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「バランスボール」でお尻を鍛えてズボンのシルエットを引き締め!【筋トレ道具の使い方⑥】

&GP / 2019年1月31日 20時0分

「バランスボール」でお尻を鍛えてズボンのシルエットを引き締め!【筋トレ道具の使い方⑥】

「バランスボール」でお尻を鍛えてズボンのシルエットを引き締め!【筋トレ道具の使い方⑥】

パーソナルトレーナーに聞く「筋トレ道具の使い方」最終回は、バランスボールを使ったお尻のトレーニングです。たるんだお尻を引き締めると、全体のプロポーションがグッとバランスよくなりますよ! スーツだけでなく、ジーンズなどを履いたときのシルエットは大事にしたいところ。引き締めのコツをレクチャーしてもらいます。

連載:筋トレ道具の使い方

▲左:パーソナルトレーナーの高田大輝氏、右:WORKOUT代表取締役、土屋耕平氏

今回もパーソナルジム「REAL WORKOUT」を展開する「株式会社WORKOUT」の土屋耕平氏と高田大輝氏に、体作りについてのお話を伺っていきます。また最後には全体のまとめとして、【日常生活におけるトレーニングの必要性】についてのインタビューも行っています。

■実践!バランスボールを使ったお尻のトレーニング

応用範囲の広いバランスボールを使っての、お尻とハムストリング(腿の裏側)のトレーニングが今回のテーマです。高田トレーナーによれば、「お尻そのものを引き締めることも大事ですが、ハムストリングを鍛えることで、お尻が垂れるのを防止する効果があり、ヒップアップに最適です!」とのこと。目指せ、ナイスヒップ!

<今回のトレーニングギア>

▲Reebok「バランスボール」(実勢価格:4000円前後)

 

【ボール引き寄せ】

バランスボールに足を置いて横になり、カカトを引っかけるようにしてヒザを曲げ、バランスボールを体の方に引き寄せます。シンプルな動作ですが、やってみるとけっこう大変だということが分かると思います。

ボールが近づいてきたらお尻を床から上げ、お尻から太腿の裏側の収縮を意識します。「お尻の穴をキュッと引き締めるイメージで」(高田トレーナー)。頭は床につけたままで、天井を見ながら行います。動作中、呼吸を止めないように気をつけましょう。10~20回をワンセットで。

 

【ヒップスラスト】

これもバランスボールを使ったお尻のトレーニングとしては一般的なものです。バランスボールに寄りかかるようにして座り、お尻を上げて後方に反っていきます。フィニッシュはヒザを直角に曲げ、ヒザから下が床に対して垂直になるようにします。ここから最初の体勢に戻り、また繰り返します。こちらも10~20回をワンセットに。

足が垂直になってないまま戻すと、効果が薄れてしまうので注意。足は少し開いておきましょう。また上がった時に顔を上げず、まっすぐ天井を見るようにします。

▲足の角度に注意

 

■トレーニングのある日常生活を!

──6回にわたり、トレーニングの実践と理論について、さまざまな視点から解説をいただきました。

いまだに、運動とか体を動かすということ、特にパーソナルジムに通うような場合は、「何かの競技のためにするもの」というイメージが強い人は多いと思います。そうでなければ「ダイエット」ですよね。

それよりも、トレーニングの目的はもっと幅広くていいということですね。

土屋:「競技のため」とか「ダイエット」というよりは「ボディメイク」、つまり「なりたい自分になる」ということですよね。

ウチのジムで先日アンケートを取ったんですが、「思いっきりダイエットしたい」という人は、実は2~3割しかいなくて、それ以外の人たちってそんなに太ってはいないんですよ。

でも「さらにキレイになりたい」とか「おしゃれになりたい」という欲求で通われている人が多くて。

──そうなんですね。

土屋:だから、少し前よりは「ジムに行かなきゃいけない」というイメージがちょっと変わってきたのかなと思いますね。

▲スタイリッシュな「WORKOUT INC.」ホームページ

──現状、会員さんの男女比というのは?

土屋:今は半々ですね。ウチではターゲットを絞らず、男女や年齢層も絞らないできたので、けっこう平均的な数字になってきているのかなと。

──長く通うことを目的とされている方が多いんですか?

土屋:それはありますね。ウチの場合は、メインを6カ月コースにしているんです。他のパーソナルジムは「2カ月短期集中コース」とかが多いので、それに比べると珍しいんですが。急激に、糖質制限も併用して痩せても、リバウンド・リスクに怯えることになってしまうんですよ。

それよりは筋肉量を上げれば、普通に生活していても代謝が上がって痩せていくという形の方がいいという考え方なんですね。急速なダイエットではないんですが、徐々に徐々に効果が出て、それが永続的にちゃんと続くという風にイメージしています。

──ただ、「結果が見える」ことが通うモチベーションになる場合もあると思います。長期だとそれが見えづらい部分もあるのでは?

土屋:そうですね(笑)。ウチはウェイトトレーニングに重点を置いているので、その人に合わせはするんですが、その人がギリギリできるウェイトに挑戦してもらうので、1回ごとに体で実感してもらえると思います。

「今までにない筋肉痛を体験した」とか「ここに筋肉があったんだなと気づいた」とか、そういう発見を通して楽しんでもらえればいいなと思っています。

──なるほど。日常にトレーニングを取り入れることが大事で、その正しいやり方を身につけるため、また食事面を含めたアドバイスを得るために、パーソナルジムに通うのもアリということですね。ありがとうございました!

*  *  *

6回にわたってお送りしてきた「トレーニング道具の使い方」もここまで。ご紹介したアイテムを使ってのトレーニング、そしてお二人のお話を参考に、締まった体を手に入れてください!

>> 取材協力:WORKOUT

(取材・文/高崎計三 写真/下城英悟)

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