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購入資金150万円で人気モデルより高年式が狙えるオススメ中古車5選

&GP / 2019年3月12日 19時0分

購入資金150万円で人気モデルより高年式が狙えるオススメ中古車5選

購入資金150万円で人気モデルより高年式が狙えるオススメ中古車5選

年度末のこの時期は、クルマの買い替え需要がもっとも高まります。おそらく&GP読者の中にも新車や中古車の購入を検討している人は多いはず。

中古車情報でおなじみのカーセンサーが行った「カーセンサー中古車購入実態調査2017」(2018年5月16日発表)によると、中古車購入の全国平均単価は120.9万円。相場観で言うと多くの人が100万~150万円という予算で中古車を探していることが伺えます。

この予算だと、コンパクトハッチバックなら比較的高年式のものも見つけやすいですが、人気のSUVやミニバンだと高年式はやや難しくなるところ。しかし人気モデルを外してみると、そこまで古くないモデルが見つかる可能性もあったりします。

そこで、まさに今クルマを探している人のために、諸費用なども含んだ予算150万円で高年式車が見つけやすい“穴モデル”を探してみました。

 

■Lクラスミニバン編

王道モデル:トヨタアルファード

★穴モデル:日産エルグランド

▲日産エルグランド

Lクラスミニバンの中で絶大な人気を誇るのがアルファード。それだけに中古車相場も高値で推移しています。予算150万円以内で探すとなると現行型はまず無理で、2代目でも10年落ちの前期型(2008年~2014年)になります(筆者は個人的に現行型より2代目のほうが好きですが)。

アルファードは週末に家族でロングドライブを楽しんだり、社用車で使われることが多いので走行距離も伸びがち。必然的に前期型だと10万km前後のものが多くなります。

一方、かつてアルファードと熾烈なシェア争いをしたエルグランドは全高を下げてスポーティ路線に走ったことが裏目に出て、現行型はアルファードの陰に隠れる存在となってしまいました。でも、中古車的にはそれが功を奏し、相場的にとてもおいしいモデルとなっています。

現行型は2014年1月にマイナーチェンジ。それ以前の前期型は距離こそ10万km近くなるものの2.5Lのハイウェイスターが予算150万円以内で見つかります。エルグランドの前期型は、その車高の低さからゴルフバッグを荷室に縦積みすることができません(後期型は床を掘り下げて縦積みできるように改良されてます)。でもゴルフをやらない人にとっては関係ないですよね。豪華な室内に加え、コーナリングの安定感もエルグランドの魅力。こちらに的を絞ってみるのはアリだと思いますよ。

 

■SUV編

王道モデル:レクサスRX

★穴モデル:BMW X5

中古車にはいろいろな選び方があります。走行距離が少なく高年式の現行型を手頃な値段で買いたいという考えもありますし、新車だととても手が届かない憧れのモデルが手の届くところに降りてくるのを待って買うという方法もあります。後者の考えの人が待っているのは150万円付近がもっとも多くなります。

その典型的な例がレクサスRX。150万円以下の中古車が現れるとすぐ売れてしまい、結果、先代RXでも長く中古車相場の下限が150万円を切らずにいます。

プレミアムSUVを狙っている人は輸入プレミアムSUVに注目してみるのはいかがでしょうか。

たとえばBMW X5やアウディQ7、M・ベンツMクラスでは予算150万円で買える中古車もポツポツ見つかります。ひとつ注意してほしいのは、販売店と一緒に車両状態をしっかりチェックし、納得した上で購入すること。プレミアムSUVはパーツも高いのでトラブルがあったときに修理代が高額になりがち。その意味では保証がしっかりしているものを選ぶ方が安心でしょう。

もし国産車でプレミアムSUVを探したいなら、日産ムラーノを。2代目の2012年式、2013年式あたりでも2.5LのFFなら狙えますよ。

 

■スポーツカー編

王道モデル:トヨタ86

★穴モデル:マツダロードスター

居住性や積載性が劣るスポーツモデルはファミリー層では選びにくく、新車を買っているのは子育てが終わった世代が中心。ではまだ結婚していない若者たちはどうしているのか。彼らは手が届くところまで相場が落ちてきた中古車を狙っています。ターゲットは150万円以下。そのため、プレミアムSUVと同じように、150万円を切った中古車はすぐに売れてしまい、なかなか相場の下限が150万円を切りません。

トヨタ86は徐々に150万円以下の中古車が増えてきていますが、それまで何年も相場の下限が150万円という状態が続いていました。現在でも150万円以下で見つかるのは2012年式、2013年式が中心になります。

一方、2015年にデビューした現行型ロードスター(ND)も相場の下限が150万円から下がらないという状態に突入しました。150万円以下で買うためにはタイミングが重要になりますが、86より高年式のものが狙えるのは間違いないので、ほしい人は根気よく探してみましょう。

 

■輸入セダン編

王道モデル:メルセデス・ベンツCクラス

★穴モデル:BMW 3シリーズ

ドイツ車選びの王道であるメルセデス・ベンツCクラスとBMW 3シリーズ。予算150万円で探すならどちらも旧型になります。ただし、3シリーズは旧型になったばかりのF30型。新型のG20型が街に増えるまでは時間がかかるので、しばらくは旧型に乗っているという感覚も少ないはず。

予算内で買える中古車Cクラスだと2012年式のC180ブルーエフィシェンシーやC200 ブルーエフィシェンシー。3シリーズは2014年式の320dでもなんとか予算内の中古車を見つけることができます。

86/ロードスターと同じように性格が異なる2モデルなので、どちらかを悩む人は少ないかもしれません。でもドイツのプレミアムモデルに乗りたいという視点で中古車を探しているなら、3シリーズのほうがより新しいモデルを見つけやすいですよ。新型3シリーズが出たことでF30からの乗り換えも進みます。これから下取り車が多数発生するので、さらに相場は下がるはずです。

 

■輸入ハッチバック編

王道モデル: MINI

★穴モデル:フォルクスワーゲンザ・ビートル

「個性的で可愛いクルマに乗りたい!」と考えたときに候補に挙がる輸入ハッチバック。MINI、フォルクスワーゲンザ・ビートル、フィアット500、アルファロメオジュリエッタ、シトロエンC3など、輸入車には国産車とは一味違う個性あふれるモデルがたくさんあります。

その中でも人気が高いのはMINI。とくに現行型は5ドアも登場したためブランド別の新車販売台数ベスト5に入るほど売れています。

その分中古車相場も高めで、現行型は予算150万円だとたまに3ドアが見つかるくらい。できれば予算200万円は見ておきたいところです。

逆にザ・ビートルは2015年式でも予算150万円で買える中古車が見つかります。2013年式まで見れば予算130万円で買えるものもあったりするほど。ザ・ビートルは2019年で製造終了になるため、もしかしたら今後相場が上昇に転じるなんてことがあるかもしれません。

また、車格や新車価格が違うので単純比較はできませんが、「とにかく可愛い輸入車を手に入れたい」という人はフィアット500にも注目! 新車価格が200万円以下から設定されていることもあり、予算150万円だと2016年式のツインエアを選ぶことだってできますよ。

 

(文/高橋 満<ブリッジマン>)

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