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音楽動画好きは注目!「YouTube Music」がいよいよ日本でサービス開始!

&GP / 2018年11月15日 7時30分

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音楽動画好きは注目!「YouTube Music」がいよいよ日本でサービス開始!

そろそろ日本でもサービスが開始するのではと囁かれていた「YouTube Music」。ついに2018年11月14日より日本でも利用できるようになりました。

YouTube Musicは、毎月10億人以上が利用する動画配信サービス「YouTube」が作った音楽アプリです。とはいえ、すでに「Apple Music」や「Spotify」、そしてYouTubeを運営するGoogle社の「Google Play Music」など、競合サービスが複数あるのも事実。

YouTube Musicの特徴や既存の音楽ストリーミングサービスとの違いをご紹介しましょう。

■有料プランなら広告なしで音楽を再生可能

YouTube Musicは、音楽専用のストリーミングサービスです。YouTube上にアップされている音楽関連の動画だけが見られるのが最大の特徴。レコード会社が配信する公式動画だけでなく、一般のユーザーが投稿したカバー曲やオリジナル動画も検索の対象となるそうです。

▲画面は「ホーム」「ホットリスト」「ライブラリ」の3つで構成される

このサービスは無料でも利用できますが、無料プランの場合は広告が表示されます。この仕組みはSpotifyと同じ。広告なしで音楽を再生するには、「YouTube Music Premium」への加入が必要です。

YouTube Music PremiumはAndroid版とウェブ版が月額980円(税込)、iOS版が月額1280円となっています。iOS版の料金はAppleの手数料が上乗せされているそうです。

有料プランの場合は、バックグラウンドやオフラインでの再生もできます。マルチウインドウのような機能がないスマホでは、ほかのアプリを使いながらYouTubeアプリを再生できないようになっていたので、この機能はありがたいですね。

▲動画再生中の画面。YouTubeの画面仕様とは異なり、音楽を聴くことに特化されている

また、有料プランでは動画モードと音声モードの切り替えにも対応しており、動画を読み込まずに音声だけを再生することも可能。Wi-Fiがない環境で利用する時間が長い人にとっても、YouTube Music Premiumへの加入は欠かせなくなりそうです。

▲動画の再生中の画面をタップすると「音声のみ」の表示が。タップすると、その箇所から音声のみの再生に切り替わる

また、Wi-Fi接続時にユーザーの好みに合いそうな曲を自動ダウンロードしてプレイリストを作成する「オフラインミックス機能」があるのも、特筆すべきポイント。自動ダウンロードする曲数は最大100曲まで任意で設定できます。

▲前日の夜に自動生成された「オフラインミックス」を、朝の通勤中にオフラインで聴くという利用シーンが想定されている

すでにGoogle Play Musicの定期購入を利用している人の場合は、追加料金なしでYouTube Music Premiumが利用できるそうです。いずれGoogle Play MusicはYouTube Musicと統合してなくなるそうなので、いまGoogle Play Musicを使っている人は少しずつシフトチェンジしていくといいかもしれません。

■Googleサービスならではの検索力の高さが強み

ほかの音楽ストリーミングサービスとの大きな違いのひとつは、ロケーション履歴を許可すると、いまいる場所に応じてレコメンドされる楽曲が変わること。職場にいるとき、通勤中、ジムでの運動中、自宅でのリラックスタイムなど場所に応じて、ホームスクリーンに表示されるおすすめの楽曲やプレイリストが変化します。

▲ユーザーの音楽の好みや時間に合わせてトップ画面が変わるのはほかのサービスでもやっているが、場所で変わるのはYouTube Musicだけ

また、正しい曲名がわからないまま検索できるのもYouTube Musicの特徴。たとえば、「車のCM曲」というキーワードで探せたり、洋楽の歌詞の一部をカタカナで入力したりしてもOKです。

実際に「車 CM 邦楽」というキーワードで検索したところ、該当する曲が出てきました。こういった“あいまい検索”が強いのはさすがGoogleのサービスだなという印象です。

▲あいまいなキーワードで検索可能。曲、動画、プレイリストでさらに絞り込める

ほかにも、「ホットリスト」を開くだけで、日本で話題になっている音楽の動画が一覧できるようになっています。動画込みで話題になるアーティストが多いいま、ほかの音楽ストリーミングサービスとは少し違う楽曲なども知れそうです。

▲日本で話題になっている動画が表示される。Spotifyのように海外のチャートは見られない

YouTube Musicはスマートスピーカー「Google Home」「Google Home Mini」での操作もできます。「OK Google、YouTube Musicで◯◯の曲をかけて」と話しかければ、再生が開始します。いまGoogle HomeもしくはGoogle Home Miniを購入すると、2017年11月16日から2018年4月8日まではYouTube Music Premiumが無料で使える特典が用意されているそうです。

 

■YouTubeのコンテンツを広告なしで使える新サービスも登場

今回は音楽ストリーミングサービスだけでなく、「YouTube Premium」もスタートします。このプランに加入すると、YouTubeの動画の広告表示がなくなるだけでなく、バックグラウンド再生やオフライン再生が可能になるほか、ここでしか配信されないオリジナルの動画コンテンツ「YouTube Originals」の視聴もできます。

▲発表会にはYouTuberのはじめしゃちょーが登場

現在、YouTube Originalsでの配信が決定しているのは、SEKAI NO OWARIとアメコミのMARVELがコラボしたミュージックビデオ製作とその舞台裏に迫る番組「Re:IMAGINE」、映画「ベスト・キッド」の続編となる「コブラ会」、ホラー作品「隙間男」、YouTuberのはじめしゃちょーが主演を務めるドラマ「The Fake Show」など。「隙間男」と「The Fake Show」が12月12日、「Re:IMAGINE」は年内公開を予定しています。

▲「隙間男」は人気のYouTubeクリエイターとメインストリームのタレントがひとつの作品を作り上げている点が新しい

月額料金はAndroid版とウェブ版が1180円、iOS版が1550円。ちなみにYouTube Premiumに加入すると、YouTube Music Premiumも追加料金なしで利用できます。YouTube Music Premiumとの差額は200円なので、動画もフルに楽しみたい人はこちらのサービスの加入がおすすめです。

YouTube Music Premium、YouTube Premiumともに、最初の3か月は無料で利用できます。いずれのサービスもブラウザからの登録が可能で、YouTube Music Premiumは「YouTube Music」アプリ、YouTube Premiumは「YouTube」アプリからも登録できます。まずは3か月間、YouTubeの新サービスをじっくり使ってみてください!

>> YouTube Music

>> YouTube Premium

 

(取材・文/今西絢美

いまにしあやみ/エディター、ライター

いまにしあやみ/エディター、ライター

編集プロダクション「ゴーズ」所属。スマートフォンなどのデジタル製品を中心に、アプリや関連サービスに関する記事をウェブや雑誌で執筆中。趣味は食べ歩きで、食にまつわるサービスや製品のチェックがライフワーク。

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