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バックグラウンド再生対応!「YouTube Music」を2か月使ってわかった3つの利点

&GP / 2019年2月2日 11時0分

バックグラウンド再生対応!「YouTube Music」を2か月使ってわかった3つの利点

バックグラウンド再生対応!「YouTube Music」を2か月使ってわかった3つの利点

2018年11月14日から日本でのサービスを開始した「YouTube Music」。YouTubeが開始した音楽ストリーミングサービスとして鳴り物入りで登場しましたが、結局ほかの音楽ストリーミングサービスとどう違うのか、乗り換える価値があるのかどうか気になっている人も多いはず。

そこで、これまでさまざまな音楽ストリーミングサービスを使い込んでようやくSpotifyに落ち着いていた筆者が、この2か月間YouTube Musicを使ってわかったことをお伝えしたいと思います!

1.バックグラウンド再生に対応

今回は「YouTube Music」の有料プラン(iOS版は月額1,280円、Android&webは月額980円)での使い勝手を中心に紹介します。

これまでYouTubeで音楽を聴くのがメインだった人なら、このサービスに入って損はありません。なぜなら、YouTube Musicの有料プランはバックグラウンド再生に対応しているから。

▲「ホーム」画面には再生履歴に基づくおすすめなどが表示される(写真左)。「ホットリスト」では話題のミュージックビデオがチェックできる(写真右)

おそらくこれまでYouTubeで音楽を聴いてきた人の多くは、非公式なYouTube再生アプリを使っていたと思います。これらのアプリはある日突然使えなくなるという可能性を秘めているのも事実。実際、人気のあったアプリでも公開が停止されたことは過去に何度もあります。「YouTube Music」アプリならそんな心配は一切不要。バックグラウンド再生がスムーズにできるというのは、使ってみると非常に便利です。

筆者の場合、YouTubeで音楽を聴くのはSpotifyで配信していないアーティストの音楽が聴きたいときが大半。「好きな芸人さんのラジオの音源を聴きながら作業したいときにこれはいいかも?」と思ったのですが、残念ながらラジオ番組などはヒットしませんでした。ただし、このラジオ音源というのもグレーなコンテンツなのであしからず。

また、ダウンロードしておけばオフラインでも再生できるのはYouTubeとの大きな違い。この機能を使えば、飛行機内や海外での利用、データ通信量の残量が少ないときにも安心です。また、YouTubeとYouTube Musicで聴いている楽曲で自動的にプレイリストを作成し、端末のダウンロードしてくれる「オフラインミックス」という機能もあります。利用するにはあらかじめ設定が必要ですが、これはYouTube Musicならでは!

▲オフラインミックスは1〜100曲まで任意で指定できる(写真=左)。楽曲は動画として再生するか、音声だけを再生するかをワンタップで切り替え可能(写真=右)

 

2.ふわっとしたキーワードで曲が探せる

CMや海外ドラマを観ていて曲が気になったらすぐスマホで調べるのが習慣になっています。「Siri」や「Shazam」に音楽を聴かせて曲名やアーティスト名を調べることもありますが、該当しそうなキーワードを複数入力してGoogle検索することも多々あります。

YouTube Musicは検索機能が強化されており、楽曲名やアーティスト名がわからなくても、キーワードや歌詞の一部を入力して検索可能。これはさすがGoogleサービスだなという印象です。これまではGoogleで検索していましたが、最近はYouTube Musicで検索することが増えました。

▲ここでは「携帯電話 CM曲」で検索してみた(写真左)。CMに使われていた曲が絞り込まれている。ただし、何のCMかまではわからない(写真右)

この使い方ができる音楽ストリーミングサービスはほかになく、YouTube Musicならでは。自分で検索して音楽を聴きたいときには便利です。

 

3.ライブ音源が聴ける

YouTube MusicはYouTube上の動画を抽出しているので、ライブ音源も豊富です。検索結果として出てくるのはもちろん、ホーム画面を観ていると「ライブ」というカテゴリも用意されています。ライブ音源というのは、アーティストのファンやどんなライブかが気になった人に向けたコアなコンテンツだとは思うのですが、これもほかのサービスにはない強み。

▲ホーム上に「ライブ」というカテゴリが表示される(写真=左)。視聴履歴に基づくおすすめのライブ動画が観られる(写真=右)

また、Googleサービスということもあり、アプリ上に「cast」ボタンが用意されていて、Google HomeやChromecastなどの外部機器との連携もしやすくなっています。

▲CastボタンをタップしてCast先を選択する(写真=左)。音質は1080〜144pを選択可能(写真=右)

■レコメンド機能は今後の進化に期待

Spotifyは利用者の視聴傾向に合わせたレコメンドがとにかくドンピシャ。実際、楽曲のBPMなどを解析したうえでレコメンドするアルゴリズムを採用しているそうなので、ユーザーが好みそうな楽曲のレコメンドスキルは非常に高いと言えます。

それに対し、YouTube Musicも視聴履歴に基づくレコメンドはしてくれるものの、「このアーティストが好きならこのアーティストも好きなはず」といった、従来のレコメンド性能とあまり変わらない印象です。

▲YouTube Musicでは「マイミックス」というプレイリストが自動作成される(写真左)。利用者の好みに合った楽曲だけが連続再生される(写真右)

大きく違う点を挙げるとすれば、位置情報に基づくレコメンドをしてくれる点です。たとえば、あらかじめGoogleサービスに自宅や職場の位置情報を登録おけば、時間と場所を考慮して、「職場で時間を忘れて集中」「自宅でファミリータイム」といったプレイリストをおすすめしてくれます。

 

■Spotifyからの乗り換えは要検討

筆者自身、普段はアイドルから’60年代の洋楽ロックまでと、幅広いジャンルの音楽を聴いています。そういう雑食な人であれば、レコメンド機能が充実したSpotifyの方が有効なことは確かです。

最近は、Spotifyで知ったアーティストのミュージックビデオを、YouTubeで観るというのが一連の流れ。ほかのサービスを利用している人は、やはりこの方法が一番いいかなという印象です。

アーティストのラインナップを比較すると、他の音楽ストリーミングサービスでは配信未解禁なアーティストの楽曲もYouTube Musicなら聴けます。ただし、検索時には「歌ってみた」「踊ってみた」等の動画もヒットしてしまうので、本人動画だけを絞り込めないのは良くも悪くもあるかなと思いました。

▲ほかのサービスでは定額配信されていないアーティストといえば米津玄師も充実(写真左)。公式動画が充実しているアーティストには強い(写真右)

総括すると、「YouTubeで音楽を聴く人は乗り換え必須。他サービスの利用者はまだ様子見でいいかも?」という感じ。今後、Playミュージックを廃止してYouTube Musicに統合するそうなので、機能面でのアップデートはまだまだ期待できるはずです。

YouTube Musicは広告あり、バックグラウンド再生&オフライン再生不可という条件であれば無料で利用できます。また、有料プランも3か月無料で体験可能です。自分のライフスタイルにあったサービスかどうか、ぜひ一度試してみてください。

>> YouTube Music

 

(取材・文/今西絢美

いまにしあやみ/エディター、ライター

いまにしあやみ/エディター、ライター

編集プロダクション「ゴーズ」所属。スマートフォンなどのデジタル製品を中心に、アプリや関連サービスに関する記事をウェブや雑誌で執筆中。趣味は食べ歩きで、食にまつわるサービスや製品のチェックがライフワーク。

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