吉田由美の眼☆光岡自動車の新境地!レトロなアメリカン「ロックスター」に視線が釘づけ
&GP / 2019年1月21日 19時0分
![吉田由美の眼☆光岡自動車の新境地!レトロなアメリカン「ロックスター」に視線が釘づけ](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/goodspress/goodspress_207069_0-small.jpg)
吉田由美の眼☆光岡自動車の新境地!レトロなアメリカン「ロックスター」に視線が釘づけ
2018年末、1台のオープンカーがネットやSNSで話題となりました。そのクルマの名は「ロックスター」。富山県に本拠を置く、光岡自動車が手掛けた1台です。
光岡自動車といえば、“日本一小さな自動車メーカー”であり、これまで「オロチ」や「ガリュー」、「ヒミコ」など、数々のユニークなクルマを世に送り出してきました。
光岡のモデルは、正確にはクルマをイチから作るのではなく、市販されているクルマをベースに作る“パイクカー”。そんな光岡自動車の創業50周年を記念して生み出したのが、200台限定のロックスターなのです。
■往年のアメ車の雰囲気を最新の日本車クオリティで
往年のシボレー「コルベット」を連想させるロックスターのルックスは、フロントノーズの長い、いかにも古典スポーツカーのもの。かつてのコルベットを知っている人にとっては懐かしく、また、知らない人にとっても新しく感じられるデザインではないでしょうか。
ロックスターのボンネットは、古いアメ車のようにボリューム感あふれるもの。存在を隠すかのようなコンパクトで丸いヘッドライトと、“BF GOODRICH”の白いロゴが入った試乗車のタイヤが、かつてのコルベットを思わせるレトロな雰囲気を醸し出しています。
試乗車のボディカラーは、“ロサンゼルス ブルー”と名づけられた華やかな水色を基調に、ルーフやサイドミラーを白に塗り分けたインパクトのある色使い。街を走っていると人々の目を惹きつけ、乗っていた私は、まさに“ロックスター気分”を味わいました。
なおボディカラーのネーミングには、いずれもアメリカの都市名が付けられていて、赤は“シカゴ レッド”、黒は“ニューヨーク ブラック”、オレンジは“シスコ オレンジ”、白は“ワシントン ホワイト”、そして黄色は“アリゾナ イエロー”となっています。ちなみに、現在までの受注状況では、一番人気がロサンゼルス ブルー、以降はニューヨーク ブラック、ワシントン ホワイトと続くのだとか。
そんなロックスターのベースになったクルマは、国産2シータースポーツのマツダ「ロードスター」。ギネスブックに認定されるほどの人気車をベースとするため、動力性能やインテリアのクオリティ、安全装備、そして、燃費などの面で高い信頼性が約束されます。
光岡自動車では、ロードスターをベースにしたヒミコを販売していますが、そちらは往年のイギリス車を思わせるクラシカルなルックス。一方のロックスターは、1960年代のアメリカ車を想起させるスタイルと見事に作り分けています。それだけロードスタ―というクルマは、いろいろなイマジネーションを掻き立てるクルマなのかもしれません。
ロックスターのボディサイズは、ロードスターと比べて全長が430mm長く、全幅も35mm拡大されています。ロックスターのボディパネルはFRPで成形されていて、ドアの開口部や給油口のフタなどをよく見ると、つなぎ目がなんとなく分かるのですが、普通に眺めていると見逃してしまいそう。それだけ完成度が高いといえます。また、ソフトトップもロードスターのものがベースなので、手動で軽々と開閉でき、使い勝手にも優れています。
オプション装着されていたタイヤの影響で、ドライビングフィールは少しゴツゴツした印象でしたが、基本的な走り味はロードスタ―そのもの。その見かけからは、ロックスターはアクセルペダルを踏み込むと、力強く加速していく印象を受けますが、拍子抜けするほど普通です。また、ルーフを開けた時の車内への風の巻き込みも、さほど気にはなりません。ヒーターが強力なので、冬でも足下はヤケドしそうなくらいの熱風に包まれます。もちろん、上級グレードにオプションのシートヒーターを選べば、冬のドライブも快適です。
ちなみに現在、試乗できるロックスターは全国に1台だけ。今回ドライブしたクルマも、その後、富山に戻り、今では全国のディーラーを巡っているのだとか。なお、ロックスターは限定200台ですが、すでに186台分(2019年1月16日現在)のオーダーが入っていて、残りはあとわずか。とはいえ、生産台数は年間50台ほどといいますから、今からオーダーする方は納車されるのを気長に待ちましょう。
優等生なロードスターをベースとしているのに、出来上がったロックスターはかなりやんちゃ。今回の試乗では、ロードスターというモデルの優秀さと、光岡自動車のユニークなクルマ作りを、改めて実感することができました。
(文/吉田由美 写真/村田尚之)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
初代シボレー・コルベットを30年ぶりに洗車したら…… ピカピカに生まれ変わった姿に「私が最も好きなコルベット」「素晴らしい仕事だ」
ねとらぼ / 2024年7月18日 20時0分
-
ココリコ・遠藤章造、愛車の光岡自動車「バディ」を紹介 とんねるず・木梨憲武から譲り受けた希少車「めっちゃかっこいい」
ORICON NEWS / 2024年7月18日 18時47分
-
500馬力超え! 日本専用の「新型スーパーカー」発表! 鮮烈レッドの「V8エンジン」をミッドシップ搭載! 情熱の“炎” モチーフの「レッドフレイム」とは
くるまのニュース / 2024年7月6日 21時10分
-
日本限定「シボレー コルベット RED FLAME SERIES」、4タイプ限定10台ずつの計40台
マイナビニュース / 2024年7月4日 17時25分
-
約1300万円! マツダ「“手作り”ロードスター」に大反響! 斬新「洋風レトロ」デザイン&タルガ仕様!めちゃ豪華内装の「グランドアルバイシン」とは
くるまのニュース / 2024年6月24日 6時10分
ランキング
-
1泥酔して道端で寝ていると…介抱してくれた“女性”のまさかの正体。一ヶ月後に再会し、「思わず絶句した」
日刊SPA! / 2024年7月23日 8時52分
-
2「新しいiPhone」を少しでもおトクに入手する技 円安ドル高で、毎年のように値上がりしている
東洋経済オンライン / 2024年7月23日 11時0分
-
3天才物理学者アインシュタインの脳に見られる特徴とは?
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月23日 9時26分
-
4義母と元夫は減塩生活中!? 嫁に去られた親子の今…【お義母さん! 味が濃すぎです Vol.48】
Woman.excite / 2024年7月15日 21時0分
-
5私たちの「クルマ観」はこの7年でどう変わったか 新車?中古?EVは?データが見せる車トレンド
東洋経済オンライン / 2024年7月23日 10時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)