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キャンパー最大の敵、強風に対する「タープ」設営テクニック

&GP / 2019年5月10日 20時0分

キャンパー最大の敵、強風に対する「タープ」設営テクニック

キャンパー最大の敵、強風に対する「タープ」設営テクニック

<不自由を自由にする野営スタイル>

<プライベート小型機で行くバックパック離島キャンプの旅-到着編->

「不自由は自由だ!」をモットーに、不便がいっぱいな自然の中でいかに快適に過ごせるかを考え、キャンプをしているRYUです。

前回の「チャーターしたプライベート小型機で行くバックパック離島キャンプ-出発編-」では、厳しい条件下で持っていく装備と荷物の軽減方法、離島にどうやって行くのかを解説しましたが、続編となる今回は、強風時に備えてのタープ(幕)の張り方をご紹介。

加えて、もうひとつ。小型ストーブを持っていない時のマル秘テクニック、ウッドストーブの作り方も伝授しちゃいます!

■キャンパー最大の敵、強風に対する設営方法

今回、離島キャンプを目指した理由のひとつが「厳しい条件下でも快適にキャンプができるか?」。伊豆大島は離島だから開放感あるし、快適なんじゃない? と思われがちですが、いやいやそんなことはありません。

伊豆大島でのキャンプについてWebで調べていくと、共通しているのが「強風」というキーワード。島なので海からの風が強く、多くのキャンパーが設営や装備に悩むということでした。

そこで以下の3つの理由から、今回のキャンプに持っていくタープ(幕)は「アクアクエスト Safari 3×3m」選びました。

1.変幻自在の張り方ができる
正方形で、ループが一辺に5個ずつ、センターに3個あるため、強風に対する張り方ができたり、立木に合わせて工夫したり、さまざまな張り方に対応。

2.防水性が高い
20,000㎜を誇る耐水性(参考までに30㎜/hで、バケツをひっくり返したような雨量だそうです)があり、万が一の雨にも対応できます。今回は雨の予報ではなかったのですが、普段行き慣れている場所ではないため、耐水性を考慮しました。

3.軽量コンパクト
重量730g、圧縮時のサイズは直径14×長さ9㎝と軽量コンパクトなので、バックパックに装備を詰めて持っていくキャンプには理想的な大きさです。

■今回はアレンジできる「ステルス張り」の変形バージョンで

「ステルス張り」というのは、その名の通りステルス戦闘機に似た形で、風に強く、入口をフルクローズにできたり、居住区間を広く取れたりするのが特徴です。

下の写真がステルス張りの基本形で、もともと風に強い張り方なのですが、これだと超強風時に後ろ側を開けて風の通り道を作る(風の影響をもろに受ける危険性を軽減するため)など、状況に応じて変化させにくいという弱点があります。

▲写真は「DDタープ 4×4m」で、中に蚊帳代わりの山岳用テント2人用をインサートしています

ということで、今回はこの基本形ではなく、ペグダウンが多く、入口が狭く、強風時に簡単に変形させらるという理由から、下記のような変形バージョンの張り方にしました。

ポイントは、強風を想定して低空に張っている点と、ポールを使わずに立ち木からロープで引っ張ることで入口から内部へのアクセスを簡易(入口のセンターにポールがない)にしている点です。

入口の立ち上げ部分のロープは立ち木にはふた結び、タープはトラッカーズヒッチでテンションを張ってます。

また、ロープに高さを出すため、ポール(枝)を立ち木に巻き結びで結び、立たせています。

また、もうひとつのタープ(の入口)も、私のタープからのロープを使って立ち上げています。そうすることで、余計なポールを使わず、皆が集える焚き火スペースを確保できるのです。

今回は幸いなことに強風ではなかったですが、強風を想定した張り方、居住空間確保のためのロープワークも使えると便利ですよ。

■ストーブを持っていない時のマル秘テクニック

今回の旅は、小型機に荷物制限があったため装備は最小限装備。5名で焚き火台は1台しか持っていきませんでした。もちろんストーブも持っていってなかったのですが、焚き火台を出すまでもなく、ちょっと米を炊きたいといったときに、小さいストーブがあると便利ですよね? そんな時に便利なマル秘テクニックをご紹介します。

空き缶で作れるミニウッドストーブ

そんな時は今回同行いただいた、私もお手伝いしている減災支援協会サバイバルプロジェクト野塾の塾長・大庭秀樹さんのマル秘テクニック。

空き缶を使ってウッドストーブが作れゃうのです!!

空き缶上部をコンクリートでこすって開口。缶の下部に薪を入れる三角形の穴、そして上部に空気流入の穴を開ければ完成です。大庭塾長は、これでお米を炊いて卵かけご飯を食べてました!!

意外と簡単にできるウッドストーブ。皆様も試してみてはいかがでしょうか?

* * *

今回は1人20~25kgという荷物の重量制限、強風が予想されたキャンプ地でのタープの張り方、少ない道具で相違工夫の仕方など、大変勉強になったキャンプでした。

次回はもっと過酷な状況下のキャンプをしてみたいと思ってます!!

>> 連載

(文・写真/RYU

RYU/横浜元町ミリタリーキャンパー

「不自由は自由だ!」をモットーに、不便さの中でいかに快適に過ごせるかを考え、キャンプをしております。 経験、スタイルを問わず、少しでも参考になる情報を発信して行きたいと思います。Instsgramアカウント @ryu chikazawa #不自由は自由だ #アウトドアをこじ開けよう 初代 @sotoshiru アンバサダー @tobuy_official インフルエンサー 減災支援協会サバイバルプロジェクト野塾 塾長補佐

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