おしゃれな折り畳み式収納ボックスにキャンプ道具を入れたら分かったその実力
&GP / 2018年11月4日 20時0分
![おしゃれな折り畳み式収納ボックスにキャンプ道具を入れたら分かったその実力](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/goodspress/goodspress_192236_0-small.jpg)
おしゃれな折り畳み式収納ボックスにキャンプ道具を入れたら分かったその実力
<&GP編集部員が買ってみた!使ってみた!>
私事ですが、2月末に引っ越しをしました。ところが、8ヶ月経った11月になっても未だ片付かず。忙しい、モノが多い、やる気が出ない…という人間的要因もありますが、現実的な背景には「どこに収納するか問題」があります。自宅の収納スペースは限られ、すでに収納物でいっぱい。あとは視界に入る場所に荷物を置くしかないのです。
ということは“見せ収納”しか方法がない!
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じゃあ、格好いい収納ボックスが必要だ!
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しかも、アウトドアにも持ち出したい!
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となると「無印」「ニトリ」「IKEA」の収納ボックスはちょっとテイスト違い。
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「スノーピーク」のシェルフコンテナはかっこいいけどちょっとお値段が……。
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「YOKA」のガレージボックスや「THOR」のハンドル付きトートボックスもオシャレ〜と思ったけど、折り畳み式がいい!
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探したあげく、Amazonでちょうど具合が良さそうな収納ボックスを見つけました。
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早速ポチったのは、 ベニヤの「ori-con shelf(オリコンシェルフ) 50L」(4704円/税込)!
サンドベージュのミリタリーテイストでかっこいいからというのもありますが、なんと前面とサイドがパカっと開く仕様にピンときました。これなら、スタッキングしてもそれぞれのボックスに何が入っているかひと目で分かるから、収納下手にはぴったり(のはず)!
そんな見た目で買った収納ボックスですが、果たしてその実力のほどやいかに。
どれだけ入るのか? 使い勝手はどうなのか? そしてそもそも収納ボックスを買う理由だった“見せ収納”は成立するのか? ひとまずアウトドアに行く時に収納ボックスを持っていくことが多いので、キャンプ道具を入れて検証してみました。
■50リットルって、どれだけ入る?
今回、購入したベニヤの「ori-con shelf(オリコンシェルフ)」は、50リットル。といっても、どれだけ入るか分かりにくいので、まずは部屋に散らかっていたアウトドア用品を収納してみました。アウトドア用品といっても、ほぼおひとり様用のキャンプ道具。テントは2人用ですが、サイズの想像はつきますでしょうか?
▲50Lのボックスの中には。テント、シュラフ、イス、折り畳みテーブル、シングルバーナー、BBQグリル、クッカー、ランタン、ヤカン、ボトル、ヒーター、コーヒーミルなど。
▲上の写真のアイテムが丸っと入ります。おひとり様キャンプのアイテムだったら、かなり充実した装備を持っていけます。これぐらいの量であれば持ち運びも容易です
▲サイズは組み立て時がW525×H340×D365mm、折り畳み時がW525×H100×D365mm
■荷物を入れて実際に持ち運べる?
この収納ボックスは単体で約3kg。70リットル以上のバックパックが2.5kgぐらいなので、それよりは重いですが、折り畳んだ状態で持ってもあまり重量は感じません。幅がちょうどいいというのもあるんでしょうか。力を込めやすく、今回の荷物程度であれば持ち歩きは簡単です。
ちなみに、より容量の大きい80リットルもありますが、今回は下記の理由から50リットルを選びました。
1…80リットルの収納ボックスに荷物を入れたらひとりで持てない
収納ボックスなので大きい方がいいのですが、多分、幅もあるので力が入らず、80リットルの収納ボックスに荷物をぎっしり入れたらひとりで持てない。
2…存在感がありすぎて、単純に邪魔になる
収納ボックスをそのまま視界に入るところに出しておくのが前提。80リットルのサイズだと部屋の中で存在感がありすぎて部屋自体のスペースが少なくなる。
▲折り畳めば厚さ10cm。使わない時はちょっとした隙間に入れておけます
▲幅は約50cmと、持ちやすいサイズ。キャンプ道具であれば、荷物を入れて運んでも苦になりません
ちなみに折り畳んだ状態からボックスの状態にするには、わずか15秒ほど。フタを開いて持ち上げて、パネル下にあるロックを固定するだけ。
重いものを入れたら持ち運べるか検証のため、散らかっていた雑誌や本を収納してみましたが、持ち運ぶのは至難のわざ。本棚の代わりに使うのはあまりおすすめできません。
▲収納ボックスであって本棚ではありません。重さと関係ありませんが、ミリ調のサンドベージュがいい感じで和室にも合います
■かゆいところに手が届く収納ボックス?
オリコンシェルフに決めた理由のひとつが、その機能性にあります。収納ボックスに機能性? と思われるかもしれませんが、実際に使ってみたら目からウロコの機能が盛りだくさんでした。
1.前面パネルとサイドパネルが開閉するから中のモノを確認できる
収納ボックスには中身が見える半透明のタイプもあります。タオルや靴下、下着など中身が見えるので便利なのですが、さすがに視界に入るところにはおけません。オリコンシェルフとは別に、折り畳み式の収納ボックスも持っているのですが、こちらは中身がまるで見えません。なので、中に何が入っているかをガムテープに書いて上に収納しています。その点、これはフロントパネルのひとつに小さなドアが、サイドパネルのひとつに大きなドアがあるため中が見えるのです。開閉式で積み重ねてあっても、ひと目で中身が分かるから、作業時間の効率化につながります。小さな窓は、W210×H160mm、大きな窓はW375×H185mm。
▲全部で3ヶ所が開閉。よく使うものを外側に置いた方が取り出しやすい。当たり前だが、きっちり入れすぎるとサイドドアから入れ直すことはほぼできない
2.ドアがあってスタッキングができるから収納棚使いができる
収納ボックスはほとんどスタッキングができるから、ことさら珍しくはないと思いがちですが、オリコンシェルフの場合、開閉式のドアがあるのが大きなメリット。段積みして、上にボックスが載っていても下の段のボックスから荷物を取り出せるから問題なし。きっちり詰め込む収納ボックスとしてではなく、最初から収納棚として使うという利用方法もあります。なお積み重ね目安は5段まで。
▲テーブルの高さに合わせて、クッカーやカップなどを入れた収納ボックスをスタッキングすれば使い勝手もいい
3.ワンアクションでフルオープンにできる
収納ボックスを使っている人は分かると思いますが、大抵のものはセパレートタイプのフタ付きです。対してこのオリコンシェルフは本体と一体型になったフタを採用。真ん中で別れたパネルを左右に開く観音式なので、いちいちフタを外して、下に置いての作業がありません。しかもヒンジ式でフルオープンになるので使いやすく、意外な発見でした。
▲トップパネルは観音開き式でヒンジに若干の余裕がある
4.組み立て固定にスライドロックを採用。確実にパネルを固定できる
これも細かなところですが、組み立て固定に4ヶ所スライドロックを採用。以前から所有している別の折り畳み式収納ボックスは、固定する際、パネルを内側から外側にテンションをかけるだけ。なので、テンションのかかりが緩く、外側から何かしらの圧力がかかった場合、パネルが内側に入り込んでしまいます。対してこれは、パネルを内側から外側に押し出した上にロックをかけるため、外側からのテンションがかかっても内側にパネルが倒れることはありません。またサイドドア1枚につき2ヶ所、計4ヶ所スライドロックがあるので、不要にドアが開くことがないのです。
▲小さい方のパネル両面に各2ヶ所計4ヶ所のスライドロックを完備、。ロックを開閉する際は、カチッと音が鳴り、感触が手に伝わる
▲スライドロック上には「OPEN←→CLOSE」の刻印があるのも分かりやすくて◎
5.鍵をかけられるから大事なものが入れられる
目からウロコなのが、収納ボックスなのに鍵穴が付いていること。トップパネル2ヶ所とサイドパネル2ヶ所の計4ヶ所を閉じれば密閉はできます。が、多分、サイドドアが不慮の要因によって開かないようにしたり、他人と段積みで収納スペースを共有したりする場合に鍵を付ける、という使い方が現実的かもしれません。
▲2ヶ所あるサイドドアに鍵を付けられますが、大きなサイドドアの鍵穴の周辺は狭いので付けられる鍵を選びます。トップパネルを止める穴も狭いので使う際は要確認です
これまで収納ボックスになんの考察もしてきませんでしたが、今回、収納ボックスを検証するにあたり、自宅の収納ボックスを確認したところ5種類あり、4種類が半透明で1種類が茶色。スタッキングできるものが4種類で1つは不可。折り畳み式が1種類でした。
そして分かったことは、収納ボックスには、「中が見えるか、見えないか」「スタッキングできるか、できないか」「折り畳めるか、畳めないか」、というほかに「パッシブ収納ボックスとアクティブ収納ボックス」があるということ。
つまり、押入れの中で威力を発揮するものと、外に持ち出してこそ機能が活きるもの。“見せ収納”のレポートまではできませんでしたが、このオリコンシェルフは間違いなく後者のアクティブ収納ボックス。
だから、キャンプに持っていくにはおすすめです。
(取材・文/&GP編集部 澤村尚徳)
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