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Macユーザーはどちらを選ぶ?初めてトラックパッド&トラックボールを使ってわかったこと

&GP / 2019年1月20日 22時0分

写真

Macユーザーはどちらを選ぶ?初めてトラックパッド&トラックボールを使ってわかったこと

<&GP編集部員が買ってみた!使ってみた!>

MacBookユーザーの皆さん、カーソル操作で普段どうやってますか?
トラックパッド? マウス? トラックボール?

私は今使っているMacBook Air (11インチ 2014年モデル)を購入して以来、備え付けのトラックパッドを使っています。かれこれ、5年近く使っていることもあり、操作には完全慣れているのですが、この小さいトラックパッドを使い作業していると周りから、

「指が疲れない?」
「よくそれで作業できるよな」
「なんか指の動きが気持ち悪い…」
などなど、まるで変人を見るかのような目で見られています。

▲普通に作業しているだけで、「指の動きが気持ち悪い」と言われる始末

確かに、Macbookのレビューを見たりすると「右手が腱鞘炎になった」「使う態勢が辛い」といった情報が出てきますが、5年使ってもそんな兆候は一切現れず。何不自由なく備え付けのトラックパッドを使っていました。

しかし、「絶対マウスやトラックボールの方を使った方が楽」「備え付けじゃないトラックパッドの方が便利」などといわれてきたので、一度は試してみることに。

(MacBook Airに備え付けの機能以外ほぼ)素人が使ってみてわかった「トラックボール」と「トラックパッド」の良さをレビューします。

■トラックパッド派?トラックボール派?

まず、今回用意したのは2017年9月に発売されたロジクールのトラックボール「ワイヤレストラックボールMX ERGO」(実勢価格:9000円前後)。最大の特徴は傾斜⾓を0~20度に調節できること。この20度という角度によって、より⾃然に近い形で⼿乗せられます。また、ボタンを押すだけでカーソルのスピードを変更できる「スピードモード」と「プレシジョンモード」を搭載。状況に合わせて使い分けできます。

そしてもうひとつ。今更説明不要かと思いますが、2010年にAppleより登場したマルチタッチトラックパッド「Magic Trackpad 」(2019年1月20日現在、Amazonで購入可能)。MacBookのトラックパッドを大きくした製品で、1〜4本指でさまざまなジェスチャーが行えます。現在は後継機とも言える「Magic Trackpad2」も発売中。

 

■手を動かさずともカーソルを動かせる

たいていのトラックボールは手のひらを上から載せるようにして操作するものがほとんど。しかし「ワイヤレストラックボール MX ERGO」は0度の状態から20度の傾けられ、手を添えるようにして、トラックボールを持てます。

▲正常位置

▲20度傾けた状態

ボタン類は左右クリック、ホイール、戻る/進むボタンに加え、左右へのスクロールを可能にする「チルトホイール」、一時的にカーソル遅くできる「精密モード」ボタン、ペアリング先のデバイスを切り替える「Easy-Switch」ボタンを装備。

さらに、専用アプリケーション「Logicool Options」を使うことで、マウスのボタンに別の機能を割り当てたり、アプリケーションごとにボタンの挙動やカーソルの移動速度を変えたり、といったことが行えます。

単にボタンの機能を変えるだけでなく、戻るボタンなどをジェスチャーボタンとして配置して、ジェスャーボタンを押しながら上/下/左/右にトラックボールを動かしたさいに、なにかしらの機能を実行させることも可能。ジェスチャー機能を使えば、ひとつのボタンで複数の機能を使い分けできます。

【トラックボールの利点】

トラックボールは、デバイスの上でボールを回転させて動きを検出するので,マウスのように「相応の面積があるフラットな平面」は必要ありません。例えばカフェなどの小さなテーブルにノートPCを置いた場合、トラックパッドは膝の上においてもその力を存分に発揮してくれます。

手狭な机でも使えるのは机の上が散らかりがちな人には大きなメリットですね。また、本体を動かしたり持ち上げたりする必要がないため、手首への負担が多少減らせます。

■MacBookより広いスペースで作業が可能に

MacBookシリーズが搭載するトラックパッド部分を独立させた「Magic Trackpad 」。Bluetoothに対応しており、ワイヤレスでMacと繋げられます。トラックパッド部の大きさは幅130×高さ110mm。

Macでは親指と人差し指を使って広げたり狭めたりといった、複数本の指で操作するシーンが多いので、これだけの大きさがあれば、快適に操作ができます。

▲薄く持ち運びやすい「Magic Trackpad 」。デザインもMacの製品との相性抜群

▲「ポイントとクリック」「スクロールとズーム」など、自分にあったカスタマイズが可能

また、「Magic Trackpad 」には、手前側のふたつのゴム足にマイクロスイッチが入っています。支点になっている電池室に近いところを押すと、テコの原理で押下げに必要な力が大きくなり、クリックが重く感じました。実際の所、軽快にクリックできるのは手前3分の1ぐらいのエリアで、真ん中ぐらいになると、かなり重いクリック感です。

▲裏のゴム足にマイクロスイッチ

また、単3電池を2本使いますが、持ってだいたい1ヶ月ちょっと。毎回新しい電池を購入するよりは、充電式の電池を使った方が経済的かもしれません。

【トラックパッドの利点】

Macbookシリーズに搭載しているトラックパッドと比べて作業領域が広がり、指の位置を置き換える必要があった作業もよりスムースに行えるようになり、作業効率がアップします。ただ、パッドを手が濡れていると指が滑らず、操作が困難になります。例えば洗い物をした後で指先に水分が残っている場合はしっかり拭いてから使うのがいいですね。

■両方使ってわかったこと

ここからは実際に色々と使ってみての感想を紹介します。あくまで個人的な感想になりますので。画像の拡大・縮小、縦横スクロール、回転やテキスト編集の際は「Magic Trackpad」の方に理があると感じました。

これはもともと備え付けのトラックパットを使っていたこともあり、「どちらが使いやすかったか?」と聞かれたら慣れている方になりますね。一方、カーソルの移動、ページの進む/戻るといった行程は指で操作するよりボタンひとつで変わるトラックボールの方が楽かなという印象です。

▲ゲーミングマウスではないが、トラックボールでも十分に楽しめる

また、記事の作成、画像処理以外にゲーム(FPS)もやってみました。ちなみに私はFPSはほぼど素人。ゲームを始めて30分感は何もできずに瞬殺ばかり(笑)。さて、両方でやあってみたところ、良かったのは相手に狙いを定める際にはトラックボールの方がやりやすかったなという印象です。前後左右の行動はキーボード、照準を合わせる、向きを変えるといった行動はトラックボールの方が非常にやりやすいという印象です。

■実際はどっちが良かったのか…

今回試してみて自分に合うなと思ったのは「トラックパッド」です。スクロールやズーム、トラックっといった作業を普段から指で行うことに慣れていたので、「どちらが使いやすい?」と問われたらどうしてもトラックパッドになってしまいますね。

一方、今回初めて「トラックボール」を使ってみてカーソルの移動はトラックパッドと比べてはるかに楽だなと実感しました。本体に手を乗せ、あとは親指を動かすだけでカーソルが自由自在に動かせる。この快適さは「トラックパッド」にはないものだと思います。

どちらかというと、仕事以外でPCを使うとき(動画を見たり、サイトを閲覧したり)は、自由な態勢で使える「トラックボール」の方が非常に楽だなという印象です。

「トラックボール」は使いこなせたら画像の処理なども行えるということなので、そのレベルまで行くのは難しいかと思いますが、「トラックパッド」と並行して毎日ちょっとずつ使っていきたいと思います。

(文/&GP編集部 野田博記)

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