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BBQやカマド料理もできる新型薪ストーブ「KAMADO」【アウトドア銘品図鑑】

&GP / 2018年12月1日 9時0分

BBQやカマド料理もできる新型薪ストーブ「KAMADO」【アウトドア銘品図鑑】

BBQやカマド料理もできる新型薪ストーブ「KAMADO」【アウトドア銘品図鑑】

長らくの間、キャンプで使う煙突付きの薪ストーブ=時計型でしたが、2000年代に入ってからコンパクト化が進み、近年はとってもオシャレなものが増えています。毎シーズン、アウトドアメーカーより新作が数モデル登場していますが、今シーズンは大豊作。なかでも「これは!」というのがキャプテンスタッグの「KAMADO(かまど)煙突 角型ストーブ」(3万8000円/税別)です。

実は昨シーズンまでも、「KAMADO」と名付けられた薪ストーブはありました。しかしそれは、コロンとした円筒状。縦型のため省スペースなんですが、のせられる鍋は1個のみ。今シーズンの新作は箱型で、ゴトクは2口。脚や煙突の高さを変えられるようにもなったんです。

 

本体の中にジョイント脚と煙突3本、焼き網を入れ、付属の収納袋に入れて持ち運びます。角張った武骨なデザインの本体で、使用後は煙突や脚をサッと入れるだけでOK。さすがにコンパクト収納とは言えませんが、準備や後片付けに「どの順番で入れるんだっけ?」と悩むことはありません。

収納サイズは48×27×H26.5cm。重量は約10kg。どっしりとしていますが、煙突と焼き網付きなので妥当な重さでしょう。

 

■組み立て方

本体の底には補強用のワイヤーと、折りたたみ式の脚が付いています。本体が熱くなるので脚を折りたたんだ状態で燃焼させることはできませんが、補強用ワイヤーのおかげで地面に置いたときに可動部が守られます。これはうれしい配慮。

使用時は、折りたたみ式の脚を広げ、脚の先にキャップを取り付けます(ローポジション。本体上部の高さ44cm)。ハイポジション(本体上部の高さ68.5cm)にするなら付属のジョイント脚を取り付けます。

煙突は3つに分かれていて、一番上がふた付き煙突になるよう差し込みます。工具不要ですが、不用意にフチに触れるとケガをする危険があるので必ず手袋を着用して作業しましょう。

煙突の高さは3段階。ひとつ加えるごとに約35cm高くなります。煙突穴は上部にあり、まっすぐのばしていくので3本すべてを接続しても安定感があります。ちなみに煙突はφ100mmなので、自己責任で市販煙突を装着して長さを調整できそうですが、延長する場合は脚をペグにくくりつけるなど転倒防止の対策は不可欠です。

ちなみに、ローポジション(47×36×H83 or 118 or 153cm)は本体がひざあたりの高さで暖房向き。

ハイポジション(60×51×H107 or 141.5 or 177cm)はどちらかというと調理向きといったところ。

 

■着火

本体の中はいたってシンプル。凹凸は少なく、炭床はありません。なので、底に太めの薪を数本並べ、その上に空気が入りやすいよう小枝をこんもりと置き、着火剤と細めの薪を数本のせておきました。うれしいことに、キャンプ場で購入した35cm程度の薪がそのまま入ります。

着火剤に火をつけると煙突から煙が出ていることを確認できます。最初は白っぽい煙ですが、本体があたたまり、薪の水分が抜けるに従い透明の煙になっていくんですね。

炎が勢いよく上がっていることがわかります。10分ほどふたを開けたまま燃焼させます。

薪に火がついたら空気穴をあけた状態でふたを閉め、灰をかぶった“おき”になってから太い薪を追加していきます。焚き火台とは違い、近くに座っていても火の粉に驚くことはありませんし、周囲がじんわり温かい! 本体はそれなりの大きさがあるので、薪を何度も追加する手間を減らせます。ただ、個体差かもしれませんが、空気穴は開き具合をしっかり固定できないのが残念。

 

■調理は3通り

角形の焼き網付きです。薪のほかに木炭にも対応しており、バーベキューグリルとしても使えます。

ゴトクは大小ふたつ。丸いふたを取り外して、その上にクッカーをのせればOKです。

フチが張った釜のような鍋なら、鍋底をストーブ内に落としてカマドのように加熱できます。

ふたのつまみは、トングでつかみやすいよう少しくぼんでいます。分厚い耐熱グローブでもつかみやすい形状です。

大きなゴトクは、ふたをつけたままパカッと跳ね上げられます。奥行きのあるストーブなので、奥の方の炭や薪を移動させたり、焼き芋をしたりする際には、なかなか重宝する機能です。使用後にぞうきんで細かな灰を拭き取るなんてときにも便利。

*  *  *

キャプテンスタッグの新作「KAMADO」は、煙突から焼き網までそろったオールインワン。購入した薪をそのまま使えるサイズで、組み立て・撤収も簡単で、はじめての薪ストーブにぴったりです。

>> キャプテンスタッグ「KAMADO」

 

(取材・文/大森弘恵)

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