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寒波に負けない!ユニクロの「ヒートテック」で“ちょい足し”防寒術

&GP / 2018年12月30日 22時0分

寒波に負けない!ユニクロの「ヒートテック」で“ちょい足し”防寒術

寒波に負けない!ユニクロの「ヒートテック」で“ちょい足し”防寒術

<&GP編集部員が買ってみた!使ってみた!>

2018年も残すところあと1日!

大晦日から元旦にかけて「初詣」「初日の出」という、夜中から朝にかけてのビッグイベントが控えています。

ところがここにきて寒波襲来!

寒い中、寺社の参拝行列に並んだり、ご来光を待ったりするのはなかなか辛いものです。だから少しでも暖かい装備が欠かせませんが、このためにわざわざアウターやフリースを購入するのも、なにかとモノ入りな年末年始だけに避けたいところ。持っているワードローブに“ちょい足し”して乗り切りたいものです。

そんな時の強い味方が、ユニクロの「ヒートテック」。でも本当に“ちょい足し”で寒さを耐えしのげるのか? 初日の出の予行練習がてら、早朝の海に出かけて試してみました。

ちなみに取材日(12月30日)の日の出はAM6:50。家を出るAM6:00の予想気温は写真のように2℃と、絶好のレポート日和。果たして威力を発揮してくれるのでしょうか?

■「ヒートテック」はスタンダードだけにあらず!

いつの頃からか、“寒い日にはヒートテック”が当たり前になってきました。「今日はヒートテックがないと無理!」とアンダーウエアなのに普通に会話に出るほど。もはや機能性アンダーウエアの代名詞といっても過言ではないでしょう。

もちろんヒートテック愛用者なのですが、先日、自転車を乗る時に着用するグローブとニットキャップを探しに行ったところ「えっ、いつの間に?」と、今さらなのかもしれませんが個人的に衝撃の出合いが。

そのひとつが“超極暖”。

現在、ヒートテックはベーシックなタイプに加え、“裏起毛”で通常のヒートテックより約1.5倍暖かい「極暖 ヒートテック」と、通常の約2.25倍、ヒートテック史上もっとも暖かい「超極暖 ヒートテック」がラインナップされています。

そこで早速購入。寒さ対策をしにくい下半身は「超極暖 ヒートテック」、重ね着ができる上半身は「極暖 ヒートテック」を選びました。

▲「超極暖 ヒートテック」は、タイツのほかクルーネック(9分袖)がラインナップされる。サイズSはウエスト68-76cm

▲生地はスタンダードな「ヒートテック」よりも厚く裏起毛なので、履いた瞬間から暖かい。腰部分に「HEATTECH ULTRA WARM」のタグが

「ヒートテック ウルトラウォームタイツ」(1990円+税)は、ストレッチ性があって下半身にしっかり密着して履き心地も快適。生地の厚さをさほどを感じず、1度体験してしまうと冬の間、これなしではいられなくなりそうです。

▲「極暖 ヒートテック」はクルーネックT(9分袖)、VネックT(九分袖)、タートルネックT(9分袖)、タイツとバリエーション豊か。今回はVネックを選んだ

▲「HEATTECH EXTRA WARM」のタグが裾部分に

▲裏起毛で暖かく、スタンダードに比べて若干厚手

腕を通した時からスタンダードなタイプと感触が異なる「エクストラウォーム VネックT(9分袖)」(1500円+税)。VネックTのカラーは白、黒、ダークグレーのほかベージュ、ネイビーだが、クルーネックの場合はオリーブやレッドなども用意されているため、シャツの色に合わせてコーディネートしやすそうです。

■頭からつま先まで全身「ヒートテック」武装

衝撃の出合いのもうひとつが、その豊富なラインナップです。

ヒートテック=アンダーウエアだと思っていたら、なんと兄弟、ファミリーがいっぱいあるではないですか! まったく知りませんでした。

ということで、頭のてっぺんからつま先、指先まで、ヒートテックファミリーでそろえてみました。

10種類のカラーバリエーションがある「ヒートテックニットキャップ」(990円+税)。デザインがスタンダードなので、色バリをそろえておくといいかもしれません。

防風性の高いフィルムをラミネートした「ヒートテック フリースネックウォーマー」(990円+税)は、かなり大きめで覆う範囲が広く、後ろにドローコードが付いているため使い勝手抜群。

タッチパネルに対応した「ヒートテック ライナーファンクショングローブ」(1500円+税)。脱がずにスマホを操れるので、寒い日に写真撮影する際に重宝します。

「ヒートテック ソックス」(590円+税)には、ショート丈やフィンガーソックス、カラバリなど、幅広いバリエーションをラインナップ。何本かそろえておきたいものです。

以上をそろえて、しめて7560円+税。これで寒さをしのげるのなら、安いものではないでしょうか。

■ちょい足し参考例

ちょい足し①…アンダーシャツのみ。普段使いできるシンプルなちょい足し。ビジネスでもカジュアルでも。

ちょい足し②…アンダーシャツとニットキャップ(or グローブ)。オフスタイルにはニットキャップを、オンスタイルにはグローブをプラス。

ちょい足し③…アンダーシャツとニットキャップ、グローブ。カジュアルスタイルに違和感のないちょい足し。

ちょい足し④…アンダーシャツとニットキャップ、グローブ、ソックス。さらに寒い場合は、③に足元も。

ちょい足し⑤…アンダーシャツとタイツ、ソックス、ニットキャップ、グローブ。寒い日、野外に出る時間が長い時はタイツを足して。

ちょい足し⑥…アンダーシャツとタイツ、ソックス、ニットキャップ、グローブ、ネックウォーマー。自転車などに乗るなど、完全防備したい時。

■“ちょい足し”防寒グッズの実力は果たして?

今回は「真冬」「早朝」「海」という極寒キーワードが並ぶため、“ちょい足し⑥”の完全防備で、まだ夜が明けぬ早朝の海に検証に行ってみました。

AM5:55…電動自転車を漕ぎ、目的地へ向かいました。「ん?今日は暖かい?」まったく寒さを感じず、海岸に。

AM6:15…自宅から20分のところにある海岸へ到着。ベストポジションを探してテクテクと砂浜を散策。

AM6:30…徐々に空が白んできました。日の出の予定はAM6:50なのですが、実はここ西向きの海岸なので、海から上ってくる日の出は見えないのです。

AM6:50…ということで、富士山を見ながらモーニングコーヒーをいただきました。薄っすらとピンクに染まる富士山に気持ちが洗われました。

AM7:30…空一面が明るくなり、コーヒーを飲み終えたので撤収。

AM7:50…帰路は往路よりも寒い気がしたが、快速で自宅到着。

■【結論】早朝の海に2時間いたのに…

結局、2時間近く海にいましたが、「今日の予想気温、合ってる?」というのが感想です。

つまり、もし本当に2℃だったら、この性能はすごい!

全然寒さを覚えなかったし、内側からじんわりと冷えてくる感じもなく、“ちょい足し”防寒グッズの威力を十分体感できました(実際には温度計を持ってないので気温が明確ではなく、ちょい足し防寒をしてない場合を検証していないので、個人の感想です)!

たとえ2℃じゃないとしても、冬の早朝に外に2時間もいて平気だったということは、装備に間違いはなかった気がします(このままの装備で暖房の効いた屋内に入ると汗ばむので、注意が必要です)。

ちなみに、上半身はアンダーシャツ、シャツ、フリース、防風ジャケットのレイヤードで、下半身はタイツにユニクロのEZYジーンズ、頭がニットキャップ、首にネックウォーマー、グローブという出で立ち。

「ヒートテック」シリーズを6アイテム着用しましたが、個人的に特に分かりやすく効果を感じられたのが「ヒートテック ライナーファンクショングローブ」と「フリースネックウォーマー」。

いずれも防風ラミネーションが施されているから自転車に乗っている時でも風を感じず、逆にちょっと歩いたり、電車に乗ったりすると汗がにじむほど。「フリースネックウォーマー」は、顔全体を覆ってくれるから自転車に乗る時はマスト!その分、通気性がないため、メガネが曇ります。

グローブは、スマホのタッチパネルに対応。指先が若干余るので細かい作業までサクサクできるわけじゃないけれど、写真は撮れるし、メールの確認くらいはできるから重宝しました。少しでもスマホ操作ができるのは、ストレスが軽減されます。

アウトドア用のグローブではほとんどが対応していますが、左右のグローブを繋げられるのは便利。

ニットキャップとフリースネックウォーマーを着用するとこんな感じです。この格好で街中を歩いていたらちょっと不審ですが、自転車に乗るときは最強!

■快適で動きやすい「EZYジーンズ」の魅力

▲カラーはブラック。ほかに色落ちしたような表情のブルーが2色。サイズはSが68-76cm。

ところで、パンツに何を履いていくか迷ったのですが、3つの理由から「EZYジーンズ」(3990円+税)を選びました。

■素材が柔らかく快適な履き心地
まず1つめは、その履き心地の良さです。ジーンズのような表情ながら、スウェットのようなような柔らかくて軽い素材でできているため、自転車のペダルを踏んでも膝周りにごわつきがありません。

ストレッチ性もあるため歩きやすく、ちょっとしたウォーキングにもぴったり。初日の出を低山から見るといった場合でも重宝しそうです。“ユニクロジーンズ史上最も快適なはき心地!”というだけあって本当に楽チンで、室内着としても活躍します。

■ジーンズライクな見た目
2つめは、そのジーンズライクな見た目。防風パンツという選択肢があるものの、いかにもアウトドア風なので、街歩きに向きません。初詣、初日の出のあと、「ちょっとモーニングでも」といったシーンにもぴったり! もちろん普通のジーンズのようにコーディネートを楽しむこともできます。

■タイツとの親和性の高さ
3つめは、裏起毛で暖かく、タイツとの親和性が高いこと。EZYジーンズ単体でも意外と暖かい上に、スリムタイプなのでパンツとタイツとの間が狭くなることで裾からの冷気が上がってこないように感じます。また表現が難しいのですが、両方ともストレッチ性が高いのでパンツとタイツに一体感があり、普通のジーンズとタイツの時の組み合わせより圧倒的に動きやすいのです。

▲スリムフィットテーパードなので、足元にいくにつれ細くなっていき。ラインはきれい。

* * *

さて最後になりましたが、全体はこんな感じです(ちょっと見にくいですが…)。撮影してから肌が露出しているのが鼻だけなのに、気づきました。

もはや完全防備! ちょっとずつたくさん具がのってる、ラーメンの全部のせみたいなものです。

初詣、初日の出はもちろん、これからの季節、野外で過ごすのなら、これくらいの“ちょい足し全部のせ”で寒さを乗り切るのがいいでしょう。

>> ユニクロ

(取材・文/&GP編集部 澤村尚徳)

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