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1万円台とは思えぬ圧巻の完成度!ZERO AUDIO「True Wireless ZERO TWZ-1000」【イヤホンレビュー】

&GP / 2019年2月2日 7時0分

1万円台とは思えぬ圧巻の完成度!ZERO AUDIO「True Wireless ZERO TWZ-1000」【イヤホンレビュー】

1万円台とは思えぬ圧巻の完成度!ZERO AUDIO「True Wireless ZERO TWZ-1000」【イヤホンレビュー】

新進気鋭のイヤホンブランド、ZERO AUDIO。有線イヤホンでは巧みなサウンドチューニングで実力派の評価も定着したブランドが初めて挑む完全ワイヤレスイヤホン、それが「True Wireless ZERO TWZ-1000」です。

ZERO AUDIOを展開する協和ハーモネットは産業用の電線販売も手がける京都の老舗なのですが、そんなメーカーでも完全ワイヤレスに参入する時代なんですね。

「True Wireless ZERO TWZ-1000」は、同社の“ケーブルへのこだわり”に代わって、クアルコム社の最新チップ“QCC3026”とハイスペックなLDSアンテナの搭載で、音切れに対処したモデルです。

ダイヤモンドよりも高硬度のグラフェンコーティング振動板採用と高音質化も、有線モデル同様に行われています。実売価格1万6700円前後で1月下旬に発売したばかり。まさに2019年世代の完全ワイヤレス第一弾、さっそくレビューしていきましょう。

■精悍なデザインでサイズは中程度

まずは外見をチェック。

ブラックの筐体に電源を入れるとブルーのLEDが点灯する男性向きの精悍なデザイン。なお、ブルーのLEDは装着して音楽再生をする際には消灯するので、ご安心を。

イヤホン本体はプラスチックにメタリックな縁取りを施し、“ZERO AUDIO”の文字が入ったプレートをレイアウト。このプレートがMFB(マルチファンクションボタン)を兼ねています。本体重量は片側約6.1g(実測値)なので、完全ワイヤレスとしては中型程度でしょう。

Bluetoothは最新のVer5.0で、クアルコム社の最新チップ“QCC3026”を搭載して通信の安定性を向上。左右イヤホンに個別に信号を送信する「TrueWireless Stereo Plus」にも対応ですが、残念ながら現時点では送り出し側のスマホに対応モデルがありません。今後に期待ですね。なお、Androidスマホではapt-Xコーデックにも対応しています。

装着してみると、フィット感は問題ないのですが、強力にホールドするタイプではありません。出荷時には“シリコンカバー”のXSサイズが付いた状態ですが、付属の“シリコンカバー S/M/L”には、外耳内側にフィットさせるスポーツ用イヤホンのようなウィング(出っ張り)付き。

僕は全サイズ試した上で、耳をしっかりとホールドしてくれる大きめウィング付きのLサイズを付けました。これでランニングに耐えるレベルの、フィット感に優れた完全ワイヤレスになります。

 

■圧倒的な駆動時間!

イヤホン本体のMFB(マルチファンクションボタン)を用いた操作は、左右イヤホンを併用するタイプ。音楽の再生/停止は右イヤホンを1回押し、曲送りは右イヤホンの2秒押し、曲戻しは左イヤホンの2秒押し、音量アップは右イヤホン2回押し、音量ダウンは左イヤホン2回押しに割り当てられています。装着していて音楽を止めたい時は、まずは右イヤホン側に手を伸ばせば大丈夫。

スペックを見る上では、圧倒的なバッテリーライフも注目です。イヤホン本体のみで7時間駆動。これは2018年モデルの2倍近くで、これもクアルコム社の最新チップ“QCC3026”を搭載したメリットになります。まさに2019年完全ワイヤレスの新常識です。

付属充電ケースは本体重量40gと小型ですが、本体と合わせて28時間駆動を確保。また小型のため、胸ポケットに余裕で入る携帯性の良さもメリットと呼べそうです。

また、両耳を手で塞ぐ接続安定性のテストをしても音切れに非常に強かった事も報告しておきます。最新チップとハイスペックなアンテナは、音切れ対策としても、かなり有効なようです。

 

■ZERO AUDIOらしい唸るような低音!

そして気になる音質。

iPhoneとペアリングしてサウンドをチェックすると、まず実感するのが豊富な情報量。宇多田ヒカルの『あなた』を聴くと、空間すべてを情報で満たすような音空間に包まれます。ZERO AUDIOブランドを継承する唸るような低音の躍動感も気持ち良いチューニング。女性ボーカルの歌声は、クリアで抑揚も丁寧で質感重視。声を特別立てている訳ではなく、密度のある空間で声もクリアに見通せるタイプですね。

Bruno Marsの『24K Magic』も“ズズン”と響くエネルギッシュな重低音が印象的で、さらに中高域までの繋がりもスームズ。実力的には全ての帯域を情報量志向で鳴らし切っています。なお、apt-X対応のAndroidスマホでは、空間よりも個々の音をよりタイトに鳴らすタイプのサウンドとして聞けました。

*  *  *

2019年1月下旬発売したばかりの「True Wireless ZERO TWZ-1000」ですが、クアルコム社の最新チップも相まって、相当の実力派イヤホンに仕上がっています。特に見逃せないのは音切れのなさ。2019年の完全ワイヤレスは“なかなか途切れない”がの新常識になっていきそうです。

同時にZERO AUDIOブランド初の完全ワイヤレスとして、ブランドの個性である唸るような低音再生も文句ナシ。前回紹介したゼンハイザー「MOMENTUM True Wireless」(>> 完全ワイヤレス史上最高音質!? ゼンハイザー「MOMENTUM True Wireless」【イヤホンレビュー】)は価格無差別級の超高音質でしたが、実売価格1万6700円前後の「True Wireless ZERO TWZ-1000」は価格帯トップ級の高音質としてオススメです。

>> ZERO AUDIO「True Wireless ZERO TWZ-1000」

 

>> [連載]イヤホンレビュー

(取材・文/折原一也)

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