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ザ・ノース・フェイスのウエストバッグとスリングバッグ。使い分け方、見つけました!

&GP / 2019年8月25日 21時0分

ザ・ノース・フェイスのウエストバッグとスリングバッグ。使い分け方、見つけました!

ザ・ノース・フェイスのウエストバッグとスリングバッグ。使い分け方、見つけました!

<&GP編集部員が買ってみた!使ってみた!>

ザ・ノース・フェイスの公式HPを見ていたら、新作「ランバーパック」でふと手が止まりました。

「なんで気づかなかったんだろうか!」

そう『&GP』では、サコッシュやウエストバッグ、ミニリュックの記事をたくさんアップしているし、編集部員も全員使っているのに、これまで自分で買って日常で使うという選択肢が頭に浮かばなかったのです。

もちろんこれまでウエストバッグは使ってきました。海外旅行での街歩きには活躍しましたし、撮影時のサブバッグとしても重宝しました。ところがデイリーユースでは、トートバッグばかり。完全に抜け落ちていたのです。

ということで早速、ザ・ノース・フェイスの「ランバーパック」(5400円)を購入。併せて、これまで使ったことがなかったスリングバッグ「エレクトラスリングS」(5400円)も入手しました。

2つのバッグ、容量は違いますが、同じ価格。しかも、同じように肩にかけて使うバッグ。実際使った結果、どう使い分けたらいいのか、どんなシチュエーションが向いているのかが見えてきました。

■シンプルデザインでどんなファッションにも合わせやすい

購入したウエストバッグは、ザ・ノース・フェイスの定番「ランバーパック」の新作。機能性を前面に打ち出したモデルではなく、メインコンパートメントにフロントポケットが付いただけのシンプルな昔ながらのデザインです。今回はアウトドアユースを想定していないので、これで十分。

カラーは、ブリティッシュカーキ(BK)とどちらにするか悩みましたが、普段持っていないということと、ブリティッシュカーキだとチノパンや冬に着るステンカラーコートと馴染みそうだと思いニュートープグリーン(NG)に決定しました。

▲Lumbar Pack(ランバーパック)。カラーは、ニュートープグリーン。デザインは昔からある形で、使いやすい。赤いファスナーストラップがアクセントに

ウエストバッグは、機能面から選ぶ場合と、デザイン面から選ぶ場合(もしくは両方)があると思いますが、今回はデイリーユースなのでデザインで決めました。だから、ペットボトルホルダーも要らないですし、ポケットがたくさん付いている必要もありません。ごくごくシンプルで、ミニマルなデザインのウエストバッグです。

容量は、デイリーユースに適した4リットルでサイズはH15×W37×D7cm。シンプルな1気室構造で、中にはポケットなどはありません。今回、お出かけ時に持っていったのは、帽子、長財布、ミニ財布、手ぬぐい、ティシュ、鍵。これでフルになる容量です。長財布がなければ、小さいペットボトルは入れられます。お出かけには必要にして十分なサイズと言えます。

開閉しやすいダブルスライダー仕様。シンプルな1気室構造なので、荷物の取り出しに迷いはありません。

普段、パソコンを持ち歩かないのであれば、今使っているリュックが6リットルですので、通勤もこれで十分な気もしました。

素材は、耐久性が高い600デニールで、環境に配慮した100%リサイクルポリエステルを使用。重量は190gで、リップストップナイロン製のように軽量というわけではありませんが重さは感じません。

フロントには小物の仕分けに便利なジッパー付きポケットを配備。スマホは入りますが、マチがあるわけではないので、モバイルバッテリーなど厚みのあるものは入れられません。正確には、入れられますがメインコンパートメントを圧迫しますし、取り出しにくいのであまりオススメはできません。

今回購入を決めた理由のひとつが、クラシカルなデザインと落ち着いたカラーの仕上げ。ワンポイントのビンテージタグが、外観上のアクセントになっています。カラーは、ニュートープグリーン(NG)。このほかに、(BK)ブリティッシュカーキが用意されています。

■シンプルで、体にフィットして背負いやすい

スリングバッグのイメージは雫型で、イマイチ用途が分からず、初めて購入。容量が9リットルの「エレクトラスリングL」も用意されていますが、大量の荷物を持つことは想定していないので、2リットルのSに。

細身でシンプル、マットな質感の素材、落ち着いた雰囲気のブラックカーボネイト(BC)を選んだので、カジュアルからちょっと大人スタイルにも合いそうです。

▲Electra Sling S(エレクトラスリングS)。体にフィットしやすいシングルショルダーストラップ。カラーは、ブラックカーボネート

スリングバッグの選択基準に明瞭な答えを持っていませんが、休日に使うぐらいであれば2リットルで正解。容量が多くなればなるほど、荷物を詰め込みます。その分、下方向に荷重がかかり、シングルショルダーストラップなだけに、片側の肩に負担がかかります。ある程度の容量が必要な場合は、ミニリュックを選択した方が楽な気がします。

140gと軽く、体にフィットするため背負い心地は良好ですが、身長によっては、きっちりストラップを調整しないと、底部がヒジにあたることも。

サイズはW14.5×D9.5×H44.5cmで、容量は2リットル。メインコンパートメントは大きく開閉できる1気室構造で、長財布と手ぬぐい、ティシュ、鍵でフルになる容量です。小さめサイズならもっと余裕はあります。本体内部には、フリースライニングスリットがあり、チケットやカードなど、薄いものは収納可能。

ワークアウトユースに適したスリングバッグということなので、本来はタオルやTシャツなど、柔らかいものを入れて背負うのが正しいのかもしれません。

シングルショルダーで前に持ってきやすく、中身を簡単に取り出せます。中身も少ないので、どこにあったっけ?なんてことはありません。

ご近所散歩はもちろんですが、会社に置いておいてランチに行く際に財布やIDパス、ハンカチなどを入れて持っていく、という使い方が今のところベストです。

本体と同色のロゴはラバープリント。ファスナースライダーはアウトドア感はなく、アーバンスタイルな仕上げ。カラーは、ブラックカーボネート(BC)のほかに、アスファルトグレー(AG)、ホワイトメタリックメランジ(WM)を用意。

ストラップの調整はしやすく、着脱パーツも片手でしっかり取り外せ使い勝手に優れいています。

本体素材は420Dナイロンで、フロントにはパワーストレッチ素材のメッシュポケットを装備。伸びるので、硬いものよりも、タオルや小物などを一時的に収納するのに便利です。入り口がフラップ式なので、中身は落ちにくい構造になっています。

背面はパッド入りでしっかり背負い心地も良好です。

メインコンパートメント下部にはマチがあり、収納物が落ちない仕様。350mlの缶がぴったりと収まるくらいのサイズです。

メインコンパートメント上部にはキークリップが付属。縦型ショルダーの場合、どうしても上部は空きがちなので、空間の有効利用としてはベスト。しかもファスナーを少し開けるだけで、鍵を取り出せるので使いやすい仕様になっています。

*  *  *

今回、容量4リットルのウエストバッグと、容量2リットルのスリングバッグを使ってみましたが、形状の違いというよりも容量の違いが大きかったです。

改めてになりますが、ウエストバッグは休日のお出かけや、旅行先のサブバッグはもちろん、落ちついた色であれば通勤にも使える可能性を感じました。特に購入したランバーパックは色もキーポイントなので、カジュアルに使うならランバーパックがぴったり。

一方、スリングバッグはお出かけ用というよりも本当にポケット感覚。パンツのポケットが重くなったり、服やパンツの型崩れが嫌な時に使う感覚。持ち歩くなら散歩程度。シューズを預けてあるジムや、マットを預けてあるヨガなどに行く際には重宝しそうです。

またシンプルできれいなフォルムなので、大人スタイルのファッションが多いならこちらがオススメです。

■【番外】秋の長雨。レインコートに合わせるとこんなイメージ

Tシャツやハーフパンツといった夏の軽装時のポケットとして使うのはもちろんですが、これから秋になり雨が多くなってきた時、この2つは小さく、体に密着するので中身が濡れにくく、重宝するのではないかと考えてレインコートと合わせてみました(若干、補正具合で色味が異なっていますが)。

落ちついた紺色のレインコートと合わせた場合、黒い「エレクトラスリング」の方が、大人のイメージになります。「ランバーパック」はどちらかというと、コートよりもジャケットタイプの方が合いそうです。

ストライプのレインコートと合わせた場合、カジュアルでグリーンがアクセントとなるので、「ランバーパック」でも問題なさそうです。

 

>> ザ・ノース・フェイス

(取材・文/&GP編集部 澤村尚徳)

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