調理だってお手の物!今後の発展が期待大な新型焚き火台「TOKOBI」【アウトドア銘品図鑑】

&GP / 2019年1月26日 7時0分

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調理だってお手の物!今後の発展が期待大な新型焚き火台「TOKOBI」【アウトドア銘品図鑑】

■定番アイテムでも満足せず独自のアイデアを搭載

ベルモントは2000年に生まれた釣りとアウトドアのブランドです。アウトドア部門では燕三条らしくステンレスやチタン製品がメイン。とはいえ、ベルモントが送り出すのはただの金属製キャンプギアではありません。

たとえばキャンパーの持ち物の定番、シェラカップは1892年に創設されたシェラクラブが会員証がわりに配ったものが元祖。持ち手の形状に若干の違いはあるものの、各社が作るシェラカップは100年以上前のものと変わらぬデザインです。ベルモントはそんなシェラカップに「レスト」機能を加えるなど、ユニークな製品を世に出しているんですね。

2018年末に発売された「焚き火台 TOKOBI」(1万3000円/税別)も目からうろこの機能が満載で、楽しい焚き火台に仕上がっていました。焚き火イベントとベルモント本社でTOKOBI本体やオプションを紹介してもらいました。

■組み立て

ステンレス製の本体とメッシュの火床がセットされています。

収納サイズは26×46×H6cmで約2.2kg。ぺたんこ収納なので、気軽にどこにでも持って行けそうです。

じつは、TOKOBIの本体はベルモントの五徳と同じ構造。というよりも、サッと広げるだけで台になる五徳をヒントに焚き火台を作ったそうです。

バッグ形状の収納ケース付きですが、TOKOBIを持ち運べて、下に広げれば熱のダメージを軽減できる特製ケース(上写真 名称未定)も販売予定だそう。ハンドル部分に自分で用意した木の枝を差し込みます。こうすれば持ち運びやすいですし、両側のひもをはずして薪運びにも使えます。写真は試作品、完成が楽しみですね。

本体の脚を広げたら、メッシュ火床をフレームに引っかけます。

本体上部にシェルフを差して完成です。とっても簡単。完成までわずか1分。

写真は風よけプレート(名称未定)とマルチに使える鉄板(名称未定)も装着しています。春には販売するそうなのでお楽しみに!

シェルフは外側・内側、どちら側にかたむけてもOK。底が広いダッチオーブンやスキレットなんかは内側に向ければそのまま載せられますし、外側にして手持ちの五徳を載せれば小さな鍋を載せられるんです。

■機能

組み立てサイズは41.5×46×H32cmで、40cmの長い薪でも楽に収まります。ワイドなのでバーベキューでは強火ゾーンと弱火ゾーンを分けられるのもいいですね。

しかも耐荷重はシェルフ1段に付き8kg、2段なので最大16kg! メッシュ火床は5kgの薪が置くことができます。ダッチオーブンの重量や食材の量によりますが、おおよそ10インチと8インチのダッチオーブン2台+薪を支えてくれるタフさが自慢です。

シェルフは二段になっていて、火力調節が楽にできるよう配慮。

上の写真は発売予定のステンレス製の網を載せています。TOKOBIに載せたときにズレて落ちない構造だし、厚めに切った食材ならこのまま載せて焼くことができるよう網の幅はちょっと狭め。また、グリッドタイプの網ではないので、食材がくっついてしまっても掃除しやすいのがうれしいですね。

もちろん、上段は幅32.5cm以上・長さ40cm以下、下段は幅27.5cm以上・長さ40cm以下の、手持ちの五徳や網を載せてもよし。

メッシュの火床は、2辺のはしが折り返されているので不意に手が触れてもさほど痛くありません。ニットに引っかけて穴をあけるようなことも防ぎます。

また、残りの2辺は本体に引っかけるためのレールが付いているので、持ち上げてもふにゃっとしません。使用後はレールを持ち上げればメッシュ火床だけを灰捨て場に持っていけるというわけ。これは便利!

また、純粋に焚き火を楽しむ場合は、シェルフの一番上に火床を引っかけてもいいそうです。こうすれば地面からの距離が長くなり、より地面に熱を伝えずにすむというわけ。

 

■オプション

火床同様の“引っかけるシステム”は、オプションの可能性をグンと広げます。

たとえば、春に発売予定の風よけプレート。メッシュ製火床は空気を取り入れやすくて燃焼効率がいいのですが、半面、燃焼しすぎるきらいがあります。プレートで2面からの空気の流れを遮ることで、ほどよい燃焼を実現。

風よけプレートに引っかける鉄板も春に発売予定です。火床の下にセットするとピザやグラタンを焼けるし、鉄板を風よけプレートの一番下にセットすれば、料理の保温に。乾燥を防ぐ工夫をすれば、寒い時期のパンの発酵にもよさそうです。

また、ステンレス製の網と同じようにシェルフに載せると焼きそばやステーキを調理できます。

当然ですが、鉄板の裏側にはズレ防止の溝をもうけるなど安全性を配慮していました。

*  *  *

メッシュ製の焚き火台はすでにいくつかありますが、収納性重視の比較的華奢なモノが主流。TOKOBIは本体も脚やシェルフもしっかりとしており、長くて重い薪をちゃんと支えてくれますし、ダッチオーブンだって対応するという頼もしさ。何より、説明書なしでも直感的に組み立て・片付けができるのがスゴイ!

唯一、おしいのが収納サイズ。コンパクトカーユーザーにはうれしい薄型収納ですが、長さ46cmなのでオートバイのパニアケースやシートバッグにはちょっと厳しい。バイク乗りはリアキャリアに直接くくりつける、バックパックに入れるなど工夫が必要です。

とはいえ、オプションが続々登場予定で焚き火を中心にいろいろな使い方ができそう。TOKOBIはワクワクさせてくれる焚き火台に仕上がっています。

>> べルモント

 

>> [連載]アウトドア銘品図鑑

(取材・文/大森弘恵)

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