30年以上作り続けられているランプの物語
&GP / 2019年4月20日 15時0分
30年以上作り続けられているランプの物語
あと数日で時代は「平成」から「令和」へ変わろうとしている今、30年以上前、すなわち古き良き時代の「昭和」に作られた“工事用ハンドランプ”が注目を集めています。
どこか懐かしく、暖かみのあるデザインと武骨なスタイル。古い映画に出てきそうな趣きのあるランプがいまなぜ、注目されているのか、その秘密を探ってみましょう。
「ヒゲじいランプ」(3024円)は、プロダクトデザインを中心に手掛けるクリエイティブユニット・TENTのデザイナー青木亮作氏の父・青木雄作氏が考案したもの。
1986年に販売され、2019年となった今でも当時と変わらぬデザインで、工事現場や工房などで30年以上、愛用され続けているハンドランプです。
頑丈で取り回しが良いこのランプを、家庭やアウトドアでも使いたい…そんな声が増えて注目を集めているようです。シンプルなデザインながら、さまざまな工夫が盛り込まれているこのランプは、やわらかく壊れにくい3色展開(白・赤・黄)の樹脂製のカバーがポイント。
電球を交換しやすいようにトップオープン方式になっています。フックは360度回移転し、なんとコードは長さ5m…さすが業務用。しかも軍手をつけていても操作しやすいスイッチ…アウトドアでの利用に最適です。
電球(100V・60W)があらかじめ付属されているのですぐに使えて、ますます便利。懐かしいデザインだけじゃない、機動性の良さも魅力のひとつと言えそうです。
▲「ヒゲじいランプ」のデザインを手がけた青木雄作氏
開発秘話に関する親子のインタビュー記事も読みごたえあり。いいものは時代を経ても形を変えずに生き残る。そんな強さを感じさせてくれる逸品です。
(文/&GP編集部)
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