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待ってた!CB缶で唯一無二の分離型、SOTO「FUSION ST-330」【アウトドア銘品図鑑】

&GP / 2019年6月15日 11時0分

待ってた!CB缶で唯一無二の分離型、SOTO「FUSION ST-330」【アウトドア銘品図鑑】

待ってた!CB缶で唯一無二の分離型、SOTO「FUSION ST-330」【アウトドア銘品図鑑】

世界中のアウトドア愛好家から「技術のSOTO」として知られる新富士バーナーのアウトドアブランド「SOTO」。

新富士バーナーの歴史は、1978年の工業用トーチからはじまりますが、SOTOの誕生はアウトドアブームまっただ中の1992年のこと。当時はSNSなんて気の利いたモノはありませんでしたが、それでも人づてに「焚き火には新富士バーナーのトーチが使える」という噂がキャンパーの間で広まっていた頃のことです。

パワフルなOD缶全盛のなか、あえてランニングコストが良好なCB缶を使用して、だれもが手軽に使える燃焼器具を発表。現在はOD缶やガソリンを用いるストーブもラインナップされていますが、それでも主流はCB缶を装着するタイプとなっています。

そんなSOTOブランドの中で、今季、大注目なのが分離型ストーブ「FUSION ST-330」(9000円/税別)。SOTO担当者が驚くほどの爆売れ中なんです。

「FUSION」以前は、「ST-301」というロングセラーモデルがありますが、その前身はSOTO誕生直後に登場したストーブ。30年近くほぼ同じデザイン、機能を維持している名品です。これにマイクロレギュレーターを搭載したのが「FUSION」…なんですが、比べてみると30年の進化が目に付きます。

「FUSION」がどう進化し、何がキャンパーの心をわしづかんだのか? 調べてみました。

 

■デザイン

「FUSION」のホースは、「ST-301」の黒いホースとは違い、「MUKA」や「ストームブレイカー」によく似ています。しなやかで、デザインも洗練されたように思えます。また、SOTOの分離型ストーブはどれも3本脚のゴトクですが、「FUSION」は待望の4本脚! 安定感抜群ですね。外形は410×120×H90mmです。

ゴトクをたたみ、ホースをまとめるとこんな風に片手で持てます。110×75×H90mmです。重量は250gで徒歩キャンプでも無理なく持ち運べますね。
ちなみにゴトクのたたみ方も、下部のネジを回す「ST-301」式ではなく、少し上に持ち上げてから横にたたむ「ストームブレイカー」と同様のたたみ方です。

点火スイッチは燃料のすぐわきに付いています。「ST-301」はバーナーの脇だったので、30年の間に大きく進化したことを実感できます。

燃料側のスタンドはこんな感じ。接続部分に小さなプレートが付いていて、これがいい仕事をしてくれます。コンパクトですが、転がることはありません。

■機能

一番進化を感じるのは、なんといってもマイクロレギュレーターでしょう。

分離型ストーブは安定性が高く、クッカーと燃料との距離をかせげるため大鍋料理に対応できます。

ところが、アウトドア市場にはCB缶を用いる分離型ストーブはさほど多くありません。あくまでファミリーキャンプのサブバーナーという位置づけの製品が多く、大きくてかさばるものがほとんど。というのも、どうしても煮込み料理など長時間連続使用する場合や秋冬キャンプなど低温時の使用では火力が不安定になってしまうから。

「FUSION」はマイクロレギュレーターを搭載することで、いつでもどこでも安定した火力を発揮します。実際、魚の燻製とポークの煮込みを作ってみましたが、とろ火で炎が安定していましたよ!

最大火力は2.6kW(2200kcal/h)。けれど、実際のところストーブは火力自慢であればいいというわけではありません。

日本はお米の国。キャンプで米を炊く人は多く、求めているのは高火力かつとろ火も実現すること!

「FUSION」はやわらかなとろ火もパワフルな炎も、どちらも手に入ります。

気になる燃費は、パワーガスST-760使用で1.5時間となっています。作る料理の種類によりますが、ソロはもちろんファミリーであっても1泊なら2本あれば十分でしょう。

ゴトク径は165mm。ゴトクは4本になったので、SOTOの小型アルミクッカーセットを置いても不意に落ちる不安はありません。

もちろんナビゲータークックシステムやステンレスヘビーポット「GORA」のように大きめの鍋だって載せて調理できます。これは頼もしい!

ゴトクは刻みが入っています。これはSOTOではおなじみですね。

炎口は約300個。すり鉢状のヘッドのため、風防は低いけれども耐風性は良好です。

「ST-301」のコンセプトをベースに、レギュレーターストーブで話題となった「マイクロレギュレーター」や、火力調節つまみ、「MUKA」で生まれたしなやかホース、「ストームブレイカー」をアップデートしたかのようなゴトクなど、SOTOの技術が詰まった1台が「FUSION」です。

しかも、炊飯や煮込み料理も短時間の湯沸かしも、なんでもござれ。ソロキャンプはもちろん、鍋料理なんかにも重宝します。

サブバーナーではなく主役級。料理好きなら手に取る価値、あります。

>> 新富士バーナー「SOTO」

 

>> [連載]アウトドア銘品図鑑

(取材・文/大森弘恵)

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