使って分かった!自立式ハンモックがGWに予定がない人の強い味方になる5つの理由
&GP / 2019年3月27日 19時0分
使って分かった!自立式ハンモックがGWに予定がない人の強い味方になる5つの理由
<&GP編集部員が買ってみた!使ってみた!>
これまでのハンモック体験といえば、南米の安宿に吊り下がっていたハンモックでダラダラと過ごした思い出ぐらい。それももう10年以上前のこと。すっかり忘れていた頃、あるアウトドアフェスで出合ってしまいました。自立式のハンモック!
「自然の中、ゆらゆらと揺られながら、まどろみませんか?」
よく聞く、そんな言葉が頭に浮かび、ついつい即買いしてしまいました。
とはいえ購入したのは、昨年の晩秋。この春になるまで、じっと押入れで冬眠。そして、桜がちらほら咲き始めた先週、ひっぱり出してきていそいそと試してみました。
本当は木に結ぶタイプを夢見ていたのですが、ハードルが高く断念。でも結果、これとビールと小説さえあれば「今年の“スーパーゴールデンウィーク”は怖いものなし!」との個人的結論に達しました!
その理由は以下の5つ。
1.携行できて自立式だから、設置場所を選ばない
2.準備いらずで、思い立ったらすぐ行ける
3.景色が遮断されるため、心身ともにリラックス
4.“積読(つんどく)”を解消できる
5.レジャーとしてのコスパが高い
特別な観光地に行かなくても、自然の中でまったりと心身のデトックスができそうです!!
■工具不要で、カシャ、カシャ、パチッ、パチッ!
木に吊り下げるハンモックと違い、自立式のいいところはセッティングが簡単なところ。購入したTOYMOCKのレギュラーサイズ(1万1880円)は、袋からパーツを取り出し、約1分で組み立てが完了! 工具は不要です。これ以外もだいたい同じようなものではないでしょうか? ただし、インテリア性の高いウッドフレームのタイプは、重量もあり、工具が必要な場合もあるのでアウトドアには向かないかもしれません。
▲持ち運び用バッグは約118×20cm。重量は約8.5kgで、折りたたみチェアほど軽くはありませんが持ち運べます。パーツはポールとハンモックのみ
▲まずはフレームの組み立てから
▲三つ折りになっているので、片側ずつ開きます。この時、接地しているパーツは閉じておきます(写真では、自立させるため開いてあります)
▲一定の角度になったら止まります
▲下部にあるフックバーで、角度を固定します
▲角度は、好みで3段階に調整可能。
▲左右とも開けば、スタンド部分のセッティングは終了!
▲フックにアームをかければ完成です
▲当然ですが、寝心地を考えて平らなところに設置しましょう
▲置きたい場所や好み合わせて、スタンドの幅は約50〜79cmで調整可能です。最大限に開いた方が安定感が増します
▲角度を真ん中で調整するとこんな感じ。ベッド(本体メッシュ部分)は、身長180cmまでの人に対応します
セッティングが完了したら、あとは横になって自然に溶け込むだけです。
■自然の中でゆらゆらすれば日常を忘れられる
▲写真ではブーツを履いていますが、ゆったりと過ごす時は裸足がベストです
1度ハンモックで寝てみると、誰かに「自然の中でゆらゆらと揺られながら、まどろんでみて!」といいたくなります。そのメリットは大きく5つ。
1.携行できて自立式だから、設置場所を選ばない
当たり前ですが、吊り下げ式のいわゆるハンモックは木や柱がないと設営できません。自立式の場合は当然、木が必要ないので設置場所を選びません。木のない海でもゆらゆらできますし、自宅の部屋でも柱を傷つけることなくゆらゆらできます。またハンモックビギナーでも簡単に設営できる点もメリットです。
2.準備いらずで、思い立ったらすぐ行ける
もちろんキャンプ場に持っていくのもいいですが、キャンプとなると色々準備が必要。サクッとハンモックだけ楽しむというわけには行きません。その点、携行バッグに入れてハンドヘルドできる自立式は、「今日、海に持って行こう!」と思い立った時にすぐに持っていけます。しかもクルマがなくても、ちょっと電車に乗って遠出ハンモックというのも可能です。
3.景色が遮断されるため、心身ともにリラックスできる
これ意外と重要ですが、ハンモックに寝そべると見えるのはほぼ空(木の枝とか見えますが)。強制的に風景が遮断されるため視界に飛び込むものがなく、小鳥のさえずりや葉音、波音が聞こえてくるだけ。天然のBGMに、本当に日常を忘れます。
4.“積読(つんどく)”を解消できる
寝そべって森林浴だけでも十分ですが、購入したままになっている本を一気に読破する貴重な時間。自然の音をBGMに小説を読めば、自分の世界にどっぷりと浸れます。
5.レジャーとしてのコスパが高い
購入には1万円ほどかかりますが、これで寝て、本を読んで、ビールを飲んで、自分の世界に浸れて、心身がリラックスできることを考えるとレジャーとして、セラピーとしては抜群にコストパフォーマンスが高いと思います。
もちろんメリットばかりではありません。若干ですが、デメリットもあります。具体的には以下の3つです。
1.アームが短く、あまり揺れない
これは自立式なので仕方がないかもしれませんが、アーム(ベッドから伸びるロープの部分)が短く狭いので、あまり揺れませんし、布にくるまって眠れません。風にゆらゆらくるまって寝たい場合は、自立式でないハンモックがおすすめです。
2.持ち運びできるとはいえ、一緒にビールや本を持っていくと重い
携行バッグがありハンドヘルドはできますが、これにビールや本、タブレットなどを一緒に持っていくとそこそこ重くなるので、徒歩で出かける場合自分が持てる量をしっかりと把握しましょう。
3.ハンモックNGな公園がある(ようです)
自立式ハンモックは未確認ですが、木に吊り下げる通常のハンモックはNGの公園はあるようです。セッティング可能かは、各自ご確認ください。また、自立式ハンモックは広げると2m近くなるので、他人の邪魔にならないようにしましょう。あまり大きな公園で人が多いと落ち着かなそうですが…。
ちなみにビーチは、ほかにもハンモックの人がいますし、ポップアップテントの人も多いので安心して広げたい人にはおすすめ。ただ当たり前ですが、日中は暑くなるので注意が必要です。
* * *
デメリットもありますが、それを補って余りあるほどの魅力があるハンモック。もしGWに行くところがなかったら、自立式ハンモックを持って自然の中に出かけてみるのはいかがでしょうか?
>> TOYMOCK
(写真・文/&GP編集部 澤村尚徳)
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