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断言!これはPC代わりになる!新iPad Proで覚えておくべき3つの基本テク

&GP / 2018年11月8日 6時30分

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断言!これはPC代わりになる!新iPad Proで覚えておくべき3つの基本テク

ホームボタンがなくなるなど、デザインを刷新したiPad Pro。第2世代の「Apple Pencil」や、キーボードとケースが一体になった「Smart Keyboard Folio」など、周辺機器もバージョンアップしており、今まで以上に使い勝手の良いモデルになりました。「これならノートパソコン代わりに使えそう!」と期待している人も多いはず。

同機の概要は既報でお伝えした通りですが、今回は新機能を活かしつつ、実際にiPad Proを使う際に抑えておきたいテクニックを合わせてご紹介していきます。

(1)第2世代のApple Pencilはダブルタップの設定を忘れずに

手書き操作はタブレットの特権! iPad Proの良さを活かす意味でも「Apple Pencil」は合わせて購入しておきたいアクセサリーです。第2世代のApple Pencilは、新たにiPad Proの側面に取り付けられるようになり、持ち運びやすさが改善されています。また、装着した状態で充電まで行われるので、いざ使う時に電池切れの心配もありません。

▲本体に装着できるようになったことで使用頻度は増えそうだ

iPad Proのスリープ画面にペン先を当てると、一瞬で「メモ」アプリが起動するので、ちょっとしたメモを素早く取れます。ちなみに、設定から「メモ」>「ロック画面からメモにアクセス」をタップすると、起動するメモを常に新規ページにするか、あるいは常に一定のページにするかを選択できます。

▲スリープ状態から、さっとメモを取れるのは実用的(GIF動画)

Apple Pencilの新機能としては、ペン先に近い軸をダブルタップして操作するというものが追加されました。デフォルトでは、ペン先を消しゴムに切り替えられるようになっています。また、設定から「Apple Pencil」を選択すれば、「現在使用中のツールと前回使用したツールの切り替え」や「カラーパレットを表示」なども選択できるので覚えておきましょう。

▲Apple Pencilのこの辺りをダブルタップしよう

「メモ」アプリの手書きに加え、写真やPDFなどのマークアップでもこうした操作が行えます。一方、「iWork」の場合は、執筆時点で「スマート注釈」だと切り替えができて、「描画」だと切り替えられないという状況でした。こちらはそのうちアップデートで対応するのかもしれませんね。

▲Procreateでもダブルタップで消しゴムに切り替わる(GIF動画)

サードパーティ製アプリについては、発表会場のデモで紹介されていた「Procreate(プロクリエイト)」で、ダブルタップでの切り替えが可能。設定から機能のカスタマイズも行えることも確認しました。デモで紹介されていた「QuickMenu」ボタンの表示のほか、「QuickShape」機能も便利です。

▲Procreateの「アクション」>「ジェスチャコントロール」>「QuickShape」または「QuickMenu」で「Apple Pencilのダブルタップ」をオンに

▲「QuickShape」をオンにした例。最後のストロークからシェイプを作成できる(GIF動画)

(2)キーボード操作で画面タッチを減らそう

Smart Keyboard Folioは、キーボードと背面カバーまでが一体化したアクセサリー。102箇所のマグネットでiPad Proにがっちり固定されるので、使用中に位置がずれる心配はありません。ちなみに、キーボード面の溝にもマグネットがついているため、ちょっと場所を変えて…なんてシーンでも、ヒョイっと持ち上げて楽に移動できました。

▲カバーをした状態で厚みは約14mmになる。MacBook Proよりも少し薄いくらい

▲膝上と、机上で角度を使い分けられる

Touch IDの代わりに搭載されたFace IDも、キーボードとの相性も抜群で、スペースキーを押すだけで起動します(あるいは指で画面タップでもOK)。認証速度もかなり速いです。

▲スペースキーで起動

画面タップをせずに、そのままキーボードだけで操作もできます。まずは、 + で、「検索」機能が起動。ここにアプリ名を入力すれば候補が表示されます。キーボードの上下左右で選択し、Enterを押せば、画面タップをせずにアプリを選択できました。

▲検索画面を表示

一方、ホーム画面に戻るには、 + を押せばOKです。「HOME」の頭文字と覚えておきましょう。また、最近使用したアプリを表示するには、 + をタップします。

▲ホーム画面に戻る

▲最近使用したアプリを選択

アプリが起動した画面で、を長押しすると、そのアプリで使用できるショートカットコマンドが表示されます。先述のホーム画面での操作も同様の手順で確認できます。

▲Appごとにショートカットを確認できる

例えば「メール」アプリなら、 + で新規メールを作成。アドレスを入力して、件名を入力して、本文を入力し、最後に + + で送信まで行えました。

▲音声入力はキーボードを外して行おう

ちなみに、音声入力を利用したい場合には、Smart Keyboard Folioをセットしたままでは使えません。キーボード面の溝からiPad Pro本体を外し、ソフトウェアキーボードに切り替えた状態で利用する必要があります。

(3)大画面を活かすには複数ウィンドウを使いこなすべし

iPad Pro 12.9インチモデルの大きなディスプレイは、写真をレタッチしたり、イラストを描いたりするのに最適。しかし、調べ物や事務作業も行いやすいメリットも忘れてはいけません。そのためには、複数のウィンドウを使い分けることが重要です。

▲iPad Pro(右、12.9インチモデル)のディスプレイは、MacBook Proのとアスペクト比が異なる。この向きだと縦が長くて横が短い

iPad Proでは、最大3つウィンドウを表示できます。まずひとつ目のアプリを起動。その状態で画面下部を上へスワイプアップし、ドックからアプリアイコンをドラックアンドドロップ(使用したいアプリを、あらかじめドックに配置しておきましょう)。ふたつ目のウィンドウが表示されたら、その上部をスワイプダウンすると、ウィンドウが2つに分かれます。その境目を左右にスワイプすると、3段階で表示領域を調整可能です。

▲ふたつ目のウィンドウを開くには、ドックからドラックアンドドロップして、

▲下へスワイプ

▲幅を調整する

3つ目のウィンドウを表示するには、ドックから境界部分にドラックアンドドロップします(左右の画面にドラックアンドドロップするとアプリが切り替わってしまうので注意)。非対応のアプリもあります。

▲同じ要領で、境界部分にドラックアンドドロップすると、

▲3つ目のウィンドウを表示できた

3つ目のウィンドウは、上端を左右にスワイプすることで、画面の右端に置くか左端に置くかを選択可能。右端でさらに右へスワイプすると、一時的に画面外に保留でき、画面右端を左側へスワイプするとウィンドウを再表示できます。

▲右端に隠せる(GIF動画)

iPad Proでファイル操作を行う際には、こうした複数ウィンドウで表示させた上で、ドラックアンドドロップをするのが定石です。例えば、「Documents by Readdle」アプリで作成したフォルダにドラックアンドドロップでファイルをまとめれば、そこからZipファイルを作成できます。

▲USB Type-C経由で外部機器との接続も行える

ちなみに、新しいiPad Proでは、USB Type-Cが採用されたので、アダプターなしで外部ディスプレイへ出力ができます。ディスプレイ側に映る画面は、基本的にはミラーリングで表示される仕組み。発表会場のデモで紹介されたように、一部のアプリはミラーリングではなく、出力先専用のセカンドディスプレイ表示に対応する予定のようですが、まだまだ限定的。今後、便利な対応アプリが増えると良いですね。

*  *  *

初代iPad Proを数年使ってきた筆者としては、iPad Proは慣れればパソコンの代わりに使えると断言できます。特に今回の新モデルは見た目が洗練され、ペンやキーボードの周辺機器も扱いやすくなりました。Wi-Fi + Cellularモデルならモバイル通信も利用できますので、出先で仕事用に使いたい人にもオススメできます。

また、USB Type-Cを採用したことで、電源や外部接続用のケーブルがMacBookと共通したこともポイント。すでにMacBookシリーズを運用している人にとっても、周辺機器を揃え直す手間がないので、良いサブマシンとして活躍すると思いますよ。

ペンとキーボードをセットにした最小構成価格は、11インチモデルで12万4100円、12.9インチモデルで14万9100円。Apple Care+も考慮すると決して安くはありませんが、触れば納得できるクオリティです。

>> Apple「iPad Pro」

 

(取材・文/井上 晃

いのうえあきら/ライター

いのうえあきら/ライター

スマートフォン関連の記事を中心に、スマートウォッチ、ウエアラブルデバイス、ロボットなど、多岐にわたる記事を雑誌やWebメディアへ寄稿。雑誌・ムックの編集にも携わる。モットーは「実際に触った・見た人だけが分かる情報を伝える」こと。編集プロダクション「ゴーズ」所属。

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