部分のサイドをオープン

マットやチェアのようにひとつだけ長く飛び出すものは、底部分のみファスナーを開いておくと入れられます。斜めにマットやチェアを入れると床に置いたときにバッグが型崩れして中身がこぼれることがありますが、これなら安定しますね。

▲サイドの上部オープン

長尺物でも軽いものならそのまま斜めにさしてもいいし、サイドのジッパーは上部からも空くので少し開いておいてもいいんです。

▲マチあり&マチなし

底部分はボタンで留めてマチを作れますし、ボタンをはずせばフラットなバッグとして使えます。

また同サイズであれば、ファスナーをジョイントさせることで大型のトートバッグになります。隙間ができる場合もありますが、これは頼もしい!

 

■サイズ

現在、「スプーンフル」は、6Lから107Lまで16タイプがラインナップされています。その中から3種類を使ってみました。

#17ルードムード(展開時80×116cm 容量62L ターポリン 1万円/税別)
#12キャリー(展開時43×33cm 容量11L 11号帆布 7800円/税別)
#10ジェシカ(展開時46×94cm 容量17L 12ozデニム 1万3000円/税別)

▲#17にはソロキャンプ用の大物ギアが一通り入った

ソロテント(ヒルバーグ「ソウロ」)とテーブル(テンマクデザイン×雀家「ワークテーブル LOW・竹天板」)、ブランケット、ニンジャタープ、ポール、チェア(ogawa「ハイバックチェア」)が入りました。正直、寝袋やインフレータブルマットなどまだまだ入りそうですが、重くなって持てなくなりそう。

▲#12には焚き火アイテム一式が入る

焚き火台(ユニフレーム「ファイアスタンド」※2分割できるよう改造済み)とグローブ、ナイフ、ライター、着火剤、カップ、火ふき棒、マルチツールをまとめてちょうどいい感じ。小型の鉄板を入れる余裕もありました。

▲縦型の#10はソロ用のキッチングッズをまとめて、デイキャンプセットに

ピクニックマット(コールマン「レジャーシート」)、ジャグ、バーナー(SOTO「ストームブレイカー」)、クッカー、シェラカップ、包丁・まな板セット、マルチツール、保温ボトル(スタンレー「マグボトル」)、調味料入れ(ゴースタック)、折りたたみソーラーランタンなど盛りだくさん。

ほかにも、ダッチオーブンユーザーなら、正方形ボトムの#6エニーデイや#7ハーベストなんかが使いやすそう。自分の道具たちから適切なサイズを選びましょう。

 

■素材

バッグの素材は、オリジナルともいうべき8号帆布(パラフィン加工)のほかに、11号帆布、ターポリン、デニムがあります。

8号帆布のシリーズは自立できるので、無造作にクルマやキャンプサイトに置けるのはご存じのとおり。

11号帆布は真ちゅう製のファスナー、ターポリンはビスロンファスナーでタブがリング状です。デニムはファスナーではなくタックボタンを採用しています。

ターポリンは水に強いので、これからの季節は濡れてしまったスノーアイテムを持ち運ぶのにぴったり。クルマのラゲッジに広げてブーツ置き場としてもいいですね。夏ならシートに広げておけば、水着のままちょっとクルマを移動させるときに重宝します。キャンプでは、重いものはタフな8号帆布、水辺はターポリンと使い分けると良さそうです。

デニムシリーズは思ったよりくったりとした感触。しかも、タックボタンは、気軽に開け閉めできません。どちらかというとタウン寄りのシリーズです。

けれど、カラビナをかけてランタンやキーを吊り下げるなんて具合に使えるので、比較的軽い、ピクニック用品の持ち運びによさそう。

11号帆布は8号ほどタフではありませんが、しなやかでたたんで持ちやすいという特徴があります。さすがにダッチオーブンのように重いものを入れるのはためらいますが、キャンプでは小物の整理や買い物用バッグなど、マルチに使えます。

■サイズ選びと使い方のヒント

「スプーンフル」を作ったホールドオールの椎名哲朗さんに、サイズ選びと使い方のヒントを教えてもらいました。

「8号帆布の#6に10インチダッチオーブンを入れ、その上にスキレットのハンドルをファスナーを開いて逃がして重ね、さらにコッヘルセットやテーブルウェアを重ねて、ポケットにはカトラリーやキッチンツールを入れると、4人分程度のキッチン回りがひとまとめに納まります。また、雨の日の撤収では帰宅後にテントやタープを乾燥させなくてはならないので、ターポリンの#17や#18をシート状に広げて、その中央に適当に丸めたテントやタープを置いて、サイドファスナーを閉めれば、クルマも他の荷物も濡らさずに持ち帰ることができます」

「新登場のセンゴクアラジン ポータブルガスストーブは#7にぴったりです」と写真を送ってくれました。アラジンのブルーフレームは台座が大きいので下部を開放して持ち運べるそう。

「ソロキャンプなら#17にたいていの装備が入ってしまいます。設営後はテント前室に敷いて荷物置き場にする、寝る前に椅子やテーブルに被せて夜露で道具を濡らさないなんて使い方も」

「スキーやスノーボードではターポリン製の#14や#15。ウエアやブーツを本体に入れ、ゴーグル、ニットキャップなどの小物は6つあるポケットにそれぞれ収納すれば、いくつもバッグを持つ必要はありません。駐車場に置けば、広げなくとも踏みつけてブーツの履き替えができますし、濡れたバッグは雑巾で拭くだけでよく、クルマを汚すことはありません」

「全てのモデルに共通ですが、スプーンフルはマチを開放してフラットにしてコンパクトにたためます。ターポリンモデルなどは、大きなサイズでもかなり小さくたためるので、クルマに常備しておくと色々使い道が広がるのでは」

7通り+ジョイントまでできちゃう便利なトートバッグ「スプーンフル」。広げてもいいし、多少の道具の増減はファスナーで調整。とっておきの大きな道具はジョイントして…。アイデア次第でいろんな使い方ができるんですね!

サイズバリエーションが豊富なので、どれにすればいいか迷ってしまいますが、自分の道具を見直すチャンスかもしれません。

>> ホールドオール

 

(取材・文/大森弘恵)

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