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ジムニー祭り開催!? 東京オートサロンで見つけたカスタムジムニー&シエラ7選

&GP / 2019年1月16日 21時0分

ジムニー祭り開催!? 東京オートサロンで見つけたカスタムジムニー&シエラ7選

ジムニー祭り開催!? 東京オートサロンで見つけたカスタムジムニー&シエラ7選

2019年1月11日(金)~13日(日)、千葉県の幕張メッセで開催されたTOKYO AUTO SALON 2019(TAS)。カスタムショップやチューニングショップのデモカーが所狭しと並ぶのはもちろん、自動車メーカー各社も会場で新型車のジャパンプレミアを行ったり、斬新なコンセプトモデルやレーシングカーを展示したりと、大いに盛り上がりました。

来場者数は3日間で33万666人! その多くが20代~30代の若者であることも嬉しいかぎりです。

ラグジュアリーモデルからクラシックなクルマまで、ジャンルを問わずさまざまなカスタムカーが展示されるオートサロンで今年、&GPが注目したのは、昨年7月に発売されるや否や大ヒットモデルとなった新型ジムニーです。

林道を走る人たちがオフロードでの走破性をより高めるためにカスタムを施すのはもちろん、街でオシャレに乗りたいという人がドレスアップを楽しむなど、素材としての魅力あふれるジムニー。

新型ジムニーのデザイナーは「このクルマを必要とする人たちにしっかり使ってもらえるデザインにした」と話し、カスタムは意識していないようですが、ジムニーファンがカスタムに注目しないわけがありません。

そこで、TAS会場でジムニーのカスタムカーを探してみました。

■スズキ

新型ジムニー生みの親であるスズキが、ジムニーとジムニーシエラのコンセプトモデルを出展。参考出品となるジムニーのカスタムモデルは「ジムニーサバイブ」。

極限の状況下でも力強く自然の中を走破できることをコンセプトに仕立てられたものです。グレーメタリックのボディの四隅にはボディをガードする鉄板が貼られ、前後のライトにはプロテクターを装備。

そして最低地上高を高めて悪路走破性をアップ。フロントはアンダーガードとパイプバンパーが印象的。

ルーフキャリアのように見えるのは、アウターロールケージ。各ピラー部にがっちり固定されたハードなスタイルが、ジムニーサバイブの極限下での高い走破性をイメージさせます。

素の状態でも遊び心をくすぐられるジムニーですが、ジムニーサバイブは見ているだけでワクワクするような雰囲気に溢れています。特別仕様などでぜひ発売してほしい。本気でそう感じる1台です。

そして1.5L NAエンジンを搭載したジムニーシエラの参考出品車がこちら。「ジムニーシエラピックアップスタイル」です。

実はジムニーの輸出仕様には、ホイールベースを延長したピックアップトラックが設定されたこともありました。この参考出品車を見ると、新型ジムニーでピックアップトラックの登場を熱望する人が増えるのではないでしょうか。

デザインは全体的にアメリカンな雰囲気にまとめられています。サイドのウッドパネルがビンテージ感を漂わせ、フロントバンパーはアンダーガードで厚みを増し、フルサイズピックアップのような迫力を醸し出します。一方でグリルはディーラーオプションで用意されるフロントグリルをボディ同色に塗装し、高級感を高めています。

この白いホイールもクラシカルな雰囲気が漂っていい感じですね。

荷台は決して広いとは言えませんが、元のサイズを考えれば十分。生活の中でピックアップトラックや軽トラックを必要とする人たちにとっては、十分なサイズ感といえそうです。

シエラピックアップスタイルは、とにかくオシャレ! 大型の輸入SUVに乗る人が奥様用のセカンドカーに使ったりすると、ハマりそう。こちらも市販化を熱望したい1台でした。

 

■PRO-STAFF

大阪にあるカスタムショップ「PRO-STAFF」は、自身のブランドであるJCW DESIGNからジムニーを出品。その名も「mini G63」。会場では、AMG G63のカスタムカーと一緒にジムニーを展示していました。

フロントバンパー、フロントグリル、オーバーフェンダー、リアバンパー、テールランプ、そしてボンネットにGクラスならではの世界観を盛り込み、文字通りG63ルックに。ボディカラーもダイヤモンドホワイトにしたのがこだわりです。

Gクラスと言えばこのフロントウインカー。プレミアムSUVの雰囲気をジムニーでうまく再現。

こちらのパーツはまだ開発中で、価格等は発表されていません。これまでも軽をワーゲンバスやハマーH2ルックにするカスタムがあったりしたので、この世界観が好きな人にはたまらないものとなるはず。

>> JCW DESIGN

■Liberty Walk

新型ジムニーが発表されてからわずか1カ月後、ジムニーシエラをGクラス風にカスタムするキットを製作中と発表した世界的に有名なチューナー「Liberty Walk」。そのジムニーがついに姿を現しました。その名も「G mini」です。

ラグジュアリー感を高められたジムニーシエラ。ライトコンプリートキットが29万7000円、フルコンプリートキットが35万1000円、プレミアムコンプリートキットが55万6200円となっています。

>> Liberty Walk

 

■群馬トヨタ

群馬トヨタは群馬県高崎市で「梯子車体- LADDER FRAME FACTORY-」というラダーフレーム構造の本格4WDをカスタムするショップを運営しています(ショップには本格的なオフロードコースを併設していることでも有名)。

そんな梯子車体がなんとジムニーをランクル風にカスタマイズ(その名も「コンセプトL/C」)。ショップ自らが「物議を醸し出しております♪」とツイートするように、「こんなのアリ??」と言いたくなる1台です(笑)。

フロントグリルには思いっ切り「TOYOTA」と施してしまいました。

ランクルかどうかはさておき、でも冷静にクルマを見るとボディを赤と白でまとめてレトロな雰囲気を演出したところがジムニーにマッチ。メッキのバンパーもいい感じです。このカスタムカーを市販したら、かなり人気が出るのではないでしょうか。Gクラスといい、ランクルといい、こういうノリもオートサロンならではですね。

>> 梯子車体

 

■T by Two CABANA Racing

高級シートカバーブランドのCABANAがスポンサードする「T by Two CABANA Racing」のブースにはラリーテイストのジムニーシエラが展示されました。撮影準備をしていたらレースクイーンの撮影会が始まってしまいかなり賑やかな雰囲気に。どうぞ、素敵な女性の笑顔と共にお楽しみください(笑)。

赤・白・青でまとめたボディはスポーティな雰囲気。背面タイヤカバーもかわいいですね。もちろんこのクルマは参考出品車。でもジムニーをスポーティにカスタムしたい人の参考になりそうです。

>> T by Two CABANA Racing(Twitter)

 

■日本自動車大学校

千葉県成田市にある自動車関連の専門学校、日本自動車大学校は、毎年東京オートサロンに学生が手掛けたカスタムカーを出展しています。今回目を引いたのが、この「NATS JIMNY ADVENTURE」でした。

ジムニーシエラをベースに製作したこのモデル、私たちが抱く常識にはとらわれず、世界の奥地へ分け入る無限の可能性を追求して製作されました。

ドアはハーフドアになっていて、ルーフと荷室スペースは一体型でガバッと開けられる。そしてタイヤ周りにもロールケージを設置。

未来を担う学生たちが、自分たちの夢を形にしたのがこのジムニー。日本自動車大学校のブースは、見ているだけでワクワクします。

>> 日本自動車大学校

*  *  *

こうやって見ていくと、ジムニーというのは、人々にさまざまなことを想像させるクルマだという気がします。そして自由な発想を受け止めるだけの懐の深さがジムニーにはある。だからこれだけいろいろな形が出てくるのでしょう。

ジムニーのオーダーを入れたけれどまだ納車されないという人も多いかと思います。納車までの間に、さまざまなカスタムカーを見ながらどんな風に楽しむかを想像するのもいいですね。

 

(取材・文/高橋 満<ブリッジマン>)

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