思っていたより安く買えるかも!? ドコモが最新スマホ10機種を発表!
&GP / 2019年5月17日 7時30分
思っていたより安く買えるかも!? ドコモが最新スマホ10機種を発表!
NTTドコモが2019年の夏モデルを発表しました。
ドコモは6月1日から新しい料金プランの提供を開始します。従来の「月々サポート」がなくなり、端末代と利用料金を完全に切り離す分離プランが始まります。わかりやすく言えば、端末代は割高になり、利用料金は安くなります。ですが、新しい料金プランは、家族一緒に加入したり、「ドコモ光」を契約するなど、条件によってお得度が差が出るプランです。
これまで提供していた、対象機種を購入した場合に毎月1500円が割引される「docomo with」というプランは終了しますが、新しいスマホに買い替えても、新プランを選ばずに「docomo with」を続けることもできます。使い方によっては、新料金プランよりも安くなる可能性もあるので、事前にシミュレーションしてみることをおすすめします。
前置きが長くなりましたが、新料金プランのスタートを機に発売されるスマホは10機種。高価格帯のハイエンドモデルが6機種、お手頃価格のスタンダードモデルが4機種です。
ハイエンドモデルは一括購入価格8万円以上ですが、実質的に1/3程度が割引される「スマホおかえしプログラム」という新サービスを利用できます。これは、36回の分割払いで購入し、2年使った場合に、端末を返却することを条件に、残りの12回分の支払いが免除されるというサービスです。もちろん、きっちり2年使わずに1年で機種変更しても12回分は免除されます。2年半使った場合は6回分が免除されるという仕組みです。この「スマホおかえしプログラム」利用時の実質価格も記載しておきますので、機種選びの参考にしてくださいね。
■「スマホおかえしプログラム」が使えるハイエンドモデルは全6機種
では、まず、ドコモでしか買えないモデルもラインナップされた、ハイエンドモデルを紹介しましょう!
▼HUAWEI P30 Pro
今夏発売
価格:8万9424円(スマホおかえしプログラム利用時は実質5万9616円)
▲カラバリはBlackとはBreathing Crystalの2色
世界的な老舗カメラメーカー・ライカが監修したクアッドカメラがアドバンテージ。広角(約4000万画素/F1.6)+超広角(約2000万画素/F2.2)+望遠(約800万画素/F3.4)のトリプルカメラに、さらに被写体深度や3D情報を取得するToFカメラも搭載しています。光学5倍ズームで撮影でき、画質がほとんど劣化しないハイブリッドズームで10倍、さらに最大50倍で撮影できます。約6.5インチの有機ELディスプレイには、通話内のスピーカーや指紋センサーを内蔵しています。4100mAhの大容量バッテリーも魅力。なお、防水とお財布には対応していますが、ワンセグは搭載していません。
▲ライカ監修のクアッドカメラは最大50倍のズーム撮影が可能
▲約6.5インチの有機ELディスプレイを採用。しずく型ノッチには約3200万画素のインカメラを搭載
▼Xperia 1
6月中旬発売
価格:10万3032円(スマホおかえしプログラム利用時は実質6万8688円)
▲グローバル版は4色展開だが、ドコモ版はBlackとPurpleの2色
スマホでは世界初の4K HDRに対応した有機ELディスプレイを搭載。アスペクトが21:9の「シネマワイドディスプレイ」は、映画やゲームを楽しむには最適。2つのアプリを同時に利用するマルチウィンドウを使う際に、高い視認性が得られることも魅力。標準(約1220万画素/F1.6)+望遠(約1220万画素/F2.4)+超広角(約1220万画素/F2.4)のトリプルカメラを搭載。ソニーのプロ向けの映画撮影用カメラの開発チームが監修した「シネマプロ」という映画のような動画が撮れる機能も搭載しています。防水、おサイフ、ワンセグ・フルセグにも対応。
▲「YouTube」を16:9で表示しつつ、16:9でウェブページも表示できる
▼Galaxy S10
6月1日発売
価格:8万9424円(スマホおかえしプログラム利用時は実質5万9616円)
▲カラバリはPrism White、Prism Black、Prism Blueの3色
約6.1インチの有機ELディスプレイを搭載しつつ、左右はほぼベゼルレスで、上下のベゼルも細く、ほとんどがでディスプレイという先進的なデザインを実現。背面に搭載されたトリプルカメラは、広角(約1200万画素/F1.5とF2.4の自動切り替え)+超広角(約1600万画素/F2.2)+望遠(約1200万画素/F2.4)という構成。F1.5という明るさで夜景を美しく撮影でき、123度の画角で景色を捉えることもできます。ディスプレイ内に超音波式の指紋センサーを搭載し、ワイヤレス充電に対応。防水、おサイフ、ワンセグ・フルセグも搭載する全部入りモデルです。
▲約1000万画素のインカメラを画面右上に搭載。ディスプレイの美しさも秀逸
▲Qi対応機器に逆充電することも可能。右のワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds」は予約購入者は申し込むと全員にプレゼントされる
▼Galaxy S10+
6月1日発売
価格:10万1088万円(スマホおかえしプログラム利用時は実質6万7392円)
▲カラバリはPrism Blackのみ
約6.4インチの有機ELディスプレイを搭載し、Galaxy S10と同じくトリプルカメラを搭載。S10はインカメラがシングルレンズですが、S10+は約1000万画素+約800万画素のダブルレンズで、背景をナチュラルにぼかしたセルフィーを撮れます。4000mAhの大容量バッテリーを搭載しているので、動画やゲームを楽しみたい人にも最適。
▼Galaxy S10+ Olympic Games Edition
7月下旬発売
価格:11万4696円(スマホおかえしプログラム利用時は実質7万646円)
▲ハードウェアのスペックはGalaxy S10+の共通。5月16日からオンラインでの事前予約受付開始
Galaxy S10+の背面に東京オリンピックのロゴをあしらった1万台限定モデル。限定デザインのワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds」も付属します。
▼AQUOS R3
6月1日発売
価格:8万9424円(スマホおかえしプログラム利用時は実質5万9616円)
▲カラバリはLuxury Red、Platinum White、Platinum Black
6.2インチのディスプレイは、10億色を表現できる「Pro IGZO」を採用。動画用(約2010万画素/F2.4)+静止画用(約1220万画素/F1.7)のAI対応のデュアルカメラを搭載し、動画撮影中にAIが判断した静止画を記録できたり、自動でショートムービーが作成される機能も楽しめます。防水、おサイフ、ワンセグ・フルセグにも対応しています。
▲動画撮影時のブレが大幅に低減されていた
■コスパが魅力のスタンダードモデルは全4機種
3〜4万円台で買えるスタンダードモデルは4機種。「スマホおかえしプログラム」は適用されませんが、従来の12回払い・24回払いに加えて、36回の分割払いも可能。個性派ぞろいで、コストパフォーマンスを重視する人には最適です。
▼Xperia Ace
6月1日発売
価格4万8600円
▲カラバリはPurple、White、Blackの3色
5インチ画面のコンパクトモデル。Snapdragon 630(最大2.2GHz)と4GBのRAMを搭載しているので、操作性の面でも安心。約1200万画素のアウトカメラでは「4コマフォトストーリー」などを撮影でき、約800万のインカメラは約120度の超広角で撮影できます。防水、おサイフに対応。
▲コンパクトで片手で操作しやすそうな印象
▼LG style2
7月発売
価格:3万8880円
▲カラバリはBlackとGoldの2色。3万円台には見えないリッチな質感
3万円台ながら、6インチの大画面ディスプレイを搭載し、デュアルカメラ(標準+広角)も搭載。3900mAhの大容量バッテリーを搭載しているので、移動中もスマホを手放せないという人にはもってこいでしょう。防水、おサイフ、ワンセグにも対応しています。
▲約1620万画素+約1310万画素のデュアルカメラはAIに対応
▼arrows Be3
6月上旬発売
価格:3万3048円
▲カラバリはWhite、Black、Pinkの3色
5.6インチの有機ELディスプレイを搭載。防水・防塵だけでなく、米国の資材調達規格「MIL」の23項目をクリアするという頑強ボディを実現。うっかり落としても画面が割れにくく、長く使い続けたい人には安心。背面に搭載した指紋センサーは、簡単に画面表示を拡大できる機能も備えています。おサイフ、ワンセグにも対応。
▲氷の中に閉じ込めても、ちゃんと着信するというデモンストレーション
▼Google Pixel 3a
6月上旬発売
価格:4万6656円
▲ドコモが取り扱うカラバリはCleary WhiteとJust Blackの2色
グーグルが5月8日に発表した、Google Pixel 3の廉価版モデルとなる「Pixel 3a」も発売されます。5.6インチの有機ELディスプレイを搭載し、カメラ性能に定評があるモデルです。グーグルが販売するSIMフリー版は4万8600円ですが、ドコモ版は2000円ほど安い価格設定になっています。なお、6インチ画面の「3a XL」はドコモでは取り扱わないそうです。
* * *
以上、一気に紹介しましたが、発売までは少し時間があります。料金プランをどれにするかも含め、じっくり検討してみてくださいね。
>> NTTドコモ
(取材・文/村元正剛)
iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。
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