キャンプ好きは要チェック!2019年ブレイクしそうなアウトドアブランド6選
&GP / 2019年1月24日 21時0分
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キャンプ好きは要チェック!2019年ブレイクしそうなアウトドアブランド6選
近年、自分が欲しいと思った道具を作る小さなアウトドア・ブランドが次々に誕生しています。いわゆる“ガレージブランド”です。中には、実績のある企業が自社で培った技術で新しいキャンプ用品を作っていることも。
こうした生まれたブランドによるプロダクトは、多くのアウトドア専門店で扱う有名ブランドとはひと味違う“こだわりの素材・機能”がギッチリ詰まっていて、キャンプ好きの間で熱い視線が注がれています。そんなブレイク必至のアウトドア・ブランドと話題作を厳選してみました。
■アイデア満載の小さなストーブ!
>> コニファーコーン
「コニファーコーン」は、2016年に立ち上げられた新しいアウトドア・ブランドです。性能・機能・デザイン…、すべてにおいて「他にはないものを作る」がコンセプトで、その記念すべき第一号プロダクトはフォールディングストーブ「パイロマスター」。
現在は改良型の「パイロマスター2」(1万2000円/税別)、推奨燃料「Pペレット」(600円/税別)、たためるトング「アングルマスター」(2100円/税別)、小さく持ち運べる焼き網「ローストマスター」(2400円/税別)などをラインナップ。ツーリングなどなるべくコンパクトにおさめたい焚き火ラバーたちからの評価が高いものばかりです。
*価格は2019年1月現在。変更の場合があります
こちらが「パイロマスター2」。よくある小さなストーブとは異なり、パイロマスター2は“折りたたみ式なのに2層構造”。ペレットでも木でも、二次燃焼のおかげで燃焼時間は1.5倍以上! きれいに燃えて、燃え残りも少なく実に気持ちいい。何度か焚き火をしてみましたが、大きなゆがみもありません。
底からのぞいてみると、2面が2層構造になっていて、1面は内側に折りたためることがわかります。「2層構造のストーブは小さくたためない」を見事克服しているんですね。しかも、灰受け板以外はすべてヒンジでつながっているので、組み立てはとっても簡単。
こちらは「ローストマスター」。1本のステンレス鋼をバネ状にすることで、ハンドルの中にきれいに収まるんです。両サイドにあるフレームのポケットに、バネを入れるとピタッと固定! 汚れを落としやすいというメリットもあります。次はどんな驚きアイテムが登場するのか? 期待させてくれるブランドです。
■独自縫製の憧れタープ
美しい五角形タープ「スターライトタープ」で一躍注目ブランドとなったのがWINDY AND RAINY(ウィンディーアンドレイニー)です。スターライトタープの販売はひとり1張のみですが、発表するたびに完売するという人気ぶり。現在は「スターライトタープUL」(4万円/税別)を用意していますが、再販の時期は春を予定しているとうからこまめにチェックしたいところです。
一般的な五角形タープとは異なり、10枚の生地から生まれた正五角形! 独自の縫製でシーム加工をしていないのに雨が漏れにくい構造というのがスゴイ。
タープの中心は正五角形の補強布が装着されていて、これもとってもかわいいですね。ポールを使って中心を持ち上げるとほかのタープとは異なった雰囲気になります。
もちろん、1辺を地面に直打ちするとカッコイイし、2〜3本のポールを使って広く屋根を作ってもいいんです。いろいろな使い方ができるのが楽しい!
WINDY & RAINYが手がけるのはタープだけではありません。
4つの2層構造お茶碗をスタッキング収納できる「サーマルお茶碗」(9000円/税別)、スマートな天板付きゴミ箱「ダストテーブル」(1万8000円/税別)などキッチンアイテムも続々登場しています。
ダストテーブルは天板を載せたまま空き缶を入れられますし、2台を天板でジョイントすることもできるんです。アイデアが光ります。
■自然と人が調和するテント
>> ZANE ARTS
2018年末に誕生したできたてほやほやのゼインアーツ。若いブランドですが、創業者は長年、キャンプ業界に身を置いているためキャンパーが「ほしい」と思う機能をしっかり抑えています。
機能性と藝術性を高度に融合させたモノ作りを信条としており、プロダクト第1弾は3種のテントとタープ1種を発表。現在は鋭意作成中で2019年4月より販売スタートとなるそうです。
正方形ではなく4つのウイングをもつタープ「ゲウ」(4万4800円/税別)。生地の目が張り綱と正対することで美しく、強いタープに仕上げています。生地に浸透するシリコーン加工により引き裂き強度が高いのも特徴です。
エクステンションフレームのおかげでテントのはしのほうまで有効活用できる4人用ワンポールシェルター「ゼク-M」(7万6800円/税別)。自然になじむカラーもステキです。ほかに、エクステンションポールを使う2人用ワンポールシェルター「ギギ1」(3万9800円/税別)もあります。
カマボコ型に似ていますが、2つのクロスフレームを2本のブリッジフレームでジョイントすることで横風に強い2ルームテント「ロガ4」(5万8900円/税別)。インナーテントは最大4人で利用できます。
いずれのテント&タープも“ほしいものリスト”上位に記しておきたいですね。
■持ち運べる焚き火!?
造船や建築で培った鉄鋼技術をもとに「鉄と自然を融合させた新しいギア」を創造しようと2018年にせとうちの香川県で産声を上げたブランドがTHE IRON FIELD GEAR(ジ アイアン フィールド ギア)です。第1弾のプロダクトは、箱の中で焚き火をする「TAKI BE CAN」(4万5000円/税別)。
ロケットストーブをベースに、いつでもどこでもいろいろなシーンで安全に焚き火を楽しめるように設計しています。本体の足を広げて、四角い煙突を2本つなげて差し込めばセットアップ完了。手前のトビラは面を大きく取っているので、焚き火の魅力である癒やされる炎をしっかり見ることができます。
外装全面のホーロー加工、カラバリが豊富なのもうれしいですね。
本体や煙突を二重構造にして空気の層を作ることで本体にかかる負荷を抑えてはいますが、天板に載せた鍋で十分、調理できます。
もちろん、中の棚でオーブン料理ができますよ。
元々、手軽に焚き火をしたい、煙を気にせず焚き火をしたいということで作られたギアなので薪ストーブほどの性能は持ち合わせていませんが、メッシュ吸気口を採用。開閉することで簡単に火力調整できます。
ほかにも庫内に煙突を設けて燃焼効率を高める「インナーラインシステム」たり、独自のアイデアが満載です。
■ハンサムなハンガーに注目
>> ミニマルワークス
韓国発のアウトドア・ブランドで、日本でも軽いアルミ製ハンガーがじわじわ人気を集めています。韓国の通販サイトから入手するほか、ムーンサルトアウトドアからも購入できます。
アルミ製の「インディアンハンガーL」(9050円/税別 ※ムーンサルトアウトドア価格)はランタンを吊したり、レインウエアをかけたりしておくのにちょうどいい高さ。これで840g!
「インディアンハンガーM」(7600円/税別 ※ムーンサルトアウトドア価格)、「インディアンハンガーS」(6600円/税別 ※ムーンサルトアウトドア価格)もあります。こちらは小ぶりで小物をひっかけて整理するのにちょうどいい感じ。組み合わせて使うのもかっこいいですね。
■どこにもない楽しいタープ
>> アーバンフォレスト
韓国発のアーバンフォレストは、楽しいプリントのタープ「ヘキサ M−パターン タープ」(4万6000円/税別 ※Moonsalto価格)で注目度急上昇! 日本ではMサイズのタープを扱っていますが、本国ではレクタやウイングなどいろいろな形のタープもあるようです。
毎年、いろいろなプリント柄が登場しているのが楽しいですね(写真は2017年モデルで現在は販売していません)。こちらもムーンサルトアウトドアで扱っていますが、大人気で納期未定の予約販売中なんだとか。日本にはなかなかないデザインなので、気長に待って手に入れるのもアリです。
(取材・文/大森弘恵)
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