どこまで速くなる?ナイキ史上最速シューズがさらに進化
&GP / 2019年5月10日 6時30分
どこまで速くなる?ナイキ史上最速シューズがさらに進化
ラスト1秒を削り出すために日々研鑽を続けるマラソントップランナー。そんな彼らの足元を支えるべく、ランニングシューズも進化を続けています。7月発売予定の「ナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%」(2万9700円)は、世界で活躍するトップアスリートの意見をきめ細やかにフィードバック、スポーツ科学の結晶として誕生したランニングシューズの最進化形。
頂点を目指す者のために開発された“ナイキ史上最速”のレース用シューズです。
「ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%」では、「ボストンマラソンのレース中に雨でシューズが重くなった」(シャレーン・フラナガン)などの声に応えて、アッパーには軽く通気性に優れた新素材 “ヴェイパーウィーブ” を新たに採用。汗や雨などの水分の吸収を抑え、軽さと快適さを提供します。
多くのランナーの意見を受けてミッドソールも改良。高い反発力とエネルギーリターンで推進力を生み出すフォーム素材 “ナイキ ズームX” の採用は、前モデル「ズーム ヴェイパーフライ 4%」と同じですが、フォームの量をさらに15%増量させるとともに配置を全面的に修正。
特にオフセット(前足部とかかとのソールの厚みの差)を11mmから8mmに抑えることで、高い安定感と効率のよい走りを科学的に実現しています。
また、ソールに適度な硬さを与えてランナーに推進力を感じさせるカーボンファイバープレートも引き続き搭載。フォームの増量にも関わらず、シューズそのものの重量は「ズーム ヴェイパーフライ 4%」と変わらないという軽さも驚きです。
さらに、雨の中ベルリンマラソンを走ったエリウド・キプチョゲ(リオデジャネイロオリンピック金メダリスト)らのリクエストに応えて、トラクションパターンのデザインも一新。路面状態の悪い中でも安定した走りができるように前足のグリップ性を改善。またアウトソールにつけた曲線パターンや深い溝がスムーズなターンを促します。
このほか、中心からややずらした位置に配置したシューレース、アキレス腱を保護するためにかかと内側に小さなフォームを配置するなど、トップランナーの繊細な感覚に応えた配慮を随所に搭載。限界に挑むランナーに、自由と自信をもたらす期待の一足です。
>> NIKE
(文/&GP編集部)
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