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冷蔵庫を自分好みにカスタマイズ!冷凍・野菜・冷蔵の場所が自由に選べるって

&GP / 2019年1月31日 15時0分

冷蔵庫を自分好みにカスタマイズ!冷凍・野菜・冷蔵の場所が自由に選べるって

冷蔵庫を自分好みにカスタマイズ!冷凍・野菜・冷蔵の場所が自由に選べるって

冷蔵庫の中身、どのように分類して収納していますか?

お酒好きならビールがいっぱいあったり、普段は忙しいので冷凍食品が多めだったり。とはいえ家族がいる場合は、限られたスペースに自分の好きなものばかり入れるわけにはいきませんよね。

しかし、このたび日立から登場する冷蔵庫は、そんなユーザーのわがままを叶えてくれる機能を持っています。冷蔵庫のカスタマイズを可能にする、その新たな使い方に迫ります。

冷蔵庫の引き出しを自分で選択できる

■冷蔵庫の引き出しを自分で選択できる

日立アプライアンスは、冷蔵庫の下部にある2つの引き出しを「冷凍」「冷蔵」「野菜」の収納に切り替えられる2モデルの冷蔵庫を発表しました。通常モデルの「R-KW57K」が2月下旬に、続いて3月中旬に専用スマホアプリ「日立冷蔵庫アプリ」に対応する「R-KX57K」が発売される予定です。

今回登場した新モデルの最大の特長といえるのが、「ぴったりセレクト」。これは、通常、冷蔵庫の下部の引き出しは「冷凍庫」や「野菜室」と決まっているところ、ボタンの操作によって、それぞれの役割を自由に変更できるという機能です。

▲「R-KX57K」(左)カラーは、クリスタルミラーのみ。「R-KW57K」(中央・右)カラバリは、ファインシャンパンとクリスタルホワイトの2展開。冷蔵室のドアが左右2枚に分かれているタイプ。外形寸法は、幅685×高さ1833×奥行738㎜

それぞれの生活スタイルに合った使い方ができるのが魅力な「ぴったりセレクト」。例えば、各地から取り寄せたおいしい食材は上段の「冷凍」に、大好きなお酒は下段の「冷蔵」に収納したり、時短用にまとめて買った冷凍食品は上段の「冷凍」に、同じく「冷凍」に設定した下段に作り置きを保存するなど。組み合わせ次第で、さまざまな使い方が可能になりました。

▲ぴったりセレクト室、上段が「野菜」の例。野菜を使うことが多い人は、上段を野菜室、下段を冷凍室にすれば取り出しやすさがアップ

▲ぴったりセレクト室「冷凍」の例。「冷凍」の「弱め」は-16度「標準」は-19度「強め」は-22度の設定。おすすめは標準とのこと

冷凍や冷蔵などを切り替えるときは、冷蔵室内にあるボタンから操作を行います。「野菜」の収納に切り替えるときは、「冷蔵」の「弱」に設定しましょう。

▲冷蔵室の左側面に配置された設定ボタン

■大好評の真空チルド機能の「課題」を克服

日立の冷蔵庫といえば、真空で密閉保存して肉や魚の鮮度を長持ちさせる「真空チルド」が大好評。とはいえ、利用者からの「容量が少ない」という声が多かったのも事実でした。

そんな声に応えて新搭載したのが、冷蔵室棚の食品をチルド温度約2度で保存できる「まるごとチルド」です。チーズなどのチルド食品の収納スペースが棚全体に広がることで、「収納が少ない」という悩みが解消されました。

▲冷蔵室の「まるごとチルド」。作り置きした料理の菌の繁殖を抑え、鮮度がより長持ちに(当社調べ)。温度が低い方が鮮度を保ちやすい葉物野菜は「まるごとチルド」に、低温障害が起きやすいナスやキュウリなどの夏野菜は、「ぴったりセレクト室」の「野菜」に保存するのがおすすめ

さらに、肉や魚の保存に適した「特鮮氷温ルーム」も装備。肉や魚を凍らせない約-1度の温度設定と、食品に直接冷気を当てない間接冷却により乾燥を抑えます。刺身などは3日間、加熱調理用の肉や魚は7日間、鮮度を守り、凍結による風味や食感の劣化を抑えます。

▲「まるごとチルド」の下に配置された「特鮮氷温ルーム」

実際に、3日間ラップなしで保存したハムや刺身などを、過去のモデル(2017年度製品 R-K40H)と状態を比較したところ、明らかに違いが見られました。

▲保存したハムを比較。2017年モデルでは乾いてしなしなになったハム(左)に対し、「R-KX57K」で保存したハム(右)はラップなしでもうるおいを失わずきれいなまま

▲ラップを使わずに、2017年モデルで保存したサラダ(左)と、最新モデル「R-KX57K」で保存したサラダ(右)の比較。左は乾いてボリュームが減っているが右はボリュームを保っている

■食材を入れた日付を専用アプリで確認

スマホと連携して日々の生活をサポートする「日立冷蔵庫アプリ」への対応も見逃せません。ドアを締め忘れた際に通知が来たり、外出先から冷蔵庫の運転状況を確認したりすることができます。利用できるのは「R-KX57K」です。

▲「日立冷蔵庫アプリ」の画面。ドアの締め忘れなどを通知する「お知らせ機能」、ドアの開閉回数の確認や冷蔵庫の温度や製氷の設定が変更できる「リモート機能」、取扱説明書などを閲覧できる「サポート機能」などを備える

▲家に帰る途中で、「冷蔵室に入れたビールを冷やしたい!」と思ったとき、「標準」に設定中の冷蔵室の温度を「チルド」にすることだってできちゃう

そのなかでも便利だと感じたのが、「食材管理」機能。冷蔵庫に保存する食材をスマホのカメラで撮影して記録を残せば、保存してから経過した日数を一覧で確認できます。また、「〇〇用」や「冷凍サツマイモ」などのように、メモを残すことも可能です。

さらに、リマインダーの日付を設定できるのもうれしいポイント。指定した期限を過ぎると通知が届くので、「いつ入れたのか分からない食材が眠っていた…」なんてことはもう起こりません。また、デフォルトの設定では、食材を入れてから30日を超えると、リストの文字が赤字になる仕様になっています。

▲食材をいつ入れたのかがひと目で確認できる

「日立冷蔵庫アプリ」は、今後、さらにアップデートしていくとのことです。なお、同アプリは、iOS10.0以降とAndroid5.0以上に対応する予定で、インターネット接続環境と無線LANルーターが必要になります。

*   *   *

価格は、コネクテッド家電の「R-KX57K」が43万円前後(税別・以下同)、「R-KW57K」が41万円前後の予定です。新モデルが開発された背景にある「共働き世帯の増加」や「高齢化の進展」は、だれにでも関係する事案。多様化するライフスタイルに合わせた家電により、さらに生活しやすくなることが期待されます。

>> 日立

 

(取材・文/中川美紗

なかがわみさ/エディター、ライター

編集プロダクション「ゴーズ」に所属。「旅」と「アート」が大好き。情報が目まぐるしくアップデートされるスマホやウェブサービスに立ち向かいながら、webメディアを中心に記事を執筆中。

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