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中国のモンスター級買い物イベントで青い機械式腕時計を買ってみた!

&GP / 2018年12月30日 15時0分

中国のモンスター級買い物イベントで青い機械式腕時計を買ってみた!

中国のモンスター級買い物イベントで青い機械式腕時計を買ってみた!

<安価機械式「チプメカ」マニアの1万円以下腕時計購入記>

先日の、…と言ってももう約1カ月以上も経過してしまいましたが、“11月11日”は中国のアリババが提唱している「独身の日」というイベントデーであることをご存じでしょうか。中国内ではすっかり定着しているようで、「双十一」と称してお祭り騒ぎのイベントを行い、今年も過去最高の取扱額を更新して、大きな経済トピックとして日本国内でもニュース等で報道されていました。その額なんと……308億ドル(3.4兆円)!!

参考までに2017年度の楽天市場における、1年間の国内EC流通総額が約3.4兆円ですから、わずか1日で、すさまじすぎる規模のお金が動いてたようです。

「AliExpress(アリエクスプレス)」で腕時計を買うことの多い私は、今回のお祭りイベントに乗じて、前から気になっていたチプメカをひとつ購入しました。本日の体験レポはそんな腕時計のお話です。

 

まず今回、参ってしまったのが、…なかなか届かないこと! アリエクスプレスは購入手続きが済んでから大体2〜3週間で届くことが多かったのですが、お祭り状態でとんでもない数の購入者でもいたのか、今回はいつまで経っても発送のお知らせが来ないんですよ…。

やっと発送されたのが購入手続きから2週間後の11月25日頃。ソコから船便で日本へ送られてきますからね…。結局手元に届いたのは12月12日。この1カ月、もう待たされに待たされましたよ。

そんなこんなで、やっとのことで到着したのがコチラになります。

私好みの青いグラデーションがかった文字盤に惹かれ、購入を決めました。

価格は通常時に約7000円弱くらいなのが、11月11日は約1割引で、他にもクーポンなどを組み合わせて、最終的に5723円で購入(もちろんアリエクスプレスなので送料込みの価格)。

セイコースタイルを思わせる定番のドーフィン針&バーインデックスの組み合わせですが、その見た目は、放射状にうっすらと溝が刻まれた文字盤にセンターから徐々に濃くなってゆく青いグラデーションが何ともキレイでユニークです。インデックスも3、6、9、12時部分は楔形になっていて、シンプルながらもこの辺りは凝った作りになっています。

「PAGANI DESIGN(パガーニ・デザイン)」というブランド名の腕時計で、ブランドロゴの入った化粧箱に取説、ギャランティカード、マイクロファイバークロスの他に…何故か数珠が同梱されていました…(笑)。豹頭の飾りが入った物なのですが、縁起物とかなのでしょうか…。イマイチ意図がわからず困惑するばかり。

バンドは革タイプとステンレスタイプがあって、数百円高いのですがステンレスタイプを選び購入。…したのですが、これがどうにも気に入らない…。

メタルブレスレットには大きく分けて弓環タイプと直管タイプの2種類があり、接合部分の本体ケース側が曲線なのに直管タイプが付くと、コチラの画像の赤丸部分のように隙間ができてしまうんですよね。個人的にはこの隙間のスカスカ感があまり好きではないのですよ。

「同モデルで革とメタルの両方ある場合、迷った時はとりあえずメタルブレスにしとけ」というのは、腕時計購入においてお約束なのですが、純正のメタルブレスがまさかの直管タイプ。実物を見たらやっぱりこの隙間が気になって仕方がないので、家にあった革製のバンドに換装することにしました。こんなことなら最初から革バンドモデルを選んでおけばよかったかな、と若干後悔の念がよぎります…。

どうですか、この面構え。ちょうど都合よく青い革バンドがあったのですが、深みのある青が文字盤の青とイイ具合にマッチしていますね。かなり高得点な組み合わせではないでしょうか。

革バンドになると、例の隙間もあるのが当たり前なせいか、あまり気にならないんですよね。メタルブレスだとあんなに気になるのに…、不思議なもんです。

そしてディスプレイ越しではなく、実機に触れてみてわかったことは…思ったよりデカイぞ、この腕時計…。

セイコーメカニカルのカクテルモデル(SARB065)と並べてみたのですが、こうして比較してみると大きさが伝わるでしょうか。ケース幅は約39ミリのカクテルモデルに対して約43ミリ、リューズも含めると約46ミリほど。文字盤の3時部分にある日付カレンダーの位置が中央に寄っているのはサイズが大きい腕時計によく見られる特徴ですね。

腕に巻いてみると、こんな感じ。けっこう大きくて存在感はありますね。ココは好みの分かれるポイントですが、やはり、もうひと回り小さいカクテルモデルくらいが個人的にはジャストサイズかなぁ。

この「パガーニ・デザイン」ですが、アリエクスプレスで腕時計をお探しの方(が日本全国で何人くらいいるかは分かりませんが…)には比較的メジャーなブランドのようで、私は以前にもダイバーズタイプを購入したことがありました。

価格の割に作りはシッカリしていて「おーコイツはスゲー」と感心しきりだったので、今回も実は、質感については期待していたのです。さて、このチプメカはその辺りどうなんでしょ。

裏側はシースルーバック仕様で、内側のムーブメントがバッチリ見えますが、そのローターにはブランドロゴがビッシリ。カッコイイかどうかはともかくとして、この辺り、かなり頑張って作り込んでいますね。

リューズにも浅くですがブランドロゴが彫り込まれていて、こういった細部もなかなか凝った作り。

今回の品は6000円弱での購入でしたが、特にキャンペーン等がない通常時でも7000円弱で購入可能。いやあ、この価格でよくぞココまでのクオリティを出してきたな、というのが率直な感想。うーん、このお得感こそアリエクスプレスでの買い物の醍醐味ですね。

もちろん、細かいことを言えば「時針や分針が薄っぺら」などのネガティブな面も当然ありますよ。しかし価格を鑑みれば、充分すぎるほどの実力ではないでしょうか。あと、数珠はいらない(笑)。

以上、今回はアリエクスプレスのお祭りイベントで購入した腕時計をご紹介しました。

そして、突然のご報告ですが…、今回をもって、この体験レポ<安価機械式「チプメカ」マニアの1万円以下腕時計購入記>を一旦、ひと区切りとさせていただきます。
2~3週間間隔で約1年少々、計22本を書かせていただきましたが「好きなことを好きなようにやらせていただけたなぁ」というのが実感で、こんな変テコな企画にOKを出してくれた「&GP」さんには足を向けて寝られません。

そして読んでくださった方々には、お付き合いいただき、ただただ「ありがとうございます」と感謝感謝でございます。

いちおう「不定期更新でまたやってよ」とも言ってもらえたので、そのうちひょっこりと戻ってくるかもしれません。そして、別の企画のお話も…!?

ではでは、拙文をお読みいただき本当にありがとうございました。よいお年をお迎えください!

>> 連載[安価機械式「チプメカ」マニアの1万円以下腕時計購入記]

 

(文・写真/伏せ字)

ふせじ/時計好きサラリーマン

腕時計好きの趣味が高じて、記事を執筆することに。一介の時計好きサラリーマン。好きな時計の傾向は、ダイバーズ、青焼き針、56系LM。

>> 伏せ字だらけ~よもやま時計ブログ~

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