凄腕DIYで自宅をアウトドアパビリオンに【理想のアウトドアリビングをつくる。】

【特集】理想のアウトドアリビングをつくる。

自宅、併設されるプレスルーム、そして工房まで。全てをDIYでリノベーションした茨木さん宅。クラフトマンシップに溢れる、まさに理想のアウトドアハウスに伺った。

 

■フルDIYでリノベした思い入れのある自宅

▲CielBleu.茨木一綺さん・美伽さんアウトドア系ガレージブランドの先駆け、シエルブルーを展開。その他、各種プロデュースやコーディネート、車関係の仕事もこなす多忙なご夫婦。http://www.cielbleu-at.com/

キャンプ歴約15年。当時まだ情報が少なかった欧米のテントなどをいち早く買い集めながら、ピーク時には年間100泊以上もテント泊をしていたという茨木さんご夫婦。友人の為に製作したロールトップテーブルが評判を呼び、今ではそれが本業となった筋金入りのアウトドアファミリーだ。

こちらの自宅は約8年前に購入。築年数こそ古かったが、カーメカニックの経験もあるという一綺さんと、実家が工場で小さい頃からモノづくりの現場にいたという美伽さんの強力タッグにより、完全DIYでリノベーション。天然木の温かい質感に包まれた、アウトドアな雰囲気へと様変わりを果たしている。

▲大窓と白壁が気持ち良い、自宅併設プレスルーム。カヌー関連や楽器、斧など、多様なギアをディスプレイ

リビングセットは、全て夫婦で手がけるシエルブルー。

「家でも外でも使える家具をテーマに作っているので、実際にウチでも普通に使っています。テストという意味もありますし、まずは自分たちが使ってみないと提案できないですからね」

▲リビング中央にはシエルブルーのロールトップテーブル。こちらはアウトドアショップ「ワイルド1」別注仕様。チェア2脚も自社製品。ベンチはオリジナルの肘置きを配したカスタム品

また、もともと土間だったスペースはプレスルームに改装。シエルブルー製品の他にも、クーラーバッグや薪ストーブ、カヤック関連など、さまざまなギアが所狭しと収納されている。その横には工房も併設。まさにアウトドア博覧会たる、生活と仕事の全てを賄う家なのだ。

▲プレスルームのストックには、テントや寝袋など大量のキャンプグッズが。これでもだいぶ数を減らした方だとか

▲キャンプバンドも組んでいたというご夫婦。ダイニングの壁には、何本ものウクレレが飾られていた

▲ダイニングの壁に飾ったアートピース。 真ん中のフクロウの絵は、なんと娘さんの作品！

▲玄関ライトにはヴィンテージのランタンを使用。暗くなると点灯する常夜灯へとカスタム済み

▲愛車もDIYで板張りに。カーサイドリビング＋ルーフテントでのキャンプスタイルが近頃定番だとか。また昨今話題のバンライフも2年前より布教中

 

>> 理想のアウトドアリビングをつくる。

本記事の内容はGoodsPress3月88-89ページに掲載されています

 

（取材・文／山本サトシ　写真／伊藤恵一）