たった3分で車内の空気がキレイになる!車載用空気清浄機の実力とは?
&GP / 2019年3月20日 7時30分
たった3分で車内の空気がキレイになる!車載用空気清浄機の実力とは?
春らしいポカポカした日が続きますが、花粉シーズンど真ん中。&GP編集部内でも、クシャミやら目のかゆみを訴えるスタッフが後を絶たちません。こんなときこそ、家電の力で空気をキレイにしようぜ、と意気込むわけであります。
しかし盲点というか、「確かに、そこ!」という空気の質に関する問題提起を絡めたアイテムが登場しました。その名も「Blueair Cabin(ブルーエア キャビン)」。セールス・オンデマンドが出がけるスウェーデン発の空気清浄機メーカー・ブルーエアが放つ、同社初の“車載用空気清浄機”なんです。
クルマの中って実は空気が汚れているとのこと。まあ花粉だらけの格好で乗ったり降りたりしますしね。実際に製品を見てきたので、さっそくご紹介します。
訪れたのは東京・青山にある「ボルボ スタジオ 青山」。いきなり目に飛び込んできたのは、めちゃくちゃカッコいいクルマ。昨年はボルボのXC40がカー・オブ・ザ・イヤーを受賞したし、憧れの外車ですよね。欲しいなあ…。
いや、イカンイカン、空気清浄機の取材に来たんだった。というわけで話をもとに戻すと、今回、スウェーデンの空気清浄機メーカー・ブルーエアが車載用空気清浄機を発表するとのこと。さっそく製品を見てみると、なるほど!こういう形なのかと。
座席のヘッドレストにベルトを巻き付けて装着するタイプ。電源はシガーソケットから取る仕様で、ツマミの部分を回すだけというシンプルな設計です。右に回すと低速・中速・高速・オートモードの4段階に風速が変化します。
▲簡単操作で誰でも使えます
▲ヘッドレストに巻きつけるだけ
■クルマに合わせて選べる2モデル
性能のほどはというと、「わずか3分で車内の空気を清浄します」と驚きの機能性。ただ、モデルが2種類あり、「Blueair Cabin P2i」(2万9000円/税抜)はセダン/ハッチバック推奨で1基。「Blueair Cabin P2iD」(4万8000円/税抜)は大型のSUV/ミニバン推奨となっており、本体が2基になります。
▲「Blueair Cabin P2i」幅205×奥行き205×高さ97mm
▲「Blueair Cabin P2iD」幅205×奥行き205×高さ97mm
室内用空気清浄機の開発で培った技術がふんだんに使われており、フィルターには独自の「HEPASilentテクノロジー」を採用。硫化イオン化技術と高性能フィルター技術を融合することで、ハイスピード洗浄でありながら、クルマ特有の有害物質やアレル物質を99%除去するとのこと。
さらに「Blueair Cabin」に搭載されるフィルターには、除臭カーボンも加わっているので、粒子だけでなく気になるニオイにも効果を発揮します。これで、ラーメンや餃子を食べたあとでも、車内がニンニク臭くならなくて済むかもしれません。
▲こちらがフィルター(4000円/税抜)。折り畳めるようになっており、交換は半年に1度が目安
とはいえ、車内の空気がキレイかどうかなんて、目視できるわけではありません。この問題を解決すべく、専用アプリ「Blueair Friend」ともリンク。空気状況をモニタリングし、きれいか汚れているかを可視化してくれます。もちろん風量の調整もOK。便利なこと、この上ないですね。
■環境ジャーナリストも認める車内空気の安全性の重要性
当日は自動車/環境ジャーナリストの川端由美さんも登壇。ボルボの安全性への取り組みや、進化していくクルマのモビリティのほか、環境ジャーナリストとしての観点から、車内空気の安全性の重要性についてお話いただくなど、充実の内容でした。
▲川端由美(かわばた・ゆみ)/1971年1月29日生まれ、栃木県出身。大学院で工学を修め、住友電工のエンジニアを経て、出版社の編集記者に。その後、フリーの自動車ジャーナリストとして活躍し、2013年からワールド・カー・オブ・ザ・イヤー/グリーンカー・エキスパート、2015年からインターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー選考員に。また、環境ジャーナリストとしての一面も持ち、エコの推進にも力を注ぐ
セールス・オンデマンドが日本国内300名のファミリードライバーに調査を行った結果、約65%が「車内の空気を改善したい」と回答。また約80%が1回あたり2時間未満の短時間乗車(ちょい乗り)であるともわかりました。つまりクルマに乗る時間が短い分、車内の空気環境改善に「スピード」が求められるということですね。
* * *
今年はGW10連休という大型連休も待っていますし、クルマに乗る機会が増えそう。花粉だけでなく、窓を開ければ排気ガスも入ってきますし、意外と盲点だった車内の空気環境。気になる方は選択肢に「Blueair Cabin」を入れてみてはいかがでしょうか。
(取材・文/&GP編集部 三宅 隆)
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