機械式時計における驚異の技巧！「変身」ウォッチが月と地球を表現する

1月14日～17日にかけてスイス・ジュネーブで開催された高級時計の国際見本市「ジュネーブサロン（Salon International de la Haute Horlogerie 2019／SIHH 2019）」にて、今年もMONTBLANC（モンブラン）より新作ウォッチが発表されました。その生産数は…わずか8本！　超絶技巧が施された機械式時計は、もはや芸術品の域に達しています。

「Montblanc Star Legacy Metamorphosis Limited Edition 8（モンブラン　スターレガシー　メタモルフォシス　リミテッドエディション8）」は、2010年に発表した腕時計「メタモルフォシス」を継承する新作モデルです。

▲6時位置のシャッターが閉じた状態のときが、第一の「顔」

サファイアクリスタルのブリッジを持つ特許取得の機構“エクゾトゥールビヨン”を搭載し、さらに月と北半球儀を立体的に表現。両者はケースのサイドにあるレバーをスライドさせることで可動シャッターが開閉し、6時の位置にあるウィンドウが閉じたときは北半球儀を囲むように24時間スケールとデイ＆ナイト表示が出現。

▲シャッターが開くと、12時位置にはエグゾトゥールビヨンの全容が太陽のようにせり上がってくる

ウィンドウ開放時は12時の位置にある“エクゾトゥールビヨン”の機構全体がせり上がり、また月のパーツが北半球儀を周るように可動するムーンフェイズが表示されます。複雑かつ精密さが求められる機構を持ちながら、その操作はケースに配されたリューズとプッシャーのみでシンプルに行えるのも大きな特徴といえるでしょう。

モンブランマニュファクチュールが持つ技術を結集し、完成に至った究極オブ究極の腕時計。価格も超絶レベルの23万ユーロです（現在のレートで約2870万円）。

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（文／＆GP編集部）