HUAWEI Mate 20 ProのトリプルカメラをiPhone XSと撮り比べてみた!
&GP / 2018年11月30日 11時30分
HUAWEI Mate 20 ProのトリプルカメラをiPhone XSと撮り比べてみた!
ファーウェイが、スマートフォンの最新フラッグシップモデル「HUAWEI Mate 20 Pro」の日本発売を発表しました。
AI処理を行うNRU(ニューラル・ネットワーク・プロセッシング・ユニット)をふたつ積む最新プロセッサー「Kirin 980」と、ライカ監修のトリプルレンズカメラを搭載。さらに、“インディスプレイ指紋認証” や “ワイヤレス逆充電” など、トレンドをリードする先進的な機能も備えた超ハイエンドモデルです。
▲約6.39インチ(3120×1440ドット)の有機ELディスプレイを搭載
SIMフリー版は11月30日発売で、市場想定価格は11万1880円(税別)。12月中旬以降には、ソフトバンク版も発売されます。こちらはSIMロックがかかっていて、シングルSIM(SIMフリー版はSIMを2枚挿せる)ですが、基本スペックは共通しています。
▲SIMフリー版のカラバリは、トワイライト(左)とミッドナイトブルー(右)の2色
▲ソフトバンク版は、ブラック(写真)とミッドナイトブルーから選べる
■最大の魅力は進化したトリプルレンズカメラ
ファーウェイは今年6月、ライカのトリプルレンズカメラを搭載した「HUAWEI P20 Pro」を発売しました。カメラ性能が高く評価されたモデルですが、日本ではドコモの独占販売となったので、興味を持ちつつも購入を見送った人は少なくないと思います。新モデルの「Mate 20 Pro」もトリプルレンズカメラを搭載していますが、約4000万画素の広角カメラ(約4000万画素)+超広角カメラ(約2000万画素)+望遠カメラ(約800万画素)という新しい組み合わせに進化し、AIによる撮影サポート機能も大幅に強化されています。「P20 Pro」を見送った人にとっては、まさに、待った甲斐のある1台といえるでしょう。
ファーウェイからいち早く「Mate 20 Pro」を借りることができたので、カメラの性能をチェックするべく、iPhone XSと撮影画質を比べてみました。
■まずは景色を撮り比べ!
【HUAWEI Mate 20 Proで撮影】
▲すっきりとした明るい色に
【iPhone XSで撮影】
▲Mate 20 Proより若干落ち着いた色
■夜景を撮り比べ!
【HUAWEI Mate 20 Proで撮影】
▲「夜景」モードで撮影。肉眼で見えるよりも明るくシャープな画質の写真に
【iPhone XSで撮影】
▲十分な明るさで撮れるが、精細さではMate 20 Proに若干劣る印象
■料理を撮り比べ!
【HUAWEI Mate 20 Proで撮影】
▲ラーメンにカメラを向けるとAIが「フード」と認識。明るく美味しそうに撮れた
【iPhone XSで撮影】
▲こちらも美味しそうに撮れたが、煮卵や水菜などの色の出方はMate 20 Proとは若干差が出た
■人物を撮り比べ!
【HUAWEI Mate 20 Proで撮影】
▲「ポートレート」に設定して撮影。背景はさほどボケないが、肌は明るく撮れた。なお、背景を好みの度合いでぼかせる「アパーチャ」モードも搭載されている
【iPhone XSで撮影】
▲ナチュラルな背景ボケが得られたが、美顔効果がないのは残念
■花を撮り比べ!
【HUAWEI Mate 20 Proで撮影】
▲Mate 20 Proは超広角レンズにより、約2.5cmまで近づいて撮れる「スーパーマクロ」もセールスポイント。手持ちでも、ここまで接近してブレずに撮影できた
【iPhone XSで撮影】
▲結構近づけることに驚いたが、3cmくらいまで近づくとピントを合わせにくくなった
ファーウェイは、2016年に発売した「HUAWEI P9」以降、フラッグシップモデルにライカ監修のカメラを搭載しています。従来は、カラーセンサーとモノクロセンサーの組み合わせで、ディテールの濃淡まで描写する奥行き感のある写真表現を実現。空の青や樹木の緑など、いわゆる “記憶色” が濃く出る傾向があったように思います。
「Mate 20 Pro」は、3つのイメージセンサーが全てカラーになり、画質がどう変わるのかが気になっている人もいるでしょうが、奥行き感のある表現はそのままに、色はよりナチュラルになったように感じます。
「Mate 20 Pro」と「iPhone XS」のどちらの画質を好むかは、人それぞれでしょうが、シーンや被写体を選ばず、満足できる画質が得られるのは「Mate 20 Pro」ではないかと思います。
■写真表現の幅を広げてくれる超広角カメラ
「Mate 20 Pro」のカメラ機能最大の利点は、モノクロセンサーが不要になったことにより、新たに追加された超広角カメラ、これに尽きます。デジタル一眼でもレンズを交換しないと撮れない広〜い画角の写真を、いとも簡単に撮れるんです。画面上の倍率表示をタップしたり、ピンチインをして「0.6×」に設定するだけで、超広角カメラに切り替わります。筆者が実際に撮った写真をご覧ください。
▲万里の長城で撮影。広さが伝わる写真が撮れる
▲あえて空を広く捉えるなど、構図の自由度が高まるのも魅力
▲ロンドンの街並み。広角レンズならではのパースを付けられるため、遠近感を強調もできる
▲広い画角にさまざまな要素が含まれていても、AIが適切な調整を行なってくれる
▲ホテルの部屋を撮った写真だが、実際よりも広く見えるように撮れた
いまのところ、iPhoneでもGalaxyでもPixelでも、ここまで広い画角では撮れません(パノラマ撮影を除く)。スマホをデジカメ代わりに使いたい人は、買って損はないスマホだと思いますよ。
>> ファーウェイ
(取材・文/村元正剛)
iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。
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