これで2万円台!? 「HUAWEI nova lite 3」の高コスパに注目！

ファーウェイが、新しいSIMフリースマートフォン「HUAWEI nova lite 3」を発表しました。2月1日から、IIJmio、イオンモバイル、NTTコムストア（OCNモバイルONE）、mineo、LINEモバイル、楽天モバイルなど、主要なMVNOから発売されます。市場想定価格は2万6880円（税抜）。幅広いラインナップを展開するファーウェイのスマホの中では、最安価格帯に属するモデルです。

「HUAWEI nova lite 3」は、昨年2月に発売されて、高コスパが評価された「HUAWEI nova lite 2」の後継モデルです。前モデルと同様に、低価格ながら、洗練されたデザインで、上位モデルにひけを取らない機能を備えていることが特徴です。

■2万円台ながら、しずく型ノッチの大画面ディスプレイを搭載

まず、ディスプレイは約6.21インチで、アスペクト比が19.5：9の縦に長い液晶ディスプレイを採用。画面上部のインカメラ搭載部は、小さなしずく型のノッチ（切り欠き）になっており、89%という画面占有率を実現しています。解像度はフルHD＋（2340×1080ドット）。写真や動画、ゲームを楽しむには十分なスペックといえるでしょう。

▲約6.21インチの大画面ディスプレイを搭載しつつ、横幅は約73.4mmと持ちやすい

背面は特殊な素材とコーティングを施すことで、セラミックのような手触りを実現。さらにエッジ部に3Dカーブを施し、手になじみやすい形状になっています。背面にはダブルレンズカメラと指紋センサーを搭載。なお、インカメラによる顔認証にも対応しています。

▲背面パネルの質感も高く、指紋センサーの認識も速かった。指紋センサーはシャッターとしても使える

▲カラバリは、左からオーロラブルー、ミッドナイトブラック、コーラルレッドの3色

 

■アウトカメラ＆インカメラのどちらもAIに対応

カメラは、背面のダブルレンズカメラは1300万画素と200万画素のダブルレンズカメラで、背景ボケ撮影も楽しめます。AI（人工知能）による被写体・シーン認識にも対応し、22のカテゴリー、500以上のシーンを認識し、自動で最適な撮影設定が行われるとのこと。

▲「AI」をオンにすると、被写体やシーンを認識し、自動で最適化される

▲AIオフで撮影

▲AIオンで撮影。葉の緑や花の色がより鮮やかに。かと言って、やりすぎではなくナチュラルな補正が行われる印象

インカメラは1600万画素で、なんとインカメラもAIによる8種類のシーン認識に対応。人物がきれいに撮れるように機能しつつ、背景を生かすことができます。シングルレンズながら背景をぼかす撮影もできます。

▲インカメラで背景をぼかさずに撮影

▲インカメラで背景をぼかして撮影

 

■2万円台とは思えないほどに独自機能も充実

ほかにも、気になる物にカメラをかざすと、それと同じもしくは類似する商品が購入できるオンラインショッピングサイトにアクセスできる「AI Vision」、最大8台のスマホ（ファーウェイ製の対応機種に限る）で音楽を多重再生できる「HUAWEI Party mode」など、先進的な独自機能も備えています。3400mAhの大容量バッテリーを搭載しているので、電池持ちの良さも期待できそうです。

▲欲しいものにカメラをかざすと、画像検索が行われて、それと同じか似た商品を購入できるEコマースサイトに進める「AI Vision」

▲「AI Vision」は、建造物やモニュメントなどの情報検索にも使える

▲最大8台のスマホで迫力あるサウンドを楽しめる「HUAWEI Party mode」

CPUはHUAWEI Kirin 970（最大2.2GHzのオクタコア）、RAMは3GB、ストレージは32GB。最大512GBのmicroSDカードも装着できます。国内3大キャリアのネットワークに対応し、VoLTEにも対応（au VoLTEは発売と同時に提供予定のソフトウエアアップデートが必要）。DSDV（デュアルSIMデュアルVoLTE）に対応しています。

価格的には、スマホにさほどの性能を求めないライトユーザー向けという印象ですが、写真を撮ったり、SNSをチェックしたり、動画を見たりすることが多い人も満足できそうな仕様です。“”安くて満足が高いスマホが欲しい！” そんな、欲張りさんは要チェックですよ！

>> ファーウェイ

 

（取材・文／村元正剛）

むらもとまさかた／ITライター

iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。