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約1時間で水出し完了!しかもしっかり苦味アリ!夏のアイスコーヒー作りの本命見つけた

&GP / 2019年7月7日 21時0分

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約1時間で水出し完了!しかもしっかり苦味アリ!夏のアイスコーヒー作りの本命見つけた

<&GP編集部員が買ってみた!使ってみた!>

コーヒージャンキーではありますが、1年中いつ何時でも淹れたてのドリップコーヒーしか飲まないなんてハードボイルドなことは決してなくて、夏の暑~い日にはやっぱりキンキンに冷えたアイスコーヒーが飲みたくなります。

アイスコーヒーで一番美味しいのは、淹れたてのコーヒーを氷で急冷したモノなんですが、ゴクゴク飲んでしまうアイスコーヒーだからこそ、もっと量が欲しい! Yes, More Volume!

そこで、最近よく見かけるようになった“コールドブリュー”、要するに水出しコーヒーを試してみたものの、いかんせん物足りない。一晩かけてゆっくり抽出するため、個々のコーヒー豆が持つ苦味や酸味、甘みといった個性の部分がすべてまろやかになってしまう。コーヒー独特の個性が苦手という人にはピッタリではありますが、できればもうちょっとガツンとしたモノが飲みたい。

そんなことを思っていたら、自作アイスコーヒー難民から脱出できそうな秘密兵器を見つけました。それがコーヒー器具メーカー、ハリオの「スロードリップブリューワー ハリオ 雫」(5500円/税別)。商品名に“ドリップ”と付いているところが気になります。そそくさと購入し、さっそくアイスコーヒーを作ってみました。

■ポタポタと点滴式だから“雫”

箱から取り出してみると、パーツは4つ。ガラス製のポットのようなモノが2つ(うち1つには取り外せるゴムパーツ付き)に、ステンレス製で小さい穴が無数に開いているモノ、そしてゴム製のフタ。

組み立てるとこんなに背が高くなります。高さ約35cm。なかなか圧巻です。

挽いた粉を入れるステンレス製のストレーナーを見てみると、穴はかなり小さい。エスプレッソ用の極細挽きではこぼれるかもしれませんが、細引き程度なら大丈夫そう。

水を入れる上部ポットの底には突起が付いています。

裏側にも小さな突起が。

このポットを上からよーく覗いてみると、小さな穴が2つ開いています。ここから水がポタポタと落ちる仕組みです。

ドリップコーヒーでは、お湯を入れる際に小さな雫にしてポタポタと粉に落とす方法があります。“点滴式” “点滴法” “点滴抽出法”などといわれるもので、ゆっくりと粉にお湯を染み込ませることで、コーヒー成分をしっかり引き出せる方法です。

この「スロードリップブリューワー ハリオ 雫」も、点滴式でお湯、ではなく水をゆっくり粉に落としていくため、しっかりとコーヒーの味を引き出せるようになっているんです。だから商品名が“雫”なんですよね。

そしてこの日、用意したコーヒー豆は、奮発してスターバックス リザーブの「ルワンダ ムホンド」(250g 2400円/税別)。一度お店で飲んだことがあるのですが、ちょっとチョコレートのような風味があり、酸味もコクもそこまで主張せずという、とてもバンラスの取れた豆でした。さてこの豆がいったいどんなアイスコーヒーになってくれるのか…。

■粉は中細挽きと書いてあるが…

説明書によると、豆50gを使って600ml抽出するとのこと。最初なので素直に従います。

さらに中細挽きの粉を使うと書いてあったのですが、あっさりしたものが飲みたかったので、あえて自宅のコーヒーミルを中挽きに設定し、50gをガーッと一気に挽きます。

豆を挽き終わってできた粉がこちら。ちなみに、もちろん買ってきた粉でもOKです。もしお店で挽いてもらう場合は「中細挽きで」とお願いしましょう。

挽いた粉をストレーナーに入れます。

そして、少しだけ水を入れる。

先に粉全体を湿らせておかなければいけないようです。

説明書では「マドラー等の長い棒でかき混ぜる」と書いてありますが、マドラーなんてないのでお箸でグリグリ。

底までしっかりまぜまぜしました。結構深いので、しっかりと。

全体がほどよく湿ったところで、ポットに装着。取り付けるとすぐにポットが曇ってきたぞ! そして最後に付属の小さなペーパーフィルターをのせます。

おそらく、落ちた水がこのフィルターに染みていき、フィルターをつたって粉全体に満遍なく水を染み込ませていくんだと思います。ドリップコーヒーを淹れる時は、最後にお湯をドリッパーに一気に注いで粉が浸るようにするため、粉全体にお湯が行き渡ります。しかし、真ん中からポタポタ落とすだけで、落とす場所も同じになってしまうこの方式だと、全体には水が行き渡らないですしね。ちなみにこのフィルター、50枚付属しています。市販のペーパーフィルター買って、真ん中に×の切れ目を入れれば自作できるかも…。

■コーヒー好きも満足のガツンとくる味わい!

ここでようやく水の出番。

ポット2つを合体させ、上のポットに水を入れていきます。

量は600ml。ポット側面に印が付いているので、量らなくてもOKです。水平線の少し上にある白い線が印です。

と、水を入れたとたんに抽出が始まりました。おー! 結構濃そうな色だ。

ストレーナーに目を向けると、底からむにゅっとコーヒーが染み出しています。初めに粉全体を湿らせておいたために、すぐに抽出されるのかも。ということは最初のポタポタは、湿らせるために入れた水の分とすると、長時間浸っていたので濃いのは納得。

あとはほったらかすだけ。水が落ちきれば完成です。

そして50分後…。

全部落ちきりました! ドリップだけど水出し。言うなれば“水出しドリップコーヒー”、ってそのまんまですね…。

説明書には1時間前後でできあがると書いてありましたが、それよりちょっと早く終わりました。おそらく粉の挽き具合で時間は変わってくると思います。もう少し細かく挽けば、1時間ぐらいはかかったかもしれません。

ということで、上のポットを外して…、うぉっ! コーヒーこぼした! ストレーナーについていた雫が落ちた模様。ポットを外すのはキッチンの流しなどにしましょう…。

上のポットに付けていたゴム製のフタは、下のポットにも付けられます。フタにはへこみがあるので、そこが注ぎ口部分に合うようにフタをして…、いざ氷を入れたグラスへ!

入れてみると、色は結構薄く見えます。もっと濃いかと思っていましたが、これはちょっと期待できそうだぞ…。

飲んでみると…、おぉしっかり苦味がある! そして見た目とは違い、結構濃い! 氷を入れてちょうどいいかも。水出しだと、全体的に丸みを帯びたようなまろやかな味わいになりますが、このコーヒーは苦味がガツンとくるので、いわゆるコーヒーらしさがあります。さすがに酸味や甘みは遠~くになってしまいますが、それでもほんのり感じられます。

ドリップコーヒーを急冷したモノと水出しコーヒーの中間ぐらいの味わいと言えばいいかもしれません。水出しコーヒーじゃ物足りないという人も、結構満足できるのではないでしょうか。これを1時間かからずに作れるなんて、悪くないぞ! 下のポットに入れてそのまま冷蔵庫で冷やしておけば、ガツンと苦味のある冷え冷えのアイスコーヒーが楽しめるし。今年の夏は、これで作ったコーヒーを氷と一緒にマイボトルに入れて、仕事に向かおう、といま決めました。

>> ハリオ「スロードリップブリューワー ハリオ 雫」

 

(取材・文/&GP編集部 円道秀和)

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