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スーツアクターも絶賛!海洋堂ウルトラマンフィギュアの“スペシウム光線”ポージング【ニッポンの精密キャラホビー】

&GP / 2019年1月16日 19時0分

スーツアクターも絶賛!海洋堂ウルトラマンフィギュアの“スペシウム光線”ポージング【ニッポンの精密キャラホビー】

スーツアクターも絶賛!海洋堂ウルトラマンフィギュアの“スペシウム光線”ポージング【ニッポンの精密キャラホビー】

「ウルトラマン」第1作に登場した “Bタイプ” のスーツを、必殺技 “スペシウム光線” ポーズとともに徹底再現したのが、海洋堂の最新フィギュアだ。どれほど当時の詳細が再現されているか、スーツアクターとしてウルトラマンを演じた古谷敏さんに見てもらった。

長身にして痩躯。ウルトラマンのスーツアクターに必要な条件を兼ね備えていたのが身長185cm、スラリとしたモデルばりのスタイルを持つ古谷さんだった。

「顔の出ない仕事ですから、俳優として葛藤はありました。アクションはできないと1度はお断りしたのですが “特撮はカメラで何とでもなる ”といわれ決心したんです。いざ撮影となると話が全く違いましたけどね」

最初(Aタイプ)のスーツは品質の悪いラテックス製で、裏地もない代物。ビキニパンツ1枚になり、滑りを良くするベビーパウダーを全身に塗らないと、着ることすらできない粗悪品だった。しかも、体に密着するように作られていたため、4〜5人がかりでも着るまでに40分は要していたという。

「撮影の際、怖いのは火と水です。特に水は口から入ると逃げ場がなく、マスク内に溜まるので溺れてしまう。スーツが溶けてやけどするなんて日常茶飯事ですよ。毎回、死ぬ覚悟で撮影に臨んでいました」

それでも1年間演じきれたのは、撮影前、円谷英二監督直々に言われた“子どもたちに夢を”という切なる願いと、ウルトラマンを育ててくれた子どもの応援があったからだと語る。そんな古谷さんが、スーツアクターとして一番こだわったのがスペシウム光線だ。

「正面から見た時、顔とカラータイマーが隠れないのがポイント。左手の指先は、日舞の経験を生かし、美しく反らしています。このポーズは私が考えたもので、家にある三面鏡の前に立ち、毎日300回は練習していました。私にしかできないと自負しています(笑)。ちなみに前屈みになる姿勢は、憧れのジェームズ・ディーンが主演した『理由なき反抗』の格闘シーンがヒントになっています」

こうしたこだわりを海洋堂のフィギュアは忠実に再現。古谷さんは感激を覚えたとか。

「お尻の形や背中の分かれ方は、私自身も驚くほど上手く再現されています。ボリューム感を出すための “アンコ” を詰めたBタイプの上半身の表現も見事ですね。ウルトラマングッズの中には、ビジネスとはいえ “これはないだろう” と怒りを覚える商品も多々見受けられます。このフィギュアは何よりウルトラマンへの愛がある。ウルトラマンを愛している人たちを満足させる素晴らしい魅力に満ちていますね」

作品を愛し、ウルトラマンとともに生きてきた古谷さんにとって何よりもうれしい“半世紀前の自分”との邂逅となった。

Character Classics
「ウルトラマンB TYPE -X-TREME-」(10万5840円)

ウルトラマン作品の造形作家として有名な木下隆志氏がさらなる高みを目指した、全高400mmを誇るBタイプのスタチュー。撮影中に無造作に開けられたのぞき穴やハロゲンランプによる目の点灯など、アナログ時代の特撮作品だからこそ散見できる特徴を再現した。

▲「豆電球っぽく発光するLEDを採用」(木下氏)したカラータイマーは点灯色の切り替えが可能。内部造形も詳細に作り込まれている

▲スペシウム光線は細長い指先まで忠実に再現。「スーツにアンコを詰めた分、お尻へのラインが細く見える点も表現しました」(木下氏)

▲目にもLED装置を搭載し、当時のハロゲンランプによる点灯を再現。「少しでも色が違うと印象が変わるので、苦心しました」( 木下氏)。なお、写真は開発中のもので配線類や装置は製品とは異なる

 

■立ちポーズが凛々しい海洋堂のコールドキャストシリーズ

海洋堂
「Character Classics ウルトラマンA TYPEコールドキャスト製塗装済み完成品」(3万2184円)

1話〜13話に登場した「ウルトラマン」のスーツを、木下隆志氏がディテール、シルエット、バランスなど、あらゆる方向から徹底的にリサーチして造形。微妙なモールドによるスーツの縫い目や、薄い注型を行ったマスクのレンズ感など、細部まで実にリアルだ。

 

海洋堂
「Character Classics ウルトラセブン コールドキャスト製塗装済み完成品」(3万2184円)

本編の10話前後からメインに使用された、首の下が赤く、アイスラッガー正面に窪みの無いスーツを、木下隆志氏が完全再現。初の試みとして、マスクは実物プロップを基に、横広な顔の輪郭や、丸顔に見える検証などを行い、新解釈を混じえながら立体化している。

 

■組み合わせのディスプレイが楽しいバンダイ S.H.Figuartsシリーズ

▼付属パーツが盛りだくさん!

TAMASHII NATIONS
「S.H.Figuarts ウルトラマンジャック」(5940円)

『帰ってきたウルトラマン』版の左右非対称マスクと劇中のプロポーションを造形で表現。ウルトラブレスレットをはじめ、多彩な交換パーツが付属し、シーン再現も思いのまま。

▼あの水中ポージングが卓上で復活!

TAMASHII NATIONS
「S.H.Figuarts ツインテール」(7560円)

『帰ってきたウルトラマン』の人気怪獣が題材。最適なパーツ分割を施し、かつてない圧倒的な可動域の広さを実現。1パーツを取り外すだけで、水中を泳ぐ際の姿も再現できる。

 

▼13分割可能で古代怪獣が大暴れ!

TAMASHIINATIONS
「S.H.Figuarts ゴモラ」(8964円)

『怪獣殿下前篇/後篇』登場時のスーツを再現。プロポーションを損なわずに尻尾が13分割され、劇中のポージングは自在だ。尻尾、手首の交換パーツでシーン再現を楽しめる。

▼“捕獲光線でシーン再現も完璧!”

TAMASHII NATIONS
「S.H.Figuarts ガッツ星人」(6480円)

『ウルトラセブン』を十字架カプセルで張り付けにしたガッツ星人のアクションフィギュア。口はリアルな開閉仕様。セブンを捕えた “怪光線” のエフェクトパーツなどが付く。

▼色彩技術で発光シーンも再現!

TAMASHII NATIONS
「S.H.Figuarts キングジョー」(7560円)

セブンの攻撃をことごとく跳ね返す金属装甲の質感をパーツごとに色味を変えた彩色で実現。額と胸はクリアパーツ製で、胸のクリアには劇中の発光をイメージした彩色を施す。

 

■憧れのヒロインとともに愛でるハセガワのウルトラメカ

▼1970年愛の国産旧車ファンも必見!

ハセガワ
「1/24スケール マット ビハイクル w/MAT女性隊員」(4104円)

『帰ってきたウルトラマン』に登場する防衛組織 MATのパトロール用特捜車両「マットビハイクル」のプラモデル。MATの女性隊員・丘ユリ子のレジン製フィギュアとのセット商品。

※限定生産版のため、店頭在庫のみの状態です。

 

▼アンヌ隊員も可憐な姿で甦る

ハセガワ
「1/144 スケール ウルトラホーク1号 w/アンヌ隊員 フィギュア」(5184円)

『ウルトラセブン』の「ウルトラ警備隊」が所有する大型主力戦闘機「ウルトラ
ホーク1号」のプラモデル。ウルトラ警備隊の紅一点「友里アンヌ隊員」のレジ
ン製フィギュア(1/24)が付属する。

Ⓒ円谷プロ

 

>> ニッポンの精密キャラホビー

 

(取材・文/大石七里 松山勇樹)

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