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アンダー1万円で外音取り込み付き完全ワイヤレス!GLIDiC「Sound Air TW-5000s」【イヤホンレビュー】

&GP / 2018年12月8日 7時0分

アンダー1万円で外音取り込み付き完全ワイヤレス!GLIDiC「Sound Air TW-5000s」【イヤホンレビュー】

アンダー1万円で外音取り込み付き完全ワイヤレス!GLIDiC「Sound Air TW-5000s」【イヤホンレビュー】

スマホと一緒に音楽を聴くイヤホンのなかでもホットなジャンルが“完全ワイヤレス”。特にアンダー1万円クラスは国内外のメーカーが入り乱れる激戦区になっています。そんな激戦区に定番ブランドのひとつであるGLIDiCが投入したのが、外音取り込み機能“Multi-communication Mode”を搭載し、1万円以下で発売したハイコスパモデル「Sound Air TW-5000s」(実勢価格:9800円前後)です。

GLIDiCのパッケージを見ると、ひと目で分かる通りちゃんとした日本メーカーによる日本語パッケージ。製品カラーはブラック、ホワイト、ジャパンゴールドの3色で、今回はジャパンゴールドをチョイスしました。

 

実際に「Sound Air TW-5000s」を手に持ってみると、重さは片側5gで、横に幅のあるタイプ。イヤーピースはXS/S/M/Lと4サイズ付属していますが、僕はMサイズがぴったりでした。

安定性を高めるイヤーフィン等は付属しませんが、装着時には耳の内側でひねるように横に回すとフィットして遮音性も確保できます。ただ、ズレないほどにガッチリと固定されるようなタイプではないので、ランニングをしたりするには少し不安です。

光沢のある質感に仕上がっていて、ボタンもゴールドで、イヤホンにしては上質感があります。メカメカしい感じはなく、女性のアクセサリっぽさを意識しているようです。

付属の充電用ケースは42×42×32mmと超コンパクトで、ゴールドの質感も美しい仕上げ。化粧品のケースのような風合いで、女性向きのデザインに仕上げられています。ちなみに、イヤホン本体の再生時間は3時間で、充電ケースを組み合わせると合計10時間。バッテリー容量は小さい方ですが、3日に1回程度の充電で足ります。

 

■音はライブ感抜群

では実際に使ってみましょう。充電ケースから左イヤホンを取り外すと自動でペアリングモードに。セットアップはすぐに完了し、使い始められます。

まずは、イヤホンとしての音質をチェック。宇多田ヒカルの『あなた』を聴くとボーカルを強めに出しつつ、中域はエコーをかけるように響きをつけながらライブな雰囲気で鳴らすタイプですね。高域の音のキレが強く、わかりやすく高音質のサウンドを打ち出しています。低音は極端にパワーのあるタイプではないですが、ベースの音の沈み込みは問題なし。Bruno Marsの『24K Magic』では、音楽の空間に飛び込んだようなライブ感抜群! 空間の中でダイナミックに鳴らすサウンドは、好きな人にはハマります。

機能面でのポイントは、左右ボタン操作の多機能ぶり。音楽の再生、通話、音量操作だけでなく、Siriの呼び出し、外音を取り込む“Multi-communication Mode”に利用します。

実際に“Multi-communication Mode”をオンにして街中を歩いたり、電車に乗ったりしてみたのですが、ちょうど良い具合に音楽と外の音がミックスして聞こえるイメージ。電車の車内アナウンスもしっかり聴こえるので、付けっぱなしで過ごす目的では特に便利ですね。

GLIDiCの「Sound Air TW-5000s」は、昨年大ヒットした「Sound Air TW-5000」のマイナーチェンジモデル。1万円以下のイヤホンながら、女性的なデザインに“Multi-communication Mode”搭載と、日常での使いやすさがあります。そのトータルの作り込みが、日本のブランドらしいイヤホンです。

>> GLIDiC「Sound Air TW-5000s」

 

(取材・文/折原一也)

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