“パーソナル空清ファン”で攻勢をかけるダイソン新基軸 #家電最前線
&GP / 2019年4月18日 12時0分
“パーソナル空清ファン”で攻勢をかけるダイソン新基軸 #家電最前線
【#家電最前線】
企業戦略から機能性・デザイン性に最新テクノロジーなど、日々革新を続ける白物家電業界から届く新製品を、記者独自の目線によるレポートで紹介。新たなライフスタイルやビジネス視点のヒントを探っていきます。
▼ ▼ ▼
ダイソンが2019年4月17日にパーソナル用途の空気清浄ファン「Dyson Pure Cool Me」を発表し、同日に発売しました。実勢価格は4万円です。
■球体部分の周囲から風が出る仕組み
▲ダイソンが2019年4月17日に発売したパーソナル用途の空気清浄ファン「Dyson Pure Cool Me」(実勢価格4万円)。カラーはホワイト/シルバー、ガンメタル/コッパーに加えて、直販限定のブラック/ニッケルをラインアップ
ダイソンは独自の「Air Multiplier」技術を採用する「羽根なし扇風機」と空気清浄機を組み合わせた「Dyson Pure Cool」シリーズを2015年から展開していますが、空気清浄機能付き扇風機のタワーファンおよびテーブルファンの「Dyson Pure Cool」、空気清浄機能付きファンヒーターの「Dyson Pure Hot+Cool」に続いて、いよいよパーソナル向けの小型空気清浄ファンが加わることになりました。
▲左からDyson Pure Coolテーブルファン、Dyson Pure Coolタワーファン、Dyson Pure Hot+Cool、Dyson Pure Cool Me。Dyson Pure Cool Meを除く最新3モデルはWi-Fiを内蔵してスマートフォンアプリによる室内空気環境の可視化や遠隔操作が可能です
■置き場所の汎用性の高さをアピール
Dyson Pure Cool Meは本体サイズが幅24.5×奥行き24.5×高さ40.1cmとコンパクト(重さは約2.8kg)なので、デスクの横やベッドサイド、子供部屋、キッチン、玄関横などさまざまなスペースに設置できるのが魅力です。
▲玄関に設置したイメージ
▲キッチンに設置したイメージ
▲ベッドルームに設置したイメージ
▲洗面所に設置したイメージ
▲仕事部屋に設置したイメージ
▲リビングに設置したイメージ
■デモンストレーションではフィルターの優秀性が分かる内容に
PM0.1レベルの微小粒子状物質を約99.95%除去する「グラスHEPAフィルター」を搭載しており、空気清浄機としての適用床面積は約7畳(約30分で清浄する床面積)です(空気清浄タワーファン、空気清浄テーブルファンの「Dyson Pure Cool」は約12畳、ヒーター内蔵の「Pure Hot+Cool」は約9畳)。フィルターには有害なガスやニオイを捕える活性炭フィルターも内蔵しています。
研究デザイン開発 空調家電製品開発責任者 ドミニク・メイソン氏は内蔵するフィルターについて次のように語ります。
▲ダイソン 研究デザイン開発 空調家電製品開発責任者 ドミニク・メイソン氏
「360度のグラスHEPAフィルターは6.5m2以上のHEPA素材がプリーツ状に200回以上織られています。内部にはトリスはVOC(揮発性有機化合物)やニオイ、ガスなどを吸収して捕える『トリス緩衝液』を塗布した活性炭フィルターが入っており、非常に効率の高いフィルターシステムになっています」(ドミニク・メイソン氏)
▲透明ケース内にスモークを充満させ、Dyson Pure Cool Meが吸引するというデモが行われました。「フィルターが捕えたホコリなどを空気中に戻さないように、しっかりと密閉したシステムになっています」とドミニク・メイソン氏が語る通り、ファンの部分からスモークのようなものが見えることはありませんでした
テーブルやデスクなどの上に置いて使うパーソナル扇風機として注目したいのが、新搭載の「Dyson Core Flowテクノロジー」です。
「2つの空気の噴流が衝突すると高い圧力が生じるという、『ハリアージャンプジェット』(ジェットエンジンの排気の向きを変えて垂直飛行を行うジェット戦闘攻撃機)の空力特性を応用し、気流を噴射する新しい方法を開発しました。個人のニーズに合わせて正確な角度で気流をコントロールするという画期的な噴射方法です」(ドミニク・メイソン氏)
必要な場所に向けて正確に清浄された空気を送り出せるため、デスクやテーブルの上などに設置して自分だけに風を当てるパーソナルな扇風機として使い勝手がよさそうです。ただし70度の首振り機能はリモコンでオン・オフできるものの、角度調整は本体上部のドームを手動で調整するスタイルになっています。
▲Dyson Pure Cool Meのカットモデル。上部のドームを前後に動かすことで、風の向きをコントロールできます
パーソナル空間向けのため、静音性にも注意を払ったとのことです。
「空気の流れと空気清浄機能だけでなく、使用体験における静音性も非常に重要です。そこで実際の使用環境を再現し、製品から約20cmの距離にマイクを置いて音量だけでなく、どのような音を出しているのか音質の計測も行いました」(ドミニク・メイソン氏)
本体前面には液晶ディスプレイを搭載していますが、本体に内蔵する照度センサーによって使用環境の明るさを計測し、暗くなると自動的ににオフにする機能も備えています。また、30分から8時間まで事前に設定した時間が経過すると自動で電源がオフになるスリープタイマーの設定も可能です。
▲本体前面に液晶ディスプレイを搭載。リモコンも前面に装着できるようになっています
デスクやテーブルの上に置ける空気清浄ファンとしてはDyson Pure Coolテーブルファンもありますが、本体サイズは幅35.2×奥行き22.3×高さ69.1cm(Dyson Pure Cool Meは本体幅24.5×奥行き24.5×高さ40.1cm)と、Dyson Pure Cool Meに比べてかなり大きめです。そういう意味では、まさにパーソナル空間向けの空気清浄ファンが初めて登場したと言えます。
>> ダイソン
(取材・文/安蔵靖志)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
幼児がいるので空気清浄機をずっと「つけっぱなし」にしてます。雨の日の衣類乾燥にも使ってて便利なのですが「電気代」はどれくらいでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年11月24日 3時40分
-
【11月22日投票開始】おかげ様で10年目! 2024年のナンバーワン家電を決める「家電大賞2024-2025」が開幕!!
PR TIMES / 2024年11月22日 15時45分
-
動物病院の収益増に! 院内に空気清浄機を置くだけの『OKUDAKEビジネス』、専用サイトオープン
PR TIMES / 2024年11月20日 13時15分
-
掃除機のフィルター掃除はどれくらいの頻度ですれば良い? 怠ると何が起きる? 【家電のプロが解説】
オールアバウト / 2024年11月14日 21時20分
-
【SwitchBot】空気清浄機がついに登場!ペット向け&インテリアにもなる1台4役タイプの2モデル展開
PR TIMES / 2024年11月8日 12時15分
ランキング
-
1「運転する夫に『間違えてばっかり!』と怒鳴ったら、路肩に急停止。怖くて大ゲンカしましたが、私が悪いんですか?」投稿に回答殺到!?「お前が運転しろ」「料理してる時に言われたらどうする」の声も
くるまのニュース / 2024年11月26日 12時10分
-
2ダイソーで販売「グミ」に回収命令……「深くお詫び」 使用不認可の着色料を使用、5万7000袋を回収
ねとらぼ / 2024年11月26日 18時1分
-
3風邪の初期症状の正しい理解と市販薬の使い方を知る…「ひき始めに服用する」わずか4%
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月26日 9時26分
-
4究極に美味しい「たらこスパゲティ」の作り方。コツは1つだけ:11月に読みたい記事
女子SPA! / 2024年11月26日 8時44分
-
5「50代でモテている男性」3つの特徴。見た目が渋くてカッコいい「イケオジ」じゃなくてOK
日刊SPA! / 2024年11月26日 15時52分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください